目黒・女性殺害 元交際相手に無期懲役求刑
東京・目黒区で会社員の女性が行方不明になった事件で殺人などの罪に問われている、元交際相手の男の裁判で、検察側は無期懲役を求刑した。 無職の佐賀慶太郎被告は2016年、元交際相手の女性を東京・目黒区のマンションで殺害、遺体を解体し、遺棄した罪に問われていて、佐賀被告は殺人の罪について否認している。 10日の裁判で、検察側は「事前に遺体解体の準備メモを作るなど、殺意は明らか。完全犯罪をもくろんだ冷酷非情で残虐な犯行で、動機も恋愛感情の逆恨みからのもので、身勝手きわまりない」と指摘し、無期懲役を求刑した。 一方、弁護側は「佐賀被告はひどい人間でうそをつくが、うそつきが全て人を殺すわけではない。貸していた金を返してほしくて被害者の家に行ったに過ぎず、殺害はしていない」と改めて殺人の罪について無罪を主張した。 最後に佐賀被告は「いつか生きて出所することがあれば、遺体捜し関連を続けたいと思います」と話し、結審した。 判決は14日に言い渡される予定。
東京2018.12.10 14:58