(cache)Oracle Java SE サポート・ロードマップ

Oracle Java SE サポート・ロードマップ


(2018年 11月18日更新)

オラクルは、利用可能なメンテナンスとサポートのオプション、関連するタイムライン を把握していただくために、この Oracle Java SE サポート・ロードマップを公開しています。もしオープンソースライセンスのもと、オラクルから提供される無償のJDKリリースやアップデートをお探しの場合は、 jdk.java.net を御覧ください。 新しい Java SE のリリースモデル オラクルによる OpenJDK ビルドの提供について確認いただき、企業や個人での利用に対し最善の判断をしていただきたいと考えています。
   
以下のガイダンスは3種類の Java ユーザーに適用されます:

オラクルカスタマー: オラクルカスタマーは、次の1〜3のいずれかが有効であるオラクルのお客様です。 (1) Java SE Subscription または Java SE Desktop Subscription, (2) Java SE Advanced, Java SE Advanced Desktop, Java SE Suite のサポート契約, (3) 他のオラクル製品を利用するために必要な Java SE のサポートを受ける権利(参考:My.Oracle Support Note 1439822.1 - All Java SE Downloads on MOS – 英語、My Oracle Support へのログインが必要)

商用ユーザー: 商用ユーザーは、オラクルカスタマーではなく、第三者から供給または自ら開発した Java アプリケーションと共に Java SE を無償で ビジネス・商用・製品目的で利用する個人または団体です。

個人ユーザー: 個人ユーザーは、個人のデスクトップパソコンやノートパソコンで Java SE を無償で利用する個人です。個人ユーザーには Oracle Java SE を、趣味や教育目的でのアプリケーション開発、ゲームや消費者向けに作られたアプリケーションの実行に使用する個人を含みます。

Oracle JDK とオラクルによる OpenJDK ビルド

2017年9月より、 オラクルはオープンソースライセンス (Linux 同様)で利用できる OpenJDK のリリースを提供しています。Java SE 11 (2018年9月リリース、 “18.9 LTS”) よりオラクルは、オープンソースライセンスのもと全てのユーザが無償で利用できるリリースの提供に加え、商用サポートされ、オラクル製品と共に利用できるリリースも提供しています。 より詳しい情報は、 Oracle JDK Releases for Java 11 and Later (英語) をご確認ください。

公式アップデートおよび Java SE サポートに関する以下の日付は、 Oracle Java SE バイナリ製品に含まれる商用にサポートされた Oracle JDK リリースにのみ適用されます。オラクルが提供する OpenJDK リリースの入手とコミュニティサポートについては jdk.java.netでご確認ください。
 

Java SE 8 の 公式アップデート終了

Java SE 8 は、まもなく過去のリリースとして公式アップデートの終了を迎えます。オラクルは、個人ユーザー向けに2020年12月末まで、商用ユーザー向けに2019年1月末までは Java SE 8 の公式アップデートおよび自動更新を提供します。この期間内において、個人ユーザーは無償の Java SE 8 アップデートを java.com (または自動更新) から引き続き入手でき、商用ユーザーは、 無償の Java SE 8 のアップデートを OTN から BCL ライセンスのもと入手できます。2019年4月に予定されている Critical Patch Update より、オラクルカスタマーはオラクルが提供する商用向け Java SE 8 のアップデートを My Oracle Support 経由または必要に応じ企業向け自動更新により入手することができます (参考:My.Oracle Support Note 1439822.1 - All Java SE Downloads on MOS – 英語、My Oracle Support へのログインが必要)。

自動更新(auto update)機能でデスクトップの Java SE 8 を後継のバージョンへ移行する計画はありません。これには Java Plugin と Java Web Start も含まれます。ブラウザでアクセスできるシステム JRE に頼るのではなく、アプリケーション開発者に対し Java SE 9 で導入されたパッケージングオプションを使用し 、開発した Java アプリケーションを、カスタムした独自ランタイムを含むスタンド・アローンアプリケーションとして再パッケージして配布することを推奨します。

全てのユーザーが利用できる無償かつオープンソースの最新リリースは jdk.java.net として存続しています。


Oracle Java SE 製品のリリース

オラクルは Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー に記載されているように、 Oracle Java SE 製品に対する Oracle Premier Support をお客様に提供します。Java SE 8 より後の製品リリースでオラクルは3年ごとのリリースに対して、長期サポート(Long-Term-Support:LTS)リリースの指定を予定しています。Java SE 11(18.9 LTS)は LTS リリースです。Oracle Premier Support の non-LTS リリースは、直近の LTS リリースに対して機能拡張の実装が積み上げられたセットと見なされます。新しいフィーチャー・リリースが利用可能となると、これまでの non-LTS リリースは置き換えられたものとみなされます。例えば、 Java SE 9 は non-LTS リリースでしたが、Java SE 10 (non-LTS) に置き換えられ、Java SE 10 もまたすぐに Java SE 11 に置き換えられます。しかし Java SE 11 は LTS リリースなので、オラクルカスタマーは Java SE 12 がリリースされた後も Oracle Premier Support と定期的なアップデートリリースを受けることができます。

Oracle Java SE 製品の主要な日付の例を次に示します:

Oracle Java SE サポート・ロードマップ *†

リリース 利用開始(GA)日 Premier Support
期限**
Extended Support
期限**
Sustaining
Support**

6 2006年12月 2015年12月 2018年12月 無期限

7 2011年7月 2019年7月 2022年7月 無期限

8 2014年3月 2022年3月 2025年3月 無期限

9 (non‑LTS) 2017年9月 2018年3月 設定なし 無期限

10 (18.3^)(non‑LTS) 2018年3月 2018年9月 設定なし 無期限

11 (18.9^ LTS) 2018年9月 2023年9月 2026年9月 無期限

12 (19.3^ non‑LTS) 2019年3月*** 2019年9月 設定なし 無期限

Web デプロイメント・テクノロジーおよび Java FX

JRE にバンドルされた Java Plugin と Java Web Start からなる Web デプロイメント・テクノロジーは、5年間の Premier Support のみと、サポート期間が短くなっています。このデプロイメント・スタックは Java SE 9 および Java SE 10 で非推奨(deprecated)指定と削除のフラグが付けられました。Oracle Java SE 11 とそれ以降のバージョンで、このデプロイメント・スタックは含まれません。Java SE 8 はデプロイメント・スタックの最後のリリースとなるため、オラクルは Java SE 8 の Extended Support の終了(2025年3月)まで、Java SE 8 の Java Web Start のサポート期間を延長しました。Java Plugin(Java Applets) のサポートは変更なく、2019年3月までです。

Java SE 8 が推奨される唯一サポートされたデプロイメント・スタックを搭載するバージョンです。 Java SE 8 デプロイメント・スタックは Windows プラットフォーム上で Java SE 6 や Java SE 7 アプリケーションを実行するために使用できます。Java デプロイメントテクノロジーは Java SE 8 よりも後のバージョンではサポートされません。詳細は Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー をご確認ください。

JavaFX はオープンソース化 され、 JDK に含まれる形ではなく、スタンド・アローンライブラリとして利用できるよう再設計されました。Java SE 11(18.9) から、 JavaFX は Oracle JDK に含まれなくなりました。Java SE 8 での JavaFXのサポートは Premier Support の期間(2022年3月まで)引き続き提供されます。

Web デプロイメント・テクノロジーと JavaFX のサポート期間*

バージョン 利用開始(GA)日 Java Web Start
サポート期限
Java Plugin (Applets)
サポート期限
JavaFX
サポート期限

6 2006年12月 2017年10月 2017年10月 非搭載

7 2011年7月 2017年10月 2017年10月 2019年7月

8 2014年3月 2025年3月**** 2019年3月 2022年3月

9 とそれ以降   非搭載 非搭載 非搭載


* Oracle Java SE 製品に関する日付は、サポートポリシーを示すための一例として提供されています。最新の情報は Oracle ライフタイム・サポート・ポリシー を参照してください。Java SE に依存するオラクル製品によってはタイムラインが異なる場合があります(参考:My Oracle Support Note 1612709.1 - 他の Oracle 製品の一部として Java SE を利用する場合の Java SE サポートについて – My Oracle Supportへのログインが必要)

** これらのサポートのタイムラインは、 Java のクライアントおよびサーバのデプロイメントに対して適用されます。ただし Web デプロイメント・テクノロジーと JavaFX は含まれません。これらの機能に対するより詳しい情報は以下を参照してください。

*** LTS 指定と日付は変更される可能性があります。

**** もしくはそれ以降

^ 2018年3月の Java SE 10 (18.3) より、 Oracle JDK の Java SE ベンダーバージョンの文字列にリリースの年と月が “年年.月” 形式で含まれます。

† デプロイメント・テクノロジーと JavaFX を除きます。それらについては、別のセクションで記述します。



Left Curve
Java SDKとツール
Right Curve
Left Curve
Javaリソース
Right Curve
セールス・チャット

ご購入をお考えですか?

チャットを開始