【サッカー】仙台は初の決勝進出 ジャーメインが口火弾2018年12月6日 紙面から ◇天皇杯<準決勝> 仙台3-2山形大卒新人のジャーメインが全3得点に絡む活躍。仙台を初の決勝に押し上げ「決勝に行きたいという思いが強かった。自分のプレー(うんぬん)というよりチームの勝利に貢献できてうれしい」と充実感を漂わせた。 自らの左足でチームを勢いづけた。まずは前半14分、石原とのパス交換から左サイド深くに侵入した中野の折り返しをボレーで合わせ、ゴール左隅を射抜いた。「いいボールが来たので枠を外さないことだけを考えた」と中野に花を持たせたが、相手DFとの駆け引き、合わせのタイミング、コースとも申し分のないスーパーゴールだった。 同18分には中野の浮き球パスを左足外側で的確にさばき、チーム2点目となる矢島のミドル弾をお膳立て。2-1の同36分には矢島の左CKをファーサイドから頭で折り返し、平岡の右足弾を演出した。渡辺監督も「ゴールに向かっていこうという意欲はチーム一番。足回り(の技術)もコーチが居残り練習で付きっきりでやった成果が出ている」と目を細めるプレーの質の高さだった。 天皇杯では4回戦の横浜M戦(8月22日・ニッパツ)から3戦連発。自身も「結果も出ているし、手応えを感じている」と頼もしい。「調子に乗りやすいタイプなので、もっと調子に乗せようかと思います(笑い)」と同監督。決勝で4戦連発-。今度は実質アウェーで浦和のサポーターを沈黙させる。 (内田修一)
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