漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」(優勝賞金1000万円)の決勝戦が2日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、ボケ担当のせいや(26)とツッコミの粗品(25)の「霜降り明星」が大会史上最年少コンビで14代王者に輝いた。
今大会のエントリーは4640組。決勝は準決勝を通過した9組に敗者復活戦を勝ち抜いた「ミキ」を加え10組で行われた。さらに霜降りは3組で争われた最終決戦では「和牛」「ジャルジャル」の先輩コンビを退けた。
粗品は「年上の方を倒さなければいけないと思っていた。最年少がどうこうと言うより、皆さんに勝てたのがうれしい」と喜びをかみしめた。せいやは「霜降り明星から始まったと言われるように次の世代をつくりたい」ときっぱり。平成生まれのコンビが平成最後の王者となり、せいやは「年号が変わる前に取れてうれしい」と笑顔を見せた。2人は共に大阪府出身。M-1には15年から4年連続出場しているが、初めての決勝進出で栄冠を勝ち取った。