2018.7.27 Vol.5 RELEASE
原画/キャラクターデザイン:渡辺明夫 シナリオ:藤崎竜太
グリザイア ファントムトリガー
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グリザイア ファントムトリガー
NEWダウンロード版販売情報を追加
キャストコメントムービーを追加。
通常予約特典、店舗オリジナル特典の情報を掲載。
日米合同対テロ組織「防衛省中央調査部諜報2課分室]通称CIRS、海上油田爆発事故が引き金となりその存在は公のものとなった。
秘匿組織としてのCIRSは刷新されて以降、極秘活動を引き継ぐ形で新組織SORDが発足された。
将来的に国防を担う人材の育成を目的として設立されたSORDは、全国各地の学園組織に間借りする形で展開していった。
廃校後、施設の解体費用もままならぬまま放置されていた『美浜学園』は個人に買い取られ、新たに「特殊技能訓練校」としての役目を得た。
そんな学園で、様々な理由で行き場を失くした少女達に与えられたのは銃と実弾。
国防の名目のもとに、彼女達は命すらも顧みられることのない危険な超法規的活動を繰り返す。
「─私達は、この世界に生かしてもらっているんですよ…。
でも、生かしてもらっているだけではダメなんです、
それじゃあ生きている意味がない。
だから、生かされるだけではなく、自分の力で生きるんです、
戦い抜いて、生き残るんです。
そして生き残った子だけが、生きることを許されるんです─」
どうせ磨り潰される命なら、銃を手にして戦うことを選んだ少女達の未来は…?
午前5時30分、K県U港―。
入国予定だった海外からの要人が突如として姿を消した。
美浜学園・SORDのメンバーは失踪事件の捜索支援を開始するが、
消えた“荷物”を捉えようとする度に、それは手の中から逃げていく。
美浜学園の姉妹校『京船桜が丘』SORDのメンバーである、双子姉妹との協力および確執。
そして─夜の街を疾走する謎の女ライダー「ソウル・スピード」の噂―。
追跡はやがて壮絶な死闘となり、心身ともに引き裂かれてゆく。
しかしそれは、レナとハルトの出逢いにまで遡る過去への旅でもあった。
「―キミは何が得意ですか?」
「ただの泣き虫で弱虫です…人を殺すことしか出来ません…」
「…私を買うつもりですか…?」
「値段次第かな…」
彼女は救われたのだろうか? その行き先が、たとえ地獄だったとしても。
戦傷により療養中のレナとマキを美浜に残し、SORDメンバーは他校との夏季合同合宿のために国外へと飛んだ。
しかし、合宿先で美浜SORDは、聖エール外国人学校のシルヴィア、ベルベットらと共に「脱柵者狩り」に参加することになってしまう。
事件に巻き込まれながらも、トーカは両親との記憶や、果たされることのなかった友人との約束と対峙していくのだが……。
「そうね…私達には、這ってでも帰らなきゃいけない理由があるし…帰らなきゃ」
「それじゃあ――、生きてたらまたいつか会いましょう…」
「もし確保が難しいようであれば、“処分”してくれて構わない…その時は、綺麗に全部消して欲しい…」
聖エールのハンドラーであり、仙石一縷〈イチル〉の弟でもある、仙石家長男・仙石綾芽〈アヤメ〉はそう告げた。
それぞれの想いが交差する中、トーカの導き出した答えとは?
真実は、レティクルの彼方に……。
聖エール外国人学校からやってきた九真城恵(グミ)は、トーカの手ほどきにより、狙撃手としての腕を上げ、戦傷から復帰したレナとマキと共にその牙を研ぎ澄ましていた。
同じ頃、美浜学園・初等部の仙石大雅(タイガ)は、実戦部隊である“A組”への配属を強く希望する。
ハンドラーであるハルトは、「クリスがタイガ の上官となり面倒を見る」ことを編入の条件とした。そしてクリスは、タイガと共に時間を過ごし、自らの心の変化に気付いていく。
全てが平穏に進んでいると思われた中、突如として国内で発生した未曾有のテロ事件。
事態を知ったクリスは、危険を顧みずに戦場へと飛び込んだ。
──あの日、“彼女”がしたのと同じように。
「我々が想定していた中でも最悪の展開ですねぇ…」
「2人殺られてる! なんだっ!? なにがあった!?」
「日本に核を持ち込むということが、
どういうことか分かっているのか…?」
「初めて人を撃つのは恐い…足が震える…」
「馬鹿め…全てを台無しにするつもりか!?」
次々と増えていく犠牲者。組織の狭間で自由を奪われたSORD。
クリスとタイガ……そして美浜学園の運命は?
「そうか…私…死んだんだ…」
亡き母の想い出に抱かれ、少女は眠りの深淵へと向かう――。
犠牲を出しながらも、SORDはテロリストの鎮圧に成功した。
それから数週間後――ムラサキの姉、狗駒悠季(ユーキ)が帰国。A組に復帰する。
妹よりも社交的で優秀な姉のユーキは、学園のメンバーとも仲良くなり、次第に信頼関係を築いてゆく。
「私が美浜に居る理由も、もうなくなったかな…」
自らの存在意義に疑問を感じたムラサキは、ハルトと出会った頃に想いを馳せる。
ハルトは“未熟な己を補うため”と、技を探し求めて山奥の村へやってきた。
先祖代々継承されてきたという“秘伝の技”は何処に──?
「…オマエ達だけは絶対に許さないっ!!」
「大丈夫…私は…どこへも行かない…側に…いるから…」
「聞いてた通り、亡霊って奴はどうしたって斬れないか…」
「さぁ、顔を上げるのです…勇気を出して…」
それは運命的な出会いであると同時に、悲哀の物語でもあった。
「あのさ…私に、妹を殺せって…命令してくれないかな…?」
拳銃使い。銃を使おうとしないハルトの代理で銃を撃つために雇われ美浜に在籍している。
陽気で誰にでもなつく人懐っこい性格で、身長がやや高く均整のとれた身体を持ち、
長い四肢は滑らかで力強く、活動的で頑健。
また、責任感や警戒心も強く、常に周囲に注意して目を配り、
雇用主であるハルトに対してとても従順で忠誠を尽くすタイプ。
身体能力が高い反面、座学などの成績が伸び悩むこともあり、厳しく叱るといじけてしまうが、
基本的に学習意欲は旺盛なので、褒めれば褒めるほど伸びるタイプ。
使用する武器は1911系のハンドガンを好んで使用し、毎日200発ほどの訓練射撃を行っている。
執着癖があり、一度気に入った銃は頭ではなく身体でその感触を覚えるので、それ以外の銃をあまり使いたがらない。
法執行機関においてはすでに「優位性なし」と判断されている45口径弾を、
わざわざガンスミスによる手作業で弾頭の軽量化など行ってまで使用し続けることが偏執的であると言える。
大型自動二輪の運転免許を所有し、夜中にバイクでこっそりと寮を抜け出し、ラーメンを食べに行く健啖女子。
狙撃手。アメリカ人の父とドイツ人の母を持つハーフ。
元軍人の父親やその同僚たちに幼い頃から護身術やライフルを仕込まれて育ち、
地元の射撃大会でライフル競技部門の最年少優勝記録を持つ。
母親の死後、父親と共に2年間PMC(民間軍事会社)に所属していた経験がある。
性格は、極めて好戦的であり、衝動的に暴力行動をとることもあり、いわゆる[Tsun-Dere]であるといえる。
好奇心旺盛ではあるものの、面倒や無駄を嫌う合理主義的な側面もあり、幼くも愛らしい見た目によらず気が強く、警戒心も強い。
幼少時に一人で留守番をしていた時、家にやってきた訪問販売員をショットガンで
射殺しそうになった過去があり、それ以降、極度の人見知りとして勇名を馳せている。
初対面の人間はとりあえず嫌ってみるような性格だが、協調性に乏しい訳ではなく
「仲間」と認識した相手に対しては強い依存性を見せる。
基本的に「友達」や「仲間」を作るのは苦手で、身体が小さいことにコンプレックスがあり、
それを払拭せんがために大人びた対応をすることも多い。
爆弾とコンピュータのスペシャリスト。上海出身のイギリス人。
座学の成績は美浜学園148名中8位と上位に位置し、クラスでは勉強を教える係になっている。
極めて柔和で人辺りもよく礼儀正しいが、実は怒らせると一番怖いとの噂がある。
ハルト同様あまり銃を好まず、携行することを拒否することもある。
支給されているセルフディフェンスガンは、製造工場の工作ミスで返納される予定だった物を使用しているほど無頓着。
美しい金髪の持ち主で、以前は長く伸ばしていたが、小学生の頃、
学校のトイレで自作の爆弾を製造中に誤って暴発させてしまい、
髪を燃やしてしまって以来、短髪を続けている。
面倒見がよく家事全般が得意であり、学生寮では学生達の食事の用意や部屋の掃除に洗濯など、
寮母のようなこともしている。
視力が弱く、就寝時以外はコンタクトレンズを装用しており、
眼鏡を着用している姿は起床後に洗面するまでのごくわずかな時間に限られる。
自称ロシアン忍者。自らをニンジャと称してはいるが、その素性の多くは謎に包まれている。
当人の弁によれば、忍者の地方(ローカル)資格では赤バッジ(スペシャリスト)を所持し、
国際(ユニバーサル)資格では金バッジ(ニンジャ・マスター)の資格を取得しているとのこと。
変装を得意とし、潜入工作などの仕事を担当することが多く、22口径の亜音速弾を使用する銃で暗殺なども行う。
小口径の自動拳銃やクナイなど、比較的小型のコンシールドキャリーに優れた武器を携行し、
ライフルや刀などの大型の武器は好まない。
つかみどころのない性格をしており、他人にあまり本心を見せず、
妖しげな言動で周囲の人間を混乱させることを楽しんでいる節も見受けられる。
唯一の忍者っぽい部分として、夏でも首元にマフラーを巻いている。一見して女子学生が好みそうなデザインだが、
人工タンパクとアラミドの混合繊維で編まれており防弾・耐火性能がある。
ハルトとは幼い頃から親交があり、兄のように慕いつつも、それ以上の感情も抱いている様子。
格闘戦においては、技のハルト、力のレナ、素早さのムラサキとして3番目にランクされる。
詳しいことは何も知らされずに、とんでもない学園に着任してしまった不遇の新任教師。
性格は至って真面目。真面目過ぎて使い物にならないぐらいに真面目。「控えめ」といえば言葉を選んだ感があり、
率直に言ってしまえば単に臆病なだけである。
仕事の面においてもあまり要領がよい方ではなく、例えるなら「石橋を叩いて粉砕してしまい、
ウープスと嘆いているところを上司に発見されてメッチャ怒られる」タイプである。
本人曰く、幼い頃から運が悪く、何かにつけ貧乏くじを引きやすい体質とのこと。
改めてこう記載すれば相当に運が悪いようにも見えるが、実際の所は微妙に運が悪い程度である。
例を挙げるとするならば、元旦に神社でおみくじを引いた時に
「犬吉(恐らくは印刷時にゴミが付着していたと思われる)」を引いたことがあり、
同行していた友人に大笑いされた挙句、「ラッキーアイテムは犬って意味じゃね?」と言われ、
近くに居た犬の頭を撫でようとしたら思いっきり咬まれた…という程度には運が悪いという認識で問題ない。
よく言えば常識的、悪く言えば一般的であり、「庶民」という言葉がよく似合う存在であり、
異常者だらけの美浜において一服の清涼剤として機能している。
前面にデカデカと「村人A」と書かれたTシャツを着ていても、誰もが「あ、うん…」としか感想を抱かないような彼女だが、
彼女もまた、美浜に来るべくして来た人材であることは間違いない。
美浜学園の戦術教導員であり、伝習員(ハンドラー)として学生達の指導をする元CIRS職員。
若く見えるが現場における実戦経験は多く、現役CIRS職員にも知人が多い。
性格は温厚で爺むさいと評されているが、実際の所は美浜の「苛める大魔王」であり、
主に女性からはガキっぽいと評されることもある。
自分の過去をあまり語りたがらず、また、当人の記憶自体もあいまいなことも多く、履歴においても空白な部分が多い。
銃が苦手で、上手く的に当てることが出来ない。あまりにも当たらないので、
一部からはわざと外しているのでは? との噂が立つほど。
食事にあまり執着せず、放っておくとサラダしか食べない。
実戦の現場にあっては作戦指揮を取ることが多く、進んで前線に立つようなことは滅多にない。
使用する武器は“刀”だが作成工程が日本刀のそれとは異なるため、日本刀とは呼べる物ではない。
私立美浜学園の学園長。元CIRS職員で、以前は総合研究班の主任を務め、
医療や心理学に従事し、医療班主席班長と心理作戦司令部の司令官を兼任していた。
それ故にCIRS上層部に知人も多く顔が利き、また職務上多くのCIRS職員の
「弱み」を握っているとの噂があり、
CIRSの組織改正時には真っ先に天下りが決まった人物。
CIRS改正時、米国諜報機関と日本との間で諜報力と打撃力に格差があるというレポートから、
民間委託型工作諜報員育成機関(Social Ops, Reseach & Development.)通称SORDを立案し、
民間への天下りを期に自らが育成機関の代表を務めることになった。