偽りの希望で
「ぬか喜び」させることの
残酷さ
を知っている現場の医者としては、
看過できない事態だと思います。
」
この一文、
まさに共感します
細胞培養技術を持った大学等の研究機関
での培養で、数千万をかけて継続して
投与し続けて、
場合によっては抗がん剤も併用して、
縮小効果の出る人が一定数(確率は低い)いる
というレベルだという客観的事実を
治療提供医師がきちんと説明、
患者もそれを理解した上で、
特に、標準治療、保険診療の治療が
それ以上ない人が試すのであれば、
(私は、ステージ4ではなかったですが、
そうでした)
自由診療であり、患者の自己責任で
よいのではないか、とは思いますが、
客観的事実を知らずに過度な期待を
している患者が相当数いるのが現実の
ようでもあり、
高額であることも考えると、
「偽の希望の残酷さ」
(抗がん剤でも、「抗がん剤で癌が治る」
と思ったまま治療を受けていれば、
同じことが言えると思います、
保険診療でお財布に優しいとしても、
副作用を考えるとデメリットも大きい)
は、無くなって欲しい、と、私も思います。
※特に日本人は、知らぬが仏、と思う方々
も一定数?相当数?
いらっしゃるかとは思いますが。
「
実際同じ事を米国ですれば、捕まりますが、
日本では医師の裁量権で
野放し状態です。
誰かが制止しないと、
今後多くのがん患者さん達が、
さらに不幸になるのを
座視することになるでしょう。
」
仰る通りだと思います。
医師免許さえあれば、
詐欺的な治療もできてしまう野放し状態は
免疫療法に限らず、
本当に何とかして欲しい、
行政として何とかして欲しい、
と思います。
お金儲けのための
怪しい癌治療に走る医師
を減らす仕組みにしていただいて、
保険診療の癌治療医や緩和医を
増やして欲しいなぁ、とも思います。
「
ちなみに、当方は
標準治療はスタートライン治療
だと思います。
また、
標準治療だけでは足りないと言っても、
・ごまんとある玉石混交の治療の中で、
本当にメリットがある治療だけを選別
したのが標準治療の意味
・本当に標準治療を最大限活用する
工夫をしているのか
・治療は最後の最後まで継続するが、
標準治療はその一部でしかないこと
」
癌治療に携わる保険診療の臨床医の方々は
皆様、似たように仰っているように
お見受けします。
私の主治医は乳腺外科医ですが
(ステージ4の抗がん剤治療もしています)
同じように仰っています
(と、私は理解しています)。
日本乳癌学会など、
癌治療の各学会のスタンスも、
同様であろうと、お見受けします。
巷の免疫細胞療法に限らず、
医師のお金儲けのためにしている
怪しげな治療を取り締まることの出来る
制度を構築するなど、
患者が、患者の命が、
医師のお金儲けに
利用されることのない
世の中になることを
希望します。