【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで2日、リバプールのユルゲン・クロップ監督(51)がエバートン戦での劇的勝利に興奮し、ピッチ内に乱入。試合後の記者会見で謝罪する一幕があった。
両クラブは本拠地が約600メートルしか離れていないなど、強いライバル関係にあり、その対決はその州の名を冠して「マージーサイド・ダービー」と言われる伝統の一戦。試合は自然と白熱し、放ったシュートは両チーム計で24本を数えたが、0-0のまま後半ロスタイムに突入した。しかし、ドロー決着かと思われた同51分、リバプールがCKからの流れで決勝点を奪い、勝利した。
ここで、まさかの行動に出たのがリバプールの同監督。大歓声の中、走ってピッチに乱入すると、GKアリソンらと抱き合い、喜びを分かち合うという“暴挙”に出た。
すぐに冷静さを取り戻し、ベンチ前に引き返した同監督だったが、記者会見では反省しきりで「まず謝らなければならない。無礼な行為をするつもりではなかった。自制しなければならなかった」。今後、処分を下される可能性もある。