【首都スポ】[大学サッカー]浦和入り内定の岩武、本職SBで長友&室屋超え! 明大J内定会見2018年12月7日 紙面から
明大は6日、同大和泉キャンパスで、サッカー部の来季Jクラブ加入内定選手の合同記者会見を開催した。ここまで5人が内定し、J1浦和入りするDF岩武克弥(4年・大分U-18)は、ポジションが同じサイドバックで明大出身の日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)、DF室屋成(FC東京)超えを目標に掲げた。いずれもJ2で、横浜FC内定のDF袴田裕太郎(同・浜松開誠館)、大宮内定のMF小野雅史(同・大宮ユース)、水戸内定のFW村田航一(同・日章学園)、京都内定のDF上夷克典(同・鹿児島城西)も抱負を語った。 本職のポジションで、浦和の激しいレギュラー争いに挑む。明大のチーム事情により、今季はセンターバックで出場することがほとんどだった岩武。最大の持ち味である1対1の強さをセンターの位置でも発揮したが、プロの世界では本来の右サイドバックに戻る。 ブランクを物ともしないパフォーマンスを見せなければならない。「やるしかないです。(ブランクの分は)これからまた積み上げていけばいいと思っています」と、揺るぎない覚悟を示した。 即戦力としての期待がかかるが、それは望むところだ。「海外で活躍できるようになるために、1年目から試合に出場して、経験をしっかりと積みたいと思います」と、晴れやかな笑顔で決意を表明した。 1歳年上で一足先に浦和入りしている明大の先輩、MF柴戸海が1日のJ1最終節でプロ初ゴールをマークし、刺激を受けた。「自分も早くピッチに立って、大観衆の前でプレーしたいです」との思いを強めた。 明大OBといえば、日本代表のサイドバック、右の室屋と左の長友に対する意識も強い。 岩武が1年のときに3年だった同ポジションの室屋は、目標の一つと語る日本代表入りを果たせば、直接のライバルになってくる。「セイくん(室屋)と一緒にやっていたあの頃に比べると、自分はすべてにおいてパワーアップできていると思います。(日本代表に)リストアップされるような選手になって、セイくんと勝負したいです。明治対決です」と意気込んだ。 プロ入り後のステップアップとしては、イタリアの名門インテル・ミラノの主力へとトントン拍子に出世していった、長友のケースが理想になる。「まだまだ全然届かないですけど、早く世界に出て、長友さん(の実績)を超えられるようにやっていきたいです」と、大いなる野望を掲げた。 (関孝伸) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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