今回は、映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』が放送禁止になったとされる理由について、ご紹介します。
『ベイカー街の亡霊』は2002年に公開され、今年2月9日の金曜ロードショーで放送されました。
16年経った現在も依然として人気を誇るこの作品ですが、 他の人気作品が3回、4回と再放送される中、2003年4月に初放送されて以来約15年ぶりのテレビ放送です。
15年間放送されなかったからか 、ファンの間では『放送禁止なのか?』『放送できない理由があるのか?』といった、都市伝説的な話が広まっていたといいます。
それでは、映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』 放送禁止になったとされる理由について、迫っていきましょう!
Contents [show]
放送禁止と噂の映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』はどんな作品?
江戸川コナン(工藤新一)たちは、彼の父・優作がシナリオを提供した仮想体感ゲーム機『コクーン』の完成披露パーティーに招かれた。
そのパーティーには日本の未来を担うことになる、警察官僚や政治家の二世、三世が勢ぞろいしていた。
そんな最中、殺人事件が発生し、コナンは被害者のダイイング・メッセージから、事件の手がかりがゲームの中にあると考え、コクーンに乗り込む。
ところが、ゲームのスタート直後にシステムが人工頭脳『ノアズ・アーク』によって占拠され、コナンたちを含む子供たち50人は人質に取られてしまう。
『日本という国のリセット』を企てるノアズ・アークは、プレイヤーである子供たち50人が全員ゲームオーバーになればプレイヤー全員の脳を破壊する、つまり彼らを死亡させると宣告する。
プレイヤー全員がゲームオーバーになると現実の世界に戻れなくなるが、たった1人でもゴールに辿り着けば子供たちの勝ちとなる。
そこで覚悟を決めたコナンたちは、5つのステージの中から『オールドタイム・ロンドン』を選択し、19世紀末に実在した殺人鬼のジャック・ザ・リッパーを追いかける命がけのゲームに挑戦する。
『オールドタイム・ロンドン』のステージでは、傷を負ったり警官に捕まったりするとゲームオーバーになってしまう。
一方、現実の会場では優作たちが殺人事件の捜査に乗り出していた。
ゲームの世界と現実の世界、次元を隔てた2つの世界でコナンと優作が事件解決に挑むことになる。
キャスト
- 江戸川コナン – 高山みなみ
- 毛利蘭 – 山崎和佳奈
- 毛利小五郎 – 神谷明
- 工藤新一 – 山口勝平
- 灰原哀 – 林原めぐみ
- 目暮十三 – 茶風林
- 阿笠博士 – 緒方賢一
- 工藤優作 – 田中秀幸
- 吉田歩美 – 岩居由希子
- 小嶋元太 – 高木渉
- 円谷光彦 – 大谷育江
- 鈴木園子 – 松井菜桜子
- 千葉刑事 – 千葉一伸
- 白鳥任三郎 – 井上和彦
- 工藤有希子 – 島本須美
- ヒロキ・サワダ (Hiroki Sawada) – 折笠愛
- ノアズ・アーク (Noah’s Ark) – 折笠愛
オールドタイム・ロンドン参加者
- 諸星 秀樹(もろぼし ひでき)- 緒方恵美
- 滝沢 進也(たきざわ しんや) – 高乃麗
- 江守 晃(えもり あきら) – 愛河里花子
- 菊川 清一郎(きくかわ せいいちろう) – 斎賀みつき
大人の関係者たち
- トマス・シンドラー (Thomas Schindler) – 津嘉山正種
- 樫村 忠彬(かしむら ただあき) – 平田広明
- 江守 哲之助(えもり てつのすけ) – 依田英助
- 諸星 登志夫(もろぼし としお) – 堀部隆一
ゲームの中のキャラクターたち
- シャーロック・ホームズ (Sherlock Holmes) – 田中秀幸
- アイリーン・アドラー (Irene Adler) – 島本須美
- ハドスン夫人 (Mrs. Hudson) – 速見圭
- セバスチャン・モラン大佐 (Colonel Sebastian Moran) – 藤本譲
- ジェームズ・モリアーティ教授 (Professor James Moriarty) – 小林清志
- ジャック・ザ・リッパー (Jack the Ripper) – 速水奨
今でこそ流行りの、当時はまだ珍しかったVR(バーチャルリアリティ)を取り入れたこの作品。
そんなVRゲームの中で活躍するコナンたちにドキドキしましたし、ホームズも絡んでいることもあって、とてもお気に入りの映画です。
キャストも、なかなか豪華ですね!
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映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』放送禁止の噂は本当?
映画代6作目の『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』が、今年2月、約15年ぶりに金曜ロードショーで放送されました。
今作は、歴代の中でも人気トップ3に入る作品で、コナンたちが体感シミュレーションゲーム『コクーン』に乗り込み、VRの世界で暴走AIと対決するというストーリーです。
また、本作品の舞台が19世紀末のロンドンということもあり、あのシャーロック・ホームズとコナンが究極のコラボをしています。
コナンシリーズとしては珍しく、SF色は強いですが、演出のクオリティの高さがうけて根強い人気があるようです。
その作品が放送禁止になっていると噂されていたのですが、実際のところ真偽のほどは分かっていません。
ヒロキの自殺シーンがBPOに引っかかる?
一説には、AIの『ノアズアーク』を開発していた10歳の天才少年、ヒロキが原因では?と囁かれていました。
映画の冒頭で『僕も、ノアズアークみたいに飛べるかなぁ』という言葉を残してヒロキが飛び降りる衝撃的なシーンがあり、これがBPOに引っかかるといわれていたのです。
確かに、最近世の中の風潮が口うるさいのもあって、ヒロキが自ら命を絶つシーンはBPOに意見書が提出されかねないようにも思えます。
放送禁止は都市伝説だった
ですが、実際のところは、2003年の放送でヒロキのシーンが問題になってBPOに意見書が提出されたという話は聞いていませんし、もし本当にまずかったらカットするなどして放送すれば解決できると思います。
ただ、このシーンからストーリーが展開されていくので、カットしてしまうと本作のテーマの深さを垣間見ることができなくなってしまいますね。
そのことに加え、今回の放送でもヒロキのシーンはそのまま使われていますので、『放送禁止』の噂はただの都市伝説にすぎなかったということになります。
上映時間がテレビサイズに合っていなかった?
ベイカー街の亡霊は、初回放送のときにがノーカットに近い状態で放送されてしまったことから、テレビサイズに短く編集されたものがないことが放送されていない理由として考えられます。
他の理由としては、純粋に人気の少ないことや、その年に公開される映画との関係性などが考えられるようですね。
長年テレビ放送されなかったことで、放送禁止の噂が上がってしまっただけだったのですね。
原因と言われていたヒロキの自殺シーンですが、地上波での再放送でもノーカットで放送されていました!
放送禁止はただの噂だったという事が確定しましたね!
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映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』以外に放送禁止になった映画は何がある?
ここでは、コナン映画以外の放送禁止となった映画についてご紹介します。
フルメタル・ジャケット/1987年
スタンリー・キューブリック監督作の、ベトナム戦争を題材にした戦争映画。
映画館で公開時に吹き替え版も製作されたものの、諸事情で劇場公開はされなかったようです。
その後何度か吹替版のテレビ放送が計画され、1991年頃に水曜ロードショー(TBS)や放送木曜洋画劇場(テレビ東京)での放送も計画されていたものの、いずれも実現はしなかったとのこと。
翻訳を務めた原田眞人氏によると、キューブリック監督の要請で映画で使われている放送禁止用語を忠実に訳していたため、放送コードに引っかかるので放送が見送られたのではないかと推測しているそうです。
るろうに剣心・実写版シリーズ
昨年11月、CSチャンネルNECOで放送予定だった、実写版『るろうに剣心』 『るろうに剣心 京都大火編』 『るろうに剣心 伝説の最期編』の3本が放送中止になりました。
原作者が、法令違反容疑で書類送検されたことを受けてのものでした。
現在のテレビ放送では、出演者が逮捕や書類送検された場合、放送を自粛したり、出演シーンのカットしての放送が恒例となっています。
ネット上では、『原作者の手を離れている実写版まで放送自粛しなくてもいいのではないか』との疑問の声や、佐藤健や武田咲ら人気俳優が出演した作品であるだけに『もう見られなくなるのか』と残念がる声も多数挙がっていたようです。
容疑内容も内容ですし、CS放送でこれなのですか、地上波放送ではもう難しいかもしれません。
ただ、この事件の影響で連載が中断していた『るろうに剣心』の新作・北海道編は連載が再開していますので、実写版も放送される日が来るかもしれません。
座頭市/1962年~
座頭市千両首 鑑賞
なんこれめちゃくちゃ面白いやん…。
冒頭の真っ暗な世界で市が居合をするシーンから見たことないカットがあったりもう盛りだくさんで。
若山富三郎の演技いいなぁ…。 pic.twitter.com/Whdo2nehJ0— Damien/ダミアン (@666_Damien1) 2018年8月28日
勝新太郎が盲目の剣客を演じた時代劇映画、『座頭市』シリーズ。
主人公が盲目という設定上、『めくら』という放送禁止用語がよく出てくるため、地上波放送は難しいようです。
グロテスクで放送できないホラー映画も
宮崎勤の幼女連続誘拐殺人事件や、神戸の酒鬼薔薇事件などの凶悪事件の影響で、グロすぎる描写のあるホラー映画は放送出来ない場合が多いようです。
- 13日の金曜日シリーズ
- エルム街の悪夢シリーズ
- バタリアン
などが放送禁止として有名ですね!
放送禁止にも色々と理由があることが分かりました。
放送禁止用語連発、関係者が事件を起こした、凶悪事件の影響などなど。
テレビ放送は公共放送なので、世相に合わせて規制が厳しくなっているようですね。
映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』放送禁止に対するSNSの感想・評判は︖
まとめ
【朗報】地上波で放送禁止と言われた「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」地上波放送きたあああああああ 詳しくはコチラ https://t.co/HhO9rYjwHl pic.twitter.com/TBrBJ4hrbV
— 旬なネタ帳 (@yellownews551) January 18, 2018
映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』が放送禁止になったとされる理由についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
『ベイカー街の亡霊』に関しては、ただの噂であったらしいことが分かりました。
ですが、様々な理由で放送禁止となった映画は意外にあるのですね。
年々放送規制が厳しくなっているのは、世相を鑑みれば仕方ない面もあるものの、それで名作映画までもが見られなくなってしまうのは残念な気がします。
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そんな人気作品が15年間の間も再放送出来なかった理由とは何なのでしょうか?