最初は精神分裂になったんだと思いました。これがよく言う幽体離脱だっていうふうには思わずに「あれ、何か俺おかしい」みたいな形で。もともと、霊が見える人って、ただ気弱な人が見ている幻想ぐらいに思っていたので。「俺、今、弱っているから変な幻想見てる」と。

あっちが肉体だとは思いましたが、こっちが何かっていうのは分からなかったです。自分、見えないんですよ。

見えないです。意識はあるんですけれども、見えないです。

手の感覚はあるんですけれども、見えて実体があるわけではない。

記憶とかは全部あります。めっちゃ不思議な状態です。

はい。へその辺りで、あっちの肉体と、こっちの魂のところがピーッってつながっていて、ゴム紐のように伸びるんです。

繋がってます。これ切れると、たぶん、死にます。

（笑）いや、やめてください。最初は、すごいんですよ、これ。ものすごい強い力で戻そうとするんですよ。だから、離れたくても離れないんです。

そう、だから、無理に離れようとしても、「うおー、戻る」みたいな感じで戻されます。

呼吸してました、寝てました。

ないです。たぶん、普通に生きています。ただ、魂だけは抜けている。

そういう状態が２、３日毎夜続くわけです。すると、だんだん慣れてくるわけですよ。最初は、めっちゃ怖かったですけど。

毎晩です、３日連続くらいで、自分の家で。また来た！みたいな。

いないです・・・当時の奥様とは別居してました。。。

自宅に、一人で、オークベッドの上で。

試しました。

試しました。

持てません。

持てません。ゴーストって映画があったでしょ？あれ、実はめっちゃリアルなんです。壁抜けるシーンとか超リアル。抜ける瞬間、壁の材質とかもゴワッみたいな感じで入っていくんですけど。ほんと、あのままな感じです。

壁は抜けれています。

はい。ドアノブとか持とうと思っても、すり抜けちゃうんですよ。ゴーストの中では、たぶん念力かなんかでトレーニングして持てるようになるんです。僕はそこまでやったことがないですけど。たぶん、そういう感覚じゃないと実体のある物は持てないと思います。

持てずじまいです。ただ、しばらくやってるうちに、だんだん面白くなってきたんです。

いや、全然です。ゴム紐強いので。自宅の範囲内をうろちょろする程度です。

はい。それで１週間くらいたった時に、これ、もしかしたら、いわゆる幽体離脱っていう状態じゃないかと、ふとピンと来て。

はい。だって、病気だと思ってたもんで。でも「これ、もしかして」と思って、ネットでいろいろ調べるわけです。そしたら、アメリカにモンロー研究所っていう幽体離脱の研究所がありまして、そこが、幽体離脱のトレーニングができるCDを出していたんです。ヘミシンクっていう。

あります。買えますよ。

いや、幽体離脱が出来ない人が、まず、外れるまでのトレーニングからスタートしています。

あります。

安田さんも、きっと外れると思います。

先入観があまりないので。

ガチガチの方は、たぶん、外れにくいと思います。ガチガチの方と、恐怖心が強い方は外れにくいと思います。

モンロー研究所、ヘミシンク。

（笑）そういうのじゃないです。試したければ、うちにCDあるんで貸しますよ。

ヘミシンクのCDを使って、全部で30巻くらいあるんですけど。それを半年くらいかけて全コースをマスターしました。

決めたら徹底的にやるんですよ。右の耳と左の耳から別の波長の音を入れて、頭の中で音の力によって共振動を起こすんですけど。その共振動の周波数によって行けるレイヤーというか、世界がいろいろ変わるんです。ヘミシンクでは、フォーカスっていう言葉で、その層を区別してるんですけど。

フォーカスゼロっていうのが、今のこの状態。フォーカス１っていうのが、意識と肉体が別だっていうことを認識している状態。一般に言われているいわゆる「金縛り」の状態です。あれは、肉体が寝ていて、意識が起きているっていう状態なんですよ。だから、金縛りの状態に陥ったときに、とても怖いんですけど、「えいっ」て思い切って起きてみると、うまくタイミングが合えば肉体寝たまま意識だけ起き上がったりするんです。

チャンスです。僕の中ではチャンス。まさに肉体が完全に寝ている、動かない状態で意識だけは完全に覚醒していると。それがそのフォーカス10っていう、ヘミシンクの中でそのくらいまで行くと、今度は完全に離脱をして、天井とかでふわふわしている状態。フォーカス21になると、人間の魂が死後抜けてから行く、「世界の限界の領域」までいけます。

いや、死ななくても行きました。死後の世界を一応見てるんです。

いいのかな、ここまで言って。（笑）