決勝トーナメント兼日本選手権準決勝は、3連覇を目指すサントリーが、ヤマハ発動機を延長の末に28-25で破り決勝に進んだ。神戸製鋼はトヨタ自動車を31-19で退けた。サントリーと、15季ぶりのTL制覇と18大会ぶりの日本選手権王者を目指す神戸製鋼の決勝は、15日に秩父宮で行われる。サントリーは後半終了間際に25-25と追いつかれたが、サドンデス方式の延長5分、SOマット・ギタウ(36)が“サヨナラPG”を決めた。ヤマハ発の清宮克幸監督(51)は、今季限りで退任する見込み。
ヤマハ発動機の清宮監督が、今季限りで退任することが濃厚となった。一時は日本開催の2019年W杯まで指揮する意思を示していたが、同年は多くのチームが若手育成に力を入れるカップ戦しかないため、決断したとみられる。
清宮監督は10年2月にサントリーの監督を辞任し、11年2月にヤマハ発の監督に就任した。スクラム、ラインアウトといったセットプレーの強化に乗り出し、15年2月の日本選手権決勝でサントリーを破り、チームに初優勝をもたらした。
リーグ戦の優勝はなく、14年度、16年度の2位が最高。今季は悲願の初優勝に向け「ワンヤマハ」を掲げて取り組んだが、この日の準決勝で延長の末、サントリーに敗れた。
次期監督は堀川隆延ヘッドコーチ(45)が昇格するとみられる。