哺乳類 | 画像を載せて行く予定 |
フクロギツネ 体長35-55cm、体重1.4kg-6.4kg、グレー(黒銀)色の有袋類。ピンク色の鼻、5本の指の大きな爪が外見的な特徴的である。国内未定着。 |  |
ハリネズミ属の全種 体長14-20cm、体重600g~700g、背中部分に2~3cmの針がある。 アフリカハリネズミやにヨツユビハリネズミがペット流通。静岡・神奈川・栃木で定着。夜行性だが動き鈍く捕獲可能。 |  |
タイワンザル 頭胴長40~54cm、尾長は頭胴長の7割程度、体重は6~10kg程度。自然状態でニホンザルと容易に交雑する。伊豆半島・紀伊半島で定着。 |  |
カニクイザル 頭胴長40~50cm、尾長40~60cm、体重は3~6kg程度。手先が器用であり、飼育施設からの逃亡を起こしやすい。国内未定着。 |  |
アカゲザル 頭胴長47~64cm、尾長 19~30cm、体重が5~8kg程度。ニホンザルよりの長い尾をもち、腰部分が赤毛である。房総半島で定着。 |  |
交雑種タイワンザル×ニホンザル 尾長は両親の半分ぐらいとなり、頭胴長の平均43%。青森県と和歌山県で交雑個体が確認された | 画像なし |
交雑種アカゲザル×ニホンザル 尾長は両親の半分ぐらいで35~40%。下半身の色が黄色っぽい。千葉県で交雑個体確認。 | 画像なし |
ヌートリア 頭胴長50~70cm、尾長35~50cm、体重 6~9kg程度。長く鋭い前歯をもち、食草である水生植物を大量に捕食する。毛皮目的養殖。西日本に定着。巣穴を掘る。 |  |
クリハラリス(タイワンリス) 頭胴長20~22cm、尾長20cm、体重360gで背面は黒と黄土色の霜降り模様。ニホンリスの地域的な絶滅要因になる可能性。神奈川、静岡、岐阜、大阪、和歌山、長崎などで定着。 |  |
フィンレイソンリス 頭胴長21~22cm、尾長22~24cm、タイワンリスに似るが体色は赤みがかった栗色から白色までいろいろ。
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タイリクモモンガ 体長は15~20cm。尾長が10~12cm程度。夜行性で滑空するために、飛膜がついている。在来種との交雑の危険性がある。ペット輸入、定着不明。 |  |
トウブハイイロリス 頭胴長43~50cm、尾長21~24cm、体重が400-710g程度で他のリス類と類似している。競合・駆逐。樹皮被害。国内未定着。 |  |
キタリス 頭胴長22~27cm、尾長16~20cm、体重が300~410g程度。交雑、競合の懸念あり。ペット流通→埼玉で確認。 |  |
マスクラット 水中生活に適する。 茶・黒褐・黒が一般的な毛色。縦に平たい尾はほとんど毛がない。肛門腺の分泌物 に由来するジャコウ臭。頭胴長約320mm、尾長は頭胴長の約2/3程度。長く鋭い前歯をもつ。毛皮目的で養殖→東京・千葉・埼玉で確認。 |  |
アライグマ 体重4~10数kg、頭胴長41~60cm、尾長20~41cm。白色の顔に黒色系のマスクを着けたような外見で4~7の輪模様を尾に持つ。手先が器用なために逸出のおそれあり成体には凶暴な個体もある。狂犬病の可能性。ペット→全国で定着。かごワナ、エッグトラップで対応。 |  |
カニクイアライグマ 体重4-数kg。頭胴長40-60cm。尾長20-40cm。アライグマとよく似ており区別は困難とされる。毛が短くて尾が細長く見える。国内未定着。 |  |
アメリカミンク 雄:頭胴長45cm、尾長36cm、体重1kg。雌:頭胴長36cm、尾長30cm、体重0.7kg。毛色は通常は黒いが、金、紫なども。繁殖力が旺盛。 水辺での生息を特に好む。食肉性で攻撃的であり、咬傷の危険性が高い。長野県・福島県で目撃。 |  |
フィリマングース 頭胴長25~37cm、近縁種ジャワマングースよりも小型。ハブの駆除目的で導入。沖縄から鹿児島県に定着し、多種多様な動物を捕食している。防除対策実施中。
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ジャワマングース 頭胴長30~42cm。尾長25、体重が500g食肉性で攻撃的であり、咬傷の危険性が高い。沖縄で定着していたのはフィリマングースであり本種ではないことが近年分かった。 | 画像なし |
シママングース 頭胴長30-40cm、尾長20-25、体重が1-1.5kgの肉食獣。背から尾の付け根に連続黒縞模様。足と尾の先 も暗色で、その他の毛皮の色は明るい。耳は小さく、丸い。前肢、後肢ともに指は5本。国内未定着。 |  |
アキシスジカ属の全種 体重が75kg~509kgで黄茶色、濃茶色の毛皮に覆われている(アカシカ)。 シカ属の種は、ニホンジカと類似した形態を持つものが多い(幼体は白色のスポットがあるなど)。国内未定着。 |  |
シカ属の全種 体重が75kg~509kgで黄茶色、濃茶色の毛皮に覆われている(アカシカ)。 シカ属の種は、ニホンジカと類似した形態を持つものが多い(幼体は白色のスポットがあるなど)。国内未定着。 |  |
ダマシカ属の全種 体重が75kg~509kgで黄茶色、濃茶色の毛皮に覆われている(アカシカ)。 シカ属の種は、ニホンジカと類似した形態を持つものが多い(幼体は白色のスポットがあるなど)。国内未定着。 |  |
シフゾウ 体重が75kg~509kgで黄茶色、濃茶色の毛皮に覆われている(アカシカ)。 シカ属の種は、ニホンジカと類似した形態を持つものが多い(幼体は白色のスポットがあるなど)。国内未定着。野生絶滅後、中国で発見、飼育されている。 |  |
キョン 肩高が50~60cm程度の小型のシカで、目の下に大きな臭線があり、オスには牙がある。動物園飼育固体が逃げ出して伊豆大島に定着した。 |  |
鳥類 | |
カナダガン 全長約67cm。北米原産。日本産の亜種シジュウカラガンよりあきらかに大きい本種が河口湖・丹沢湖などで繁殖定着している。
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ガビチョウ 渡りはせず定住的で、ヤブに営巣する。羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。熱帯・温帯の下層植生発達した環境に広く生 息する。関東、九州、長野、福島で確認。 |  |
カオジロガビチョウ 渡りはせず定住的で、ヤブに営巣する。羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。熱帯・温帯の下層植生発達した環境に広く生 息する。ペット→群馬、茨城で確認。 |  |
カオグロガビチョウ 渡りはせず定住的で、ヤブに営巣する。羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。熱帯・温帯の下層植生発達した環境に広く生 息する。ペット→東京・神奈川で確認。 |  |
ソウシチョウ 渡りはせず、主に標高千m以上の落葉広葉樹林や竹林などの下層部や藪に生息する。 体色は暗緑色で、のどは黄色く、翼に赤と黄の斑紋があり、嘴は赤い。大きな声でよくさえずる。 |  |
爬虫類 | |
カミツキガメ 4亜種に分類され北米産の亜種で背甲長約50cm、34kgまで成長する。 きわめて長寿で(80年?)、繁殖能力が高い(淡水産のカメとしては最も産卵数の多いもののひとつで、1回に通常20~30個、多い 時には100個以上の卵を産むことがある)。以前はペット販売。東京・千葉で定着。 |  |
アノリス・アルログス(タテガミトカゲ) キューバ原産。体長オス:54mm メス:42mm。ブラウンアノールの近種で木の幹から小木、地面近くの茂みに生息。国内未定着。 |  |
アノリス・アルタケウス キューバ原産。体長オス:34mm メス:33mm。木の幹から小木、地面近くの茂みに生息。国内未定着。 |  |
アノリス・アングスティケプス 他種のアノールより短い四肢や短い尾。体表には樹皮様の細かい模様。グリーンアノールやブラウンアノールより小型で、平均頭胴長は37- 47mm。枝先であまり動かずディスプレイ行動の頻度が低く待ち伏せ 型の捕食を行う。 |  |
グリーンアノール 頭胴長雄60~70mm、雌50~55mm。尾長は頭胴長の2倍。鮮やかな緑色から短時間で黒褐色に変化。指の吸盤で葉の表面や垂直なガラス面なども移動。口が大きく大型昆虫も捕食。1回に1卵だが春~夏は毎週1回程度産卵を続け繁殖能力高い。小笠原・沖縄で定着。 |  |
ナイトアノール 頭胴長19cm全長30-50cm大型。頭部が兜のように硬く騎士(ナイト)の名を持つ。カメレオンのように色模様を変化。10m級高木の樹冠部に生息。大型昆虫、他のトカゲ類、カエル類、鳥類などを捕食する。 |  |
ガーマンアノール 20-25cm大型。樹上性で、ふつう10m以上の高木の樹冠部にみられる。大型昆虫を中心として、他のトカゲ類、カエル類、鳥類 などさまざまなものを捕食する。 |  |
アノリス・ホモレキス 体長オス:54mm メス:40mm。樹幹から地上部に生息。小動物を捕食。国内未定着。 |  |
ブラウンアノール 本種の北限分布はジョージア州、テキサス州まで広がり、グリーンアノールの原産地と重なる。 雄の方が大型で頭胴長は60~70mm、雌50~55mm。尾長は頭胴長の2倍程度。体色は茶色から黒褐色。国内未定着。 |  |
ミドリオオガシラ 全長1.7~2mに達する。トカゲやカエル、鳥やネズミなどを捕食する。食性の幅が広い高次捕食者である。地上だけでなく、細長い体を利用して樹上の細い 枝先でも活動する。 |  |
イヌバオオガシラ 全長1.7~2.5m超。頭が大きく、トカゲ・カエル・鳥やネズミなどを捕食する。食性の幅が広い高次捕食者である。地上だけでなく、細 長い体を利用して樹上の細い枝先でも活動する。 |  |
マングローブヘビ 全長1.7~2mに達し、2.5mを超えることもある。トカゲやカエル、鳥やネズミなどを捕食する。全身が光沢のある黒色に黄色の幅狭い横帯、口とのども黄白色。地上から樹上の細い枝先でも活動。 |  |
ミナミオオガシラ 全長2mに達し、幼体はトカゲやカエル、成体は鳥やネズミを捕食する、食性の幅が非常に広い高次捕食者である。樹上でも地 上でも活動し、木の梢に来る鳥類を待ち伏せして捕食する。弱毒を持ち、効率よく獲物を殺すことができる。国内身定着。 |  |
ボウシオオガシラ 全長1.7~2mに達する。トカゲやカエル、鳥やネズミなどを捕食する。食性の幅が広い高次捕食者である。地上だけでなく、細長い体を利用して樹上の細い 枝先でも活動する。 |  |
タイワンスジオ 尾の側面に黒色の太い筋が目立つ無毒蛇である。全長は標準で220cm、最大270cmになる。腹板数243~262枚、尾下板数101~122対、体鱗 列数は23か25列である。昼行性で、地上でも樹上でも採食する。沖縄で定着。 |  |
タイワンハブ 60-120cm。形態は茶の地に黒い斑紋を有し、サキシマハブと類似する。樹上活動が多く夜行性。猛毒。90年代名護市に帰化固体発見。 |  |
両生類 | |
プレーンズヒキガエル 温帯域に分布、河川周辺の荒地、耕作地などに生息。昆虫など小動物を捕食。水溜り、湿地、河川など の浅い所に産卵する。皮膚から毒液を分泌。 |  |
キンイロヒキガエル 南米の熱帯から亜熱帯域に分布、熱帯雨林の林床の落葉の堆積場所など。夜行性で、昆虫など小動物を貪欲に捕食する。水溜りなどで産卵。皮膚耳腺から毒液分泌。 |  |
オオヒキガエル 体長9~24cm程度。鼻から瞼の縁に骨質隆起。耳腺は菱形で巨大。昆虫からネズミやヘビまで捕食する高次捕食者。きわめて多産、ほぼ1年中繁殖している。小笠原・沖縄で確認。 |  |
アカボシヒキガエル 温帯域に分布、乾燥地の峡谷、草地、林などに生息し、小動物を捕食。水溜りや河川沿いの溜まりなどに産卵。皮膚・耳腺から毒液を分泌する。 |  |
オークヒキガエル 19-33mm,灰色~黒色.背中に一本白い線.温帯域、雑木林の下草に生息。昆虫、クモなどを捕食。水溜りや池に産卵。皮膚から毒液を分泌。 |  |
テキサスヒキガエル 温帯域の草地、耕作地、牧草地などに生息し、小動物を捕食。水溜りや溜池、水路などに産卵。皮膚・耳腺から 毒液を分泌。 |  |
コノハヒキガエル 南米熱帯林の林床に生息。最大7cm。枯葉に擬似。夜行性で昆虫などを貪欲に捕食。水溜りに産卵し繁殖力が旺盛。皮膚・耳腺から毒液を分泌。 |  |
キューバズツキガエル 8.5-16.5cm。1年中繁殖できる。 頭部の皮膚と頭骨が癒合しごつごつして見える。背面や四肢に縦条を持つ個体がおり、背面の皮膚にいぼが多い。国内未確認。 |  |
コキーコヤスガエル オタマジャクシ期間なく卵から直接にカエルが孵化する。このため、水域がなくても 湿った環境で繁殖、年に5回産卵し、約8週間成熟する。日本身定着。 |  |
ウシガエル 頭胴長18cm。水生傾向が強く、幼生も大型で全長15cm。貪欲な捕食者で、昆虫やザリガニの他、小型の哺乳類や鳥類、爬 虫類、魚類までも捕食する。 全国に定着。 |  |
シロアゴガエル 東南アジア原産。環境への適応力が高く自然林にも市街地周辺にも生息可能。四肢の指に発達した吸盤はアオガエル属と類似する が、体色の違いや前肢の水かきの有無等で区別できる。 沖縄で定着。 |  |
魚類 | |
チャネルキャットフィッシュ 最大132 cm。体は細長く口ひげ8本。幼魚の体には黒斑点。水温0~32℃で生息可能で 湖沼、河川下流域に生息。ヒレと胸ヒレに鋭いトゲがあり捕食されにくい。岐阜県・滋賀県で定着。「河ふぐ」で商品化。 |  |
ノーザンパイク 最大150cm。魚類・ザリガニ・カエルなど捕食。 カマスに似て口は大きく多数の大きく鋭い歯。大量に産卵。単独で行動する。寿命は24年以上で、1~3年で成熟する。国内未確認。 |  |
マスキーパイク 最大1.8m。魚類を捕食。アヒル嘴型の大口に鋭い歯多数。体の斑紋は複雑模様。春季水草の上に大量産卵。 3~5年で成熟する。 河川緩流域や湖など水温25℃水域。国内未確認。 |  |
カダヤシ 雄3、雌5cm。メダカ似、青っぽく尾鰭が丸い。水田や池沼・湖、河川下流に生息。雑食性。卵胎生で1回に100匹程度仔魚を産む(5~10月)。 成熟は半年程。福島県~沖縄の各地で定着。メダカを駆逐。 |  |
ブルーギル 25cm。幼魚では7~9本の暗色横帯。成魚の色は濃灰褐色から暗褐色。湖沼やため池、堀などに生息し、雑食性。 1回の産卵数は2万~3.6満粒。5~8月コロニーを形成。 |  |
コクチバス 30-50cm。オオクチバス似。口は小さく後端が眼の中央下まで達しない。湖沼や河川中下流域。 低水温に強く流水域に適応。雌1匹当たりの抱卵数は5千~1.4万個。産卵期は5~7月。 |  |
オオクチバス 30~50cm。上あごの後端が眼の後縁の直下よりも後方に達する。体に不規則な暗斑。腹側は黄味を帯びた白色。湖沼やため池、 河川中下流域に生息。4~7月繁殖期。 |  |
ストライプトバス 最大2m。スズキ型、白銀色で細い黒縦線が数本入る。成魚は魚類と甲殻類 を捕食。淡水から海域まで日本全国で生息が可能。 春に産卵のために河川をのぼる。国内未定着。 |  |
ホワイトバス 最大45cm、スズキ型、色は白銀色、細く薄い縦線。魚類・甲殻類・水生昆虫などを捕食。河川緩流域、湖沼に群れで生息。 春から初夏に大量産卵し3年で成熟。 国内未定着。 |  |
交雑種ストライプトバス×ホワイトバス スズキ型の体型、白銀色、体側に細い黒縦線が数本入るが、親種と違ってこの黒縦線の列が大きく崩れる特徴を持つ。 | 画像なし |
ヨーロピアンパーチ 最大50cm。スズキ型、色は緑っぽい黄で体側に5~9本の太い黒横縞。魚類や大型甲殻類を捕食。河川緩流域、湖、池沼など、。産卵期は4~5月で、木の根や抽水植物に白リボン状卵。国内未定着。 |  |
パイクパーチ 最大130cm。スズキ型で背側は薄茶に暗色斑。大口に牙状の歯。成魚は主に魚類を捕食。日本全国で生息可能。 湖沼、河川、貯水池、運河など。 2~7月にで、抽水植物などに産卵。国内未定着。 |  |
ケツギョ 最大65cm。スズキ型で黄褐色の地色に黒褐色のまだら。魚食性であり、甲殻類も捕食。湖沼や河川の緩流域。 岸近くの浅場(1~2m)の緩やかな流れのある場所で夜間に産卵する。 国内身定着。 |  |
コウライケツギョ 最大30cm、ケツギョよりも体高が低く頭部に黒斑、体側には縁取りのある不規則なヒョウ柄小黒斑。魚や甲殻類も捕食。 河川、湖沼に生息。産卵期は3~7月で、瀬の砂利底にばらまくように産卵。 国内未定着。 |  |
クモ類 | |
キョクトウサソリ科 尾端に毒針があり、アルファ-サソリ毒、ティティウストキシン等のサソリ毒を有しており、刺傷により人体・生命に影響する程の猛毒を有する種も多い。ペット輸入あるが、国内未定着。 |  |
Atrax属の全種(ジョウゴグモ) 15~45mm。ジョウゴグモは野外に漏斗状の網を張るが、交接期の雄は人家内等にも侵入し、靴の中や衣類の間にも潜みこむ。出糸突起が長い。両性とも有毒。国内未定着。 |  |
Hadronyche属の全種(ジョウゴグモ)
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イトグモ (L.reclisa/L.laeta/L gaucho) イトグモ刺咬症は、局所的な皮膚の壊死であるが,刺咬例の13%で全身症状が記録されており、老人や幼児では死亡例がある.イトグモ属は世界に100種が生息する。国内未定着。 |  |
ハイイロゴケグモ 有毒。雌は0.7~1cm。全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。雄は約4~5mmで、腹部背面は灰白色で中央に縁取りのある白い斑紋がある。日当たりよければ、あらゆる場所に営巣が可能である。神奈川・愛知・大阪等港周辺に定着。 |  |
セアカゴケグモ 雌は0.7~1cm。全体が黒色で腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。 雄の体長は約4~5mmで腹部背面は灰白色で中央に白い斑紋。卵嚢は直径約1~1.5cmで乳白色である。毒を有するのは雌のみ。大阪・三重を始め愛知・滋賀にも定着。 |  |
クロゴケグモ 雌は0.7~1cm。全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。 雄は4~5mmで腹部背面は灰白色で中央に白い斑紋がある。日当たりが良ければどこでも営巣が可能である。 |  |
ジュウサンボシゴケグモ 雌は0.7~1cm。全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条がある。 雄は4~5mmで腹部背面は灰白色で中央に白い斑紋がある。日当たりが良ければどこでも営巣が可能である。 |  |
甲殻類 | |
Astacus属の全種 ターキッシュクレイフィッシュは最大20cm。褐色、白色、青などある。塩分耐性が高く河口にも棲み繁殖力が高い。ヨーロッパザリガニは最大15~17cm。雑食性で食物の選好性が幅広い。 ゜ット輸入あるが国内未定着。 |  |
ウチダザリガニ/タンカイザリガニ 15cm超。1930年食用に北海道に導入。第1胸脚に白い模様。繁殖能力が強い。魚類、底生生物、水草などを捕食する。水草を切断し減少させる。高温や汽水環境でも生息できる。ニホンザリガニを駆逐。北海道・福島県に定着。 |  |
ラスティークレイフィッシュ(アメリカザリ ガニ) 最大10cm。雑食性で水生植物、小型魚類などを摂食。他のザリガニを駆逐。水生植物を切断する性質があ る。ザリガニカビ病の保菌者である。 繁殖期は夏から秋および早春。寿命は3~4年。食用、ペット輸入されるが国内未定着。 |  |
Cherax属の全種(ミナミザリガニ) 体色には色彩変異が多い。マロンの体長は最大38cmに達する。ヤビーの繁殖期は春から秋にかけてで、年1~2回、多いときには300個の卵を産む。雑食性。 レッドクローは年間を通じ繁殖。ヤビーは冷湿地帯から乾燥地帯まで生息。他のザリガニを駆逐する。ペット輸入されるが国内未定着。 |  |
モクズガニ属の全種 甲幅5-6cm。チュウゴクモクズガニ(上海蟹)の方が棘も鋭く、特に前側縁の突 起4歯が明瞭。淡水海水への適応。水質汚濁耐性。高い移動能力を持 つ。国内で養殖されているが国内未定着。 |  |
昆虫類 | |
テナガコガネ属の全種 5-7cm。幼虫は良好な林の大木の樹洞に生息するが、そのような環境は近年ますます減少している。コガネムシ上科の他の種より大型で、前脚が非常に発達する(特にオス)ことや前胸後角が大きくえぐれるなどが特徴。国内未定着。バリーテナガコガネ、ヤンソンテナガコガネ、マレーテナガコガネ、バターレルテナガコガネなど。 |  |
クモテナガコガネ属 4.3~8.0cm。日本には同属の種は生息しないが、同じテナガコガネ亜科のテナガコガネ属に属するヤンバルテナガコガネが沖縄本島に生息する。テナガコガネ亜科の中では非 常に大型で長い体形を有する属である。 |  |
ヒメテナガコガネ属 2.5~4.5cm。日本には同属の種は生息しないが、テナガコガネ属の国内希少野生動植物種であるヤンバルテナガコガネが沖縄本島に生息する。テナガコガネ亜科の中では最も 小型の属である。 |  |
セイヨウ オオマルハナバチ 胸部・腹部が黄色と黒色の縞模様で、腹部の末端は白色を呈する。この斑紋は、女王・働きバチ・雄バチでほとんど差がない。マルハナバチの中でも、花資源や営巣場所をめぐる競争力が強い。道東のノサップマルハナバチ と同定注意。 園芸輸入されたが受粉せず盗蜜することも。 |  |
ヒアリ 体長2-6mmの赤茶色のアリで、高い採餌能力や防御物質の分泌、ワーカーの侵略などにより他種のアリと競合し駆逐する性質がある。女王アリは多産。草地など比較的開けた環境.マウンド状のアリ塚。国内未定着。刺されると人が死ぬこともある。 |  |
アカカミアリ 体長3-5mmの体色は赤褐色で頭部は褐色のアリ。働きアリは多型を示す。水に浮んで集団で移動するなど拡散の能力が高い。毒をもち噛むので注意。沖縄などに分布。 |  |
アルゼンチンアリ 体長は約2.5 mm、体色は淡黒褐色。 多女王制で大きなコロニーを形成し、繁殖力が強い。働きアリの活動温度帯は5~35℃である。女王アリの産卵能力は日に60卵。主に分巣によって分布を拡大する。全国に定着。多女王性大コロニー。行列を作って採餌。専用殺虫剤販売。 |  |
コカミアリ 1~2mm。多女王性であるため1コロニーあたりの産卵量も多く、物資に伴う分散にも女王が伴うことが多いため、コロニーの増殖や分布拡大の能力が高い。昼夜を問わず活動するため、採食能力が高い。刺されると激痛。国内未定着。 |  |
軟体動物 | |
カワヒバリガイ属の全種 殻長2~3cmの淡水棲のイガイ科の二枚貝。足糸という繊維状物質を分泌して付着基盤に固着する。寿命は、京都府宇治川および香港では2年。主要な種は浮遊幼生期を持ち水域を通じて広範囲に拡散する。長良川はじめ各地に定着。繁殖期6-9月。駆除は掻き取り、塩素、干出し。 |  |
クワッガガイ 殻長約2~3cmの淡水棲の二枚貝。足糸という繊維状物質を分泌して付着基盤に固着する。カワホトトギスガイは殻に縞模様があることから、ゼブラガイと呼ばれている。浮遊幼生期を持つことから、水域を通じて広範囲に拡散する。国内未定着。 |  |
カワホトトギスガイ 殻長約2~3cmの淡水棲のカワホトトギスガイ科の二枚貝。足糸という繊維状物質を分泌して付着基盤に固着する。 暖かい季節の間ずっと繁殖。浮遊幼生期を持つことから、水域を通じて広範囲に拡散する。国内未定着。 |  |
ヤマヒタチオビ(オカヒタチオビ) 殻高5cm程度の細長型のカタツムリ。森林域から草原域にまで生息が可能で、ナメクジ類、カタツムリ類などを攻撃して捕食する。亜熱帯原産であり、有霜地 域には生息できない。小笠原に定着。 |  |
ニューギニアヤリガタリクウズムシ 4-6.5cm。細い方が頭。背に縦線。コウガイビルの仲間であり、外見はヒルなどに似ている。繁殖能力が強く、体の破片からも再生が可能であり、様々な陸産貝類を捕食し絶滅に追いやる。小笠原に定着。 |  |
植物 | |
オオキンケイギク キク科多年生草本。高さ0.3~0.7m。温帯に分布。路傍、河川敷、線路際、海岸など。開花期は5~7月。頭状花直径5-7cm。舌状花は黄燈色で花冠の先は4-5裂。筒状花も同じ色で花床に細長い鱗片。総苞片は2列につく。葉は対生~互生で狭倒披針形で両面に粗い毛。痩果をつける。 |  |
ミズヒマワリ 抽水性の多年草で、高さは0.5~1m以上になる。開花期は9~10月。両性花。(6~11月まで開花との報告もある)栄養繁殖が極めて旺盛で、ちぎれた茎は節から根を出し、生長が早く、短期間で大きなコロニーを形成する。水の流れ塞ぎ、在来の植物や魚類を駆逐する。愛知県豊橋市はじめ各地に定着。 |  |
オオハンゴンソウ キク科の多年生草本で、高さは0.5~3m。中部地方(岐阜県)以北の寒冷な土地に分布する。路傍、荒地、畑地、湿原、河川敷などに 生育する。 開花期は7~10月。頭状花。虫媒花。痩果をつける。 横に走る地下茎から茎を叢生する。湿原等の貴重植物を駆逐するおそれ。 |  |
ナルトサワギク キク科の一年生~多年生草本。高さは0.3~0.7m。徳島・兵庫・大阪など温帯~暖帯に分布し、海辺の埋立地、空地、路傍、河川などに生育する。日当たりの良い場所での生育が良好である。開花は周年。頭状花。生長段階の早い時期でも開花結実する。自家不和合性。 痩果をつける。浸入間もないが急速に拡大中。 |  |
オオカワヂシャ ゴマノハグサ科の一年~多年生草本で、高さは0.3~1m。関東・中部など温帯~熱帯に分布し、湖、沼、河川の岸辺、水田、湿地に生育する。開花期は4~9月。両性花。蒴果は多数の種子を持つ。種子は、風、雨、動物などにより伝播される。根茎で繁殖する。準絶滅危惧種の在来のカワヂシャと混雑。 |  |
ナガエツルノゲイトウ 水辺の湿った環境に生える多年草で、茎の下部が水没することもある。茎の長さは1m以上にもなり、匍匐した基部から数多く分枝し、発根する。茎切片による栄養繁殖が極めて旺盛である。特に、日当たりの良い肥沃な条件下では、急激に増殖する。関西・四国・九州などに定着。 |  |
ブラジルチドメグサ 川岸や水湿地に生える多年草で、茎の長さは1m以上にもなる。泥に根を張って生活するとともに、水面を浮遊して分布を拡大する。節から葉や根を出す。根茎はばらばらになり易く、茎切片による栄養繁殖が極めて旺盛である。熊本県で大繁殖。 |  |
アレチウリ 一年生草本で、生育速度が非常に速いつる性植物。長さ数~十数m。群生。果実に鋭い棘多数。林縁、荒地、河岸、河川敷、路傍、原野、畑地、樹園地、造林地など。日当を好む。有機質の多い汚染河川岸や焼却炉やゴミ集積地付近にも。在来種と競合、駆逐。静岡・長野などで定着。 |  |
オオフサモ 多年草で、水面からの高さ0.2~0.3m。耐寒性。湖沼、河川、池、水路、一部の休耕田の浅水中に群生する。 開花期は6月頃。雌雄異株。日本では雌株のみで、種子生産は未確認。地下茎で繁殖し根茎で越冬する。閉鎖的なクリークで局地的発生。北海道以外の全国に定着。 |  |
ルドヴィキア・グランティフロラ(オオバナミズキンバイ) 南米原産、水生の多年草。水上と水中に厚く密生し、他の植物の生育場所を占領するほか、水鳥が利用する解放水面を奪う。兵庫県、滋賀県、和歌山県で確認されている。 | 画像なし |
スパルティナ属全種(スパルティナ・アングリカやスパルティナ・アルテルニフロラを含む) 以下アングリカの記述。イネ科の多年生草本で、高さは0.3~1.3m。大きなやぶを形成する。温帯の、干潟、河口域や入江などの塩湿地に生育する。砂質土壌よりもシルト質土壌を好む。北アメリカでの開花期は、6~9月。根茎や植物体の切片から再生できる。日本への導入記録はないが、もし発見したら早急に駆除すべき。 |  |
ボタンウキクサ ウォーターレタス。常緑多年草で高さ10cm。土に根を張った方が生育が早い。池沼、河川、水田、水路などの日当たりの良い所を好む。開花期は5~10月。両性花。液果は風、水、動物、人間などにより伝播される。平均水温12℃程度なら生育を続ける。 |  |
アゾラ・クリスタータ アカウキクサ科の浮遊性の水生シダで、大きさ5cm程度まで。暖帯~熱帯の湖沼、水田、溝、水路などに生育する。日当たりの良い、浅水中を好む。一部の系統は5~6月に胞子嚢をつける。胞子は水により伝播される。特に夏期、茎の分枝(芽)による栄養繁殖が旺盛である。 |  |