弁護士 中島 博之

「当社は著作権をはじめとする知的財産権を侵害しないよう…事業を展開しております」と記載されています。このようなことからもAmazia社及び関係各社には誠意ある説明を求めています。

指摘後、当該作品だけでなく300作品以上が何の告知もなく、全巻無料での掲載が取り止めとなりました。上場申請のための有価証券報告書には「著作権者等の取引先との間で著作物利用許諾契約を締結」し「取引先との良好な関係を築いております」

20000円で25000円分使用できる商品券という前払式支払手段を販売し、この使用期間が半年を超え、かつ、年2回訪れる基準日に購入者の未使用残高の総額が1000万円を超えた場合、資金決済法上、その半額を供託しなければならなくなります。そうならないようにするために期限を半年にしていると思われます

逆にアメリカのマーベルコミック等の著作権が日本にあるサーバーで侵害されていれば、その対策に日本のセンターが協力しますと。また、コンテンツの振興についても同じく相互に協力しますというような、こういった取り組みが色々な国でできれば素晴らしいことだと思います。

この話の延長線として、例えば、アメリカのサーバーで権利侵害が起こっている際は、アメリカの著作権センターのような場所に連絡して対応を協議・連携することが可能になれば海賊版サイト対策はもっと円滑に進む思います。

だからこそ漫画村のような海賊版サイトとは戦わねばならないと思っています。文化を守るためというと壮大な話ですが、自分の好きな漫画作品がこれからも続いていくため、作者の方が本来予定していたら素晴らしい最終回を読ませて頂くためという言葉にかえれば分かりやすいかもしれません。

漫画を1冊出すまでに最低でも2〜300万円以上（原稿料1頁1万円なら160頁で160万円）かかると思います。本を出してこれまでの支出を回収しようとする時に漫画村のようなサイトに発売日直後に無料で公開されてしまえば、支出も回収できずビジネスモデルは崩壊し、漫画文化、出版文化は衰退してしまいます

私が毎月楽しみにしていたある漫画作品が昨日の更新で最終回でした、、、重厚なダークファンタジー、素晴らしい画力、戦う度に主人公が弱くなるという稀有な設定が絡みあった秀逸な作品です。単行本も購入していました。

ちなみに私はバーダックが好きです。漫画が最高の作品なのは言うまでもないですが、アニメも見るとセル戦でSS2悟飯が未来悟飯と同じ方の腕を負傷しつつ倒すところがより感慨深くなったり、魔人ブウ戦の元気玉を集めるシーンにランチさんも登場といったまた別の良さに触れられると思っています。

→ナメック星にはたどり着けたがフリーザ様登場（米国通信会社を被告とするIT訴訟の難易度）→フリーザ様と何とか互角に戦えると思ったら第2形態に変身（ログは入手できたが通信が匿名化されている）…

漫画村に関する法的手続の件、難しいのでもっと簡単に解説をとの要望があり、ドラゴンボールに例えると以下です（おそらく）。 ※ナメック星編をご想起下さい。 ドラゴンボールをとりにナメック星に行けない（米国法人なのでログ入手のための裁判が日本でできない？！）