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【プロ野球】

山崎2億5000万円でサイン 三上は史上初!?「スカイプ」で豪州から会見

2018年12月8日 紙面から

球団最速で5年目の年俸2億5000万円到達となったDeNA・山崎=横浜市内の球団事務所で(中田康博撮影)

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 DeNAの山崎康晃投手(26)が7日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億円増の年俸2億5000万円でサインした。今季37セーブで初タイトルを獲得。「大魔神さんは4年連続ですよね? やるからには僕が投げてチームを勝たせたい」と話し、チームの先輩である佐々木主浩超えを誓った。

 5年目の年俸2億円突破は球団最速だが、見据える先輩の壁は高い。佐々木は1995~98年に4年連続セーブ王。45セーブの98年はMVPも獲得し、チームを日本一に導いた。山崎は「目標の一つだったタイトルを取れて、憧れの大先輩に少しだけ近づけた。でも、まだまだ劣る面がたくさんある」と冷静に語る。

 絶対的な安定感が「劣る面」の一つ。「最後まで順位を争ったけど、悔しさの残るシーズン。僕についた4敗のうち、1つでも少なくできなかったか…」。佐々木は97年に3勝無敗で38セーブを記録。チームの勝敗を背負う立場だからこそ、無敗が究極的な目標になる。「1年を通して絶対的な守護神になりたい。9回に(出てきたら)相手が諦めるような雰囲気を持った投手に」と理想を追い求める。

 その先に、佐々木もプレーした大リーグが見えてくる。「非常に興味がある。いつの日か、体がボロボロになる前に行きたい。トップの人たちと力比べをしたいというのが一番」。11月の日米野球など、侍ジャパンとして戦う度に思いは膨らむ。まだ球団には伝えていないが、メジャー志向を隠すことはない。

 「夢に対する明確な目標を持ちながら、ずっと戦ってきた。まずベイスターズで日本一になってからですね」。チームを優勝させ、大魔神超えを果たした後に、自らの夢を追う。 (小林孝一郎)

球界史上初(?!)のスカイプ会見を行ったDeNA・三上=横浜市内の球団事務所で(小林孝一郎撮影)

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 豪州リーグ参戦中の三上が、契約更改後の会見をインターネット電話「スカイプ」で実施。滞在するキャンベラのアパートのバルコニーから中継し「本当は会って話したい。音声も途切れ途切れだし、なんか変な感じ」と感想を漏らした。球団職員が書類持参で渡豪し、1750万円増の年俸1億500万円でサイン。今季は自身最多タイの65試合に登板し1勝1敗25ホールド、防御率3・05。「いろんなところで投げ、良い経験をさせてもらった。来年につなげれば」と話した。

(金額は推定)

 

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