今回は、山口百恵が歌って大ヒットした
「いい日旅立ち」を観てみます。
書いたのは、元アリスの谷村新司!
発売は、1978年11月です。
この曲は、当時の国鉄が全社的に行なった
旅キャンペーンのテーマとして取り上げられた曲でした。
大変素晴らしい曲です。
メロディーライン、歌詞ともに傑作です。
ところがこのメロディーライン、
どこかで聞いたような気がしないでしょうか?
おそらく普通に聞いていると
全く分からないと思われますが,
確かに以前聞いたことがある
過去の同じく大ヒット曲のメロディーラインに
似ていると思われます。
その曲は、
1972年に
ビリーバンバンと言うフォークデュオが歌って大ヒットした
「さよならをするために」
(作詞は石坂浩二氏、作曲は坂田晃一氏)
です。
この曲も偶然ですが
当時のテレビ番組のテーマ曲として用いられました。
このビリーバンバンが歌って大ヒットした
「さよならをするために」ですが
とても素晴らしい曲です。
メロディーラインはもちろん、
歌詞も大変素晴らしいです。
発売は、1972年2月です。
ですので、当時の日本の流行歌という音楽市場には
2つの音楽市場しかありませんでした。
1つは、歌謡曲や演歌の市場で
もう1つは、洋楽の音楽で市場です。
そんな音楽市場に
突然に大変革となる曲が登場します。
吉田拓郎氏の「結婚しようよ」です!
この曲の登場によって
それまで2つしかなかった日本の流行の音楽で市場ですが
新たに「日本のフォーク」という
新たな音楽市場を創造する事になります。
当然、それまでのリッスナーとは違う
新たなリッスナーの登場でもあります。
それだけではありません。
吉田拓郎氏の登場は
それまでの2つしかなかった音楽市場の音楽の制作過程を
ことごとく破壊しました!
それまでの音楽制作の過程は、
各役割分担による分業と言う形態でした。
同時に新たな音楽インフラをも創造しました。
まさに革新者です。
そんな新たな時代の幕開けのさなかに発表されたのが
このビリーバンバンの
「さよならをするために」でした。
To be continued,
☆
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