蒸気で加熱する“蒸し料理”。
食材の水分を利用して温める電子レンジでは、水分が抜けすぎて時として味気なくなります。“蒸籠(せいろ)”を使った加熱法では、蒸気で水分を補いながら食材を温めるので、ふっくらと美味しく仕上がります。
そればかりでなく、蒸すと食材の栄養分が残りやすく、本来の食味を存分に味わうことができます。さらに、油を使わず、肉や魚の脂も適度に落ちるため、健康的な食事を頂くことができます。
蒸籠は“中華せいろ”と“和せいろ“の二種類。
中華せいろ
和せいろ
ステンレス製やアルミ製の蒸し器もありますが、決定的な蒸籠との違いは“熱の伝わり方”。熱伝導率が高い金属は、炎の熱や電熱器の温度をそのまま食材へ伝えてしまいます。金属製の蒸し器と接した食材は高温調理になって、時として焦げたり硬くなったりします。
総じて、新しく購入するのなら、蒸気が適度に抜け、料理の守備範囲が広い「中華せいろ」がオススメ。材質が良く、作りがしっかりした蒸籠は数十年にわたって使え、変形しやすいアルミ製の蒸し器より長い目で見れば経済的です。
総じて、新しく購入するのなら、蒸気が適度に抜け、料理の守備範囲が広い「中華せいろ」がオススメ。材質が良く、作りがしっかりした蒸籠は数十年にわたって使え、変形しやすいアルミ製の蒸し器より長い目で見れば経済的です。
せいろ蒸し器の使い方
種類の違う食材を一度に蒸すときは時間差をつけて、火の通りにくいものから順に蒸してください。アクのでる食材は下の段に入れてください。
ヘルシーで美味しい!“温野菜”
蒸しカボチャ&サツマイモ
ブロッコリーとカリフラワーの蒸篭蒸し
じゃがいもとカラフル野菜の蒸篭蒸し
ジンワリと美味しい 蒸し料理
茶碗蒸し
ボリューム感があっても、ヘルシーに。
ゆで豚のせいろ蒸し
キャベツと人参の豚バラ巻き
白ネギを豚バラ肉で巻いも美味しい!ちょっとした集まりにも重宝するメニュー。
にんにく味噌のごまだれとせいろ蒸し
豚肉とモッツァレラ、なすとズッキーニのせいろ蒸し
魚介の旨味を閉じ込めて
金目鯛のカルパッチョに蒸篭蒸し
白身魚ときのこの蒸し物
中華蒸籠があるなら、やっぱり点心!
せいろ蒸しシュウマイ
《ほたてしゅうまい》も缶詰のホタテ缶を使えば簡単にできます。
蒸し野菜とシュウマイ
もち米シュウマイ
もっちり皮のえび蒸し餃子
花巻
ご飯もの
かにと筍のせいろご飯
せいろで鮭蒸しご飯
うなぎのせいろ蒸しひつまぶし
ほっこりと美味しい!おやつも蒸籠で手作り
黒糖蒸しパン
硬くなったパンをフカフカに
たまには外でせいろ蒸し 〜東京のおすすめ店
龍馬街道 品川
蒸し屋清郎 渋谷
銀座 羅豚 はなれ
おわりにかえて―暮らしのヒント 蒸籠がある食生活―
せいろがあるだけで、食生活が変わるかもしれません。
油を使わず食材の旨味を味わえる蒸し料理は、健康的で美味しいばかりでなく、食材を見極める目を養います。また中華せいろであれば、食材を蒸しあげてそのまま食卓へのせることができ、簡単に健康的な食事を暮らしの中に取り入れることが出来ます。
油を使わず食材の旨味を味わえる蒸し料理は、健康的で美味しいばかりでなく、食材を見極める目を養います。また中華せいろであれば、食材を蒸しあげてそのまま食卓へのせることができ、簡単に健康的な食事を暮らしの中に取り入れることが出来ます。
蒸籠は、一人で食事することが多い人、多忙な人にはオススメの調理道具です。
材料を切って入れるだけの温野菜料理は、洗い物も少なくてすみ、余計な下拵えをする必要はありません。頻繁では飽きてしまうかもと思われがちですが、旬の野菜は季節によって移ろい、またつけダレに工夫を入れれば飽きないものです。
また、紹介したように蒸籠ならではの料理も数々あります。ぜひ蒸籠を使って料理の幅を広げ、美味しい食生活をおくりましょう。
材料を切って入れるだけの温野菜料理は、洗い物も少なくてすみ、余計な下拵えをする必要はありません。頻繁では飽きてしまうかもと思われがちですが、旬の野菜は季節によって移ろい、またつけダレに工夫を入れれば飽きないものです。
また、紹介したように蒸籠ならではの料理も数々あります。ぜひ蒸籠を使って料理の幅を広げ、美味しい食生活をおくりましょう。
有機野菜や銘柄肉を入れて“蒸籠(せいろ)”のままサーブするランチは、カフェや和食レストランの人気メニュー。家に“蒸籠”さえあれば、いつでも手軽に外食そのままの美味しい蒸し料理が味わえます。
以下では、“蒸籠”を使った蒸し料理の数々を紹介しますので、ぜひ参考にしてご自身の料理の幅を広げて下さい。
【画像は、表参道《ブラウンライス バイ ニールズヤード レメディーズ 》の「野菜のせいろ蒸し膳」】