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【ドラニュース】

京田、背番号1の誓い 竜の鉄人になる

2018年12月7日 紙面から

契約更改を終え、新しい背番号「1」のポーズをとる京田=中日ドラゴンズ屋内練習場で(今泉慶太撮影)

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 憧れの背番号1を追う。中日の京田陽太内野手(24)が6日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、500万円増の4500万円で更改した。今季、チーム唯一の全試合出場を果たした若武者は初のフルイニング出場に照準を設定。3年目でのフルイニング出場は憧れる阪神・鳥谷敬内野手(37)と同じだ。ドラフト1位で入団する大阪桐蔭高・根尾昂内野手(18)との遊撃争いを制して“鉄人ロード”を歩む。

 軽くなった背中と、重くなった責任感。正式発表された背番号「1」の継承。ミスター・ドラゴンズの高木守道さんらが背負った番号に、京田の言葉にも決意がにじみ出る。「一桁の番号は、そのチームの顔。どんな試合展開でも最後までグラウンドに立っているような選手が付けるべき番号。フルイニング出場は目指したいと思います」。己に言い聞かせるように思いを語った。

 今季はチーム唯一の全試合出場を達成したが、シーズンを通して調子が上がらず、打撃成績は前年を軒並み下回った。「正直に言うと、1年間つらかったです。球場に行くのも嫌だなと思うときもあった」と振り返る。

 来季は、不本意だった2018年と決別する。誓ったのはフルイニング出場だ。達成すれば、阪神・鳥谷の足跡とぴったり一致する。大卒で入団し、2年目に全試合出場、3年目にフルイニング出場を果たした鳥谷は鉄人への階段を登り、歴代4位の667試合連続フルイニング出場を記録した。京田も2年目までは鉄人・鳥谷ロードを歩んでいる。「背番号1とフルイニングといえば鳥谷さん。ずっと好きな選手ですし、僕も鉄人と呼ばれるくらいになれれば」と意欲をのぞかせた。

 グラウンドに立ち続けるためにも、まずは定位置の確保。本職の遊撃には大物ルーキーの根尾がやってくる。「スーパールーキーに負けないように僕も遊撃一本でいきます」。おいそれとポジションを譲るつもりはない。

 

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