こんにちは、パオロすぎるマッツァリーノです。
先日、図書館のカウンターにいた係の若い女性が巨乳すぎてびっくりしました。20代なかばくらいで太くも細くもない体型なのに、胸だけすごいなあ、と見ちゃいました。見ちゃうんです。おじさんだから。孔子がいうように、人間、40歳くらいになると、惑わず素直に巨乳を直視できるようになるのです。
あと驚いたのは、福岡の本格派すぎる校長先生ね。大麻とかのライトなブツじゃなく、覚醒剤で捕まったってところが本格派すぎます。
私は薬物をやってる人間を、ただ軽蔑するだけです。ことさら批判する気はありません。この校長も法に則って処罰すればいいだけのことですが、それよりも、ニュースで報じられた親たちの反応のほうに歪みを感じてしまいました。
私はNHKのニュースを見ただけなのですが、校長逮捕後、さっそく学校に保護者が集められて教育委員の説明会が開かれたそうです。で、また最近お決まりのアレが出ましたよ。スクールカウンセラーを派遣して児童の心のケアにあたらせるってヤツ。
校長が覚醒剤で逮捕されたことで、なんで児童の心のケアが必要になるの? なんのためにどんなケアをするっての? なんでもかんでも「心」の問題に還元して、ケアすれば問題が解決したようなつもりになる昨今の風潮、それこそが日本に蔓延している病気です。
テレビでも、悩み相談をする芸能人に、いかがわしいおっさんが感動的な言葉をかけて、相談者が号泣する、みたいな番組があるけど、あれ結局、問題はなにも解決してないじゃない。
学校の説明会では保護者から、こどもにどう説明したらいいのかと質問が出たそうです。
それくらい自分で考えられないの? 小学生の親でしょ? 少なくとも20代後半くらいにはなってるでしょ。会社で働いてるんでしょ。だったら自分の考えくらいあるでしょ。それをこどもに説明すればいいじゃない。
完璧にいい人間も、完璧に悪い人間もいない。校長はいい仕事をしていたかもしれないが、悪いこともしてた。それが人間だ。説明終わり。
ある親は、「こどもたちが覚醒剤ごっこをしないか心配だ」といったとか。するだろうね。しちゃいけませんか。ごっこをして笑い飛ばすことこそが、健全な諷刺精神を涵養するんです。
ついこないだまでは、たぶん日本全国の教室で小学生たちが、小保方さんのマネやごっこをして笑いあってたと思いますよ。「あれ、ノートどこにいったかな?」「ノートはあります!」とか絶対やってますよ。
だいたいこどもってのは、むかしから、不謹慎な笑いが大好きなんです。私くらいの世代ですと、ロッキード事件のときに、「記憶にございません」と全国の小学生がマネしてました。でも、こどもが証人喚問ごっこをするのは問題だなんていう親はいなかったですよ。いたのかな?
あまりにやりすぎだなと感じたときには、オトナが、いいかげんにしろ、と手綱を引き締めればいいだけのこと。なんか最近の親はくだらないことを心配しすぎ。過保護すぎるんです。
その福岡の学校のこどもたちがうらやましい。いい持ちネタができたじゃないですか。大学生とかになったとき、「オレ、小学生のとき、校長が覚醒剤で逮捕されてさ、そのあと覚醒剤ごっこが流行ったら、覚醒剤ごっこは禁止です! って先生に怒られた」なんて話をすれば絶対ウケますよ。よかったね、こどもたち。
[ 2014/05/13 17:47 ]
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