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【芸能・社会】

乃木坂46、上海で初の単独公演 西野七瀬、卒コンと思った

2018年12月3日 紙面から

ファンの掲げたプラカードに涙した西野七瀬

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 人気アイドルグループ・乃木坂46がこのほど、中国・上海メルセデス・ベンツアリーナで「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」と題した初のグループ単独公演を行い、集まったファン約1万人を熱狂させた。年内いっぱいでグループの活動を終了し、来年2月に卒業公演を行う西野七瀬(24)は、現地ファンの温かい声援にこらえきれず涙した。

 公演のチケットの日本での販売は数百枚。9割以上は中国人の観客でチケットは完売した。

 ヒット曲「おいでシャンプー」でスタート。昨年の「日本レコード大賞」の受賞曲「インフルエンサー」を歌い終えると、出演したメンバー21人が「ダージャーハオ!(こんにちは)」とあいさつし、それぞれ中国語で自己紹介。人気メンバーの齋藤飛鳥(20)の名前はかわいらしい発音の「ヒンニャオ」で、ほかのメンバーや現地のファンが連呼した。中国公演らしく、日本語が分からないファンのため、ステージの両脇のモニターに、曲のタイトルと歌唱中は歌詞がそれぞれ中国語で映し出された。

 グループ初の単独海外公演だが、西野にとっては卒業前最後の海外公演。「あと1カ月ぐらいで乃木坂46を卒業します。卒業前に乃木坂46の上海の単独ライブに参加できてすごいうれしいです」と感慨深げな表情。

 公演のラストの28曲目は西野にとっての卒業シングルとなる、センターを務めた新曲「帰り道は遠回りしたくなる」(11月14日発売)。歌い終えると、客席のファンが「ありがとう」と書かれた、西野のメンバーカラーである緑色のプラカードを一斉に掲げた。

 それを見た西野は「今まで涙をこらえてたけど、みなさんにトドメを刺されました」と涙。「今日は楽しい時間をありがとうございました」と温かいファンの声援に感謝した。

 ファンの粋なはからいを受けただけに西野は公演後の取材で「途中から卒業コンサートじゃないかと思いました」と振り返った。卒業後の活動は女優業が中心になると思われるが、この日の公演で自信を深めたのか「できるなら海外も視野に入れてやりたい」と意気込んだ。

粋なはからいで西野を涙させた現地のファンたち

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