【その他の人名・人種】

ここはその他の独自設定<人名・人種>を集約しています。

使用上の注意
※国別・項目別に仕分けています。他国の設定については人物・用語目録から該当国家のページを開き追加してください。
※可能な限り、作者自身で項目作成していただくようお願いします。五十音順に並んでるので、それに沿っていただけると助かります。
※この項目は「確定事項」ではありません。利用するもしないも、設定的に齟齬が出る内容でも確定事項に反しない限り原則問題ありません。

項目凡例
【項目の名称】
項目の内容
(初出:[[初出のSS名]] または ネタ提示スレの日時・本数)


【イスティ】

フルネームはイスティ・イスティス・ムス・ティス・ント・エルント。
赤く豪奢な傘、季節に合わせた赤い服を身に纏い、主に地球側のゲート付近に姿を現す少女。
異世界へいくことに消極的だったり、なんらかの理由でゲートを越えられない人を手助けしたり、その背を押すような発言をする。
外見は成長しかける不安定さを持った危うい魅力の少女。白い肌と黒髪、アーリア人を思わせるアーモンドアイ。小さめな体躯でありながら、存在感の強さを見せつけるかのように(無い)胸を張り見下すような態度を取る癖がある。
他人を連れていてはできないが、個人ではあらゆる場所に必要な時、タイミングを見計らったように姿を現す事ができる。
異世界の世情には詳しいが、広く浅い知識しかない。
コケティッシュな仕草さや無防備な行動が多いため、同行している日本人TV局クルーヤマダにあられもない姿態を盗撮されている。
 (初出:【江戸ロック異聞 前編】

【犬塚勇馬】

十津那学園剣道部所属の男子生徒。剣技はズバ抜けており、亜人相手に互角以上に戦える逸材
先祖は幕末に人斬りをやっていたらしい。両親は11門世界を旅した経験がある
大延国に流れ着いた犬塚勇人は、彼の兄にあたる
豚人系オークの奥山さんと恋愛中
(初出:【奥山さんと僕】

【今林 六義】

十津那学園の生徒。天文部と生徒会執行部をこなす文武両道の天才。
マッシュルームカットに整って優しい顔、まあまあの長身と女子生徒から人気が高い。星の王子様などと呼ばれ、十津那学園のイケメン三銃士に数えられる。
どこか余裕のある態度、伴った実力と完璧超人だが、優しすぎる面もある。
が、それらは表の顔であり、実際にはワイズ・ツールマンという科学者とともに異世界人を狩り立てる冷酷な少年。
過去にエルフのクローンと交際していたことがあり、失われた彼女を取り戻そうと科学に身を売り渡している。
(初出:【科学領域】

【奥山さん】

本名「オーク・オーク・ヤーマン・フー・ウー・ウー(偉大なるオーク族ヤーマン氏族233番目の娘)」
『奥山さん』は十津那学園の担任教師につけられたあだ名。真名は「フゥカ」
ミズハミシマに移住した豚人系オーク民族の女の子で、見た目はなんとなくブタ
小麦色の髪の毛に、ピンク色の髪留が2つ
ややタレ目などんぐり目、クルクルとよく動く耳、ひくひく動く鼻といった外見
身長はオークの平均よりやや小さい180cm。体重もそれなりのポッチャリ体型
のんびり屋だけれど頑張り屋さん。芯の部分ではオークの積極性と一途さがある
地球では翻訳の加護を受けずに、独学で日本語を勉強中。若干カタコトなのは、その影響
ペットはジャンガリアンハムスターの「アシタ」
(初出:【奥山さんと僕】

【「神」】

(神様、法の神、秩序神)
「rule of law = Testament(完全法治実験区,ルールオブロウ)」と名付けられた未踏破地帯の一区画で勢力を持っている新しい神。
整然とした秩序を重んじる性格なので区画整理や法の整備などには建設的な提案をし積極的に推し進めている。
風紀を守ると言う理由から趣好物や嗜好品などの多くを禁じているため一部の者達から反発されたが罰を与えて排除し徹底した教育によって強制的に屈服させた。
不要と判断した物全てを容赦なくバッサリ切り捨て世界から完全に消滅させ、悪人と判断した者に厳罰を与え、
非常に強力な結界や聖域をいたるところに張って外部からのものを含めた不要な干渉を一切遮断している。
影響下では他者との交流などが厳しく制限されてはいるが徹底した法治による安全と平和を支持する声もある。
実際統治下では正当な労働に対価として正当な報酬が支払われ、一切の不正や悪事が行われず、社会保障制度も充実している。
統治している「神」の名前は不明であり、また神の名や正体を知ろうとしてはいけないと言う戒律が存在するため単に神様とされる。
基本的には誰の前にも姿を見せず、どのような姿をしているのかさえ全く伝わっていない。
法典や条文などからの引用を多用して法の内容のみを空中に表示し、
言葉も本来ひらがなの部分が全てカタカナになっていたり記号や英数字だったりして空中に光の文字で映し出されたり
エコーが掛かって何重にも加工された電子音声のような響く超重低音の音声であったりして本人の声ではない。
民からは勝手に法務大臣や法王のようなガチガチな堅い神という印象で考えられている。
ただリカとだけは自分自身の言葉で穏やかに話しており、たまに連絡を取り合っている。

11柱神や地球側に対しては時が満ちていない=未だその時では無いとして絶対非干渉の立場を貫いており、
未踏破地帯にある自身の勢力圏外では全く活動しておらず一切存在も知られていない。

他との関係は
  • お掃除が得意なきれい好きで一緒に行動するだけで自然に健康的な生活のリズムを整える子供好きのリカとは相性が良い。
  • 規律を乱し住民の質を下げるアポロヌスアバターとは特に相性が悪く常に目の敵にしているくらい嫌っている。
  • 捨てるべき物を捨てられずにゴミの山を作り出すアルゲステロスとは相性が悪い。
  • 絵にかいたようなバカキャラの代表みたいなフェンザリルドとは相性が悪い。
それ以外で知性が有る連中に関してはプロの仕事人を兼ねた危険物処理班と捉え、
知性が無い連中に関してはただのそういう性質を持った「物体」すなわち「中和剤」として見ている。

【川津天】

十津那学園剣道部所属の男子生徒。亜人には劣るものの対人間戦は圏内不敗
両親が異世界の研究者でほとんど家に帰らず、幼少期より隣家の下宿屋ですごす
中学時代にその下宿屋に留学してきた蛇人の蛇神ヤマカと知り合い
とある事件をきっかけにして縁を持つこととなる
ヤマカからは「テンちゃん」と呼ばれるが、当人は気に入っていない
厨2病の残滓を患っており、すぐ毒を吐く。リア充だが自覚が無い
(初出:【ヤマカさんと僕】

【希望の精霊ホープ(ホープフル)】

リカがつくった希望の精霊。
あらゆる意味での溢れる希望と生きる活力に満ちた気持ちをより集めてそれに波長が一致する自然のエネルギーと同調させてできている。
左右に白鳩のような翼を持ち空を飛ぶ四葉のクローバーのような姿で現れたくさんいる。
万色の多重精霊力を持ち、希望の風を吹かせてその相手にとって希望になるような物や活路を見出せるような物を舞い込ませたり、
暗闇の中に希望の光を差し込ませたり、岩石に囲まれた際に何とか抜けられそうな割れ目を入れたり、
小さな火種を与えたり、おいしいきれいな湧き水を湧かせたりして生きる希望と活力を与える性質を持つ。

【希望の超神霊フォーチュンウィッシュ】

希望の精霊ホープにリカが奇跡の力を分け与えて誕生した希望の超神霊。
物理法則を歪めたり無視したりも可能な奇跡の力で人々の中に直接希望の心や生きる活力のエネルギーを生み出すことができる。
また奇跡を起こして不可能を可能にする。
明日への希望を与え未来への活路を開く。
大きな黄金の球体に乗って浮遊し希望の種を持った長い金髪の女神のような姿をしていて
全身が光り輝いており全ての希望がつまったような性格をしている。

【聖美ちゃん】

リカの一人目の信者にして友人。
小学2年~幼稚園くらいの年齢。
甘くてやわらかい色をした明るい総天然ピンク髪のロングヘアに、プレゼントのラッピングの様な長いリボンの中央に白い十字架をつけた
清潔感のある衣服を着ている。
たまに両サイドに飴玉の様な形の髪留めをつけて先端がくるりと巻いたツインテールにしている。
実は由緒正しい良いところのお嬢様で、清楚で心の正しい良い子。幼い割にしっかりしていて、はっきりと自分の意思があり芯は強い。
リカがうまれてはじめて助けた人で、うまれてはじめて仲良くなれた人でもあり、リカは彼女を特別大切にしている。
小ゲートの暴走事故に巻き込まれて飛ばされてきた聖美ちゃんをうまれたばかりの時のリカが発見して救い、しばらく行動を共にしていた。
最近でも時々逢っていっしょに小冒険をすることがある。
リカと契約しているので奇跡が使える。

【救助が趣味な水の精】

水の精。精霊としての力は並。海を救助者をさがして気の向くままに移動している。
飽きっぽい精霊としては珍しく一つの趣味に長年打ち込んでおり、性質が悪い。
救助をすると決めたら陸まで必ず連れていくことが自ら決めたルールである。
数多くの人々を生還させ、数知れぬ人々をアンデッドへと導いた。
そのため、信仰を集めつつある。
救助者が見つからないとマッチポンプを始めるので注意。
(初出:【漂流中バックパッカー】)

【腐れ神】

腐敗と腐食と発酵を司り、酒神とも。
腐れ神の眷属が腐病を発症させることで恐れられている。
腐病の治療法は、患者の横に葡萄ジュースを置くこと。
こうすると腐れ神が葡萄ジュースに移り、症状の進行が停滞させ、
その際の副産物として、葡萄の美酒が得られる。
これを狙って、酒屋は腐病患者を集め、治療と看護を請け負っているようだ。
(初出:20120324スレ)

【クラハ】

十津那学園に通うエリスタリアからの留学生。
ウッドエルフとよく誤認されるが、フェアリーの成長した個体「コレフィオーレ(走る花)」の青年。
「夏の国」出身で温暖な気候に長らく暮らしていたため、寒さに大変弱い。ついでに曇りの日も活動が鈍る難儀な人。
奇異な行動と言動の裏には、かつて愛する者を失った悲しみを隠している。
(初出:【クラスメイトのクラハくん】

【黒い犬】

ブラックドッグ、黒妖犬、ヘアリージャック(けむくじゃらのジャック)。
真っ黒な毛並と燃えるような赤い目をしており、死人の出る場所に現れる凶兆とも、墓地を守る妖精ともされる。
異世界では死神モルテとの関連をたびたび噂されるが、通常は死を迎えようとしている者にしか
認識できないため真相は明らかになっていない。
戦場の兵士やスラヴィアンの間の口伝で度々その存在が伝えられており、死に急いでいる兵士や
死出の旅を希望するスラヴィア貴族は「黒い犬に目を付けられている」「黒い犬を養っている」などと
言われることがある。
本来的な「死神」とはこういったものかもしれない。
(初出:【Black Dog】

【サイコシルフ】

< 災厄 >の欠片が身体を透過し「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった風の精霊さんです。
台風やかまいたちや竜巻を消したり、吹き荒れる猛烈な突風や砂嵐やブリザードをここちよいそよ風に変えたりします。

【沢村 太助】

放浪のロックシンガー。ロックだけでなく、音楽全般に強い。音大で大部分の楽器を扱える様になっており、音楽史や古い楽器にも詳しい。
障害*1を持ち、それを補うため音楽を身に付けた。そのため他者の認識を喋り方や声の質で判断するすることができる。
脱色したアッシュ系の髪、病的に痩せて長い四肢などはロックシンガーらしい姿。声楽を学んでいるため、歌うときは胸を張って威風堂々とした雰囲気さえ見せる。
小さめの瞳孔と酷い四白眼、口は訓練され大きく開けることができ、ロックシンガーらしい身なりと相まって初対面ではあまりいい印象をもたれない。
音楽関して天才で、感受性もずば抜けて高い。このため異世界では音楽を通じて限定的ながら精霊と交信することができる。
地球に戻ってからは少しだけ売れている程度のシンガーだが、異世界をめぐった事もあり認知度は高い。
(初出:【江戸ロック異聞 前編】)

【シャーリー・ベル】

アメリカはミズーリ州出身の女性。
栗毛で長髪、中肉中背で中性的な顔立ち。ガンベルトを腰に付けてガンマンのような服を着ている。
米軍の工作員だったが命令を放棄して異世界でガンマンになるために活動中である奇特な人間。現在はレギオンの狗でもある。
とある事件で体を失い、群神の神体をもらっている。(但し、中身は人間なので定命があり、致命傷で死ぬこともある)

現在の武器はSabaoth、撃たれたモノに救いを与える(とシャーリーは思っている)銃である。
(初出:【郷里にて】

【シャドーウィスプ(アンチブリリアンス)】

< 災厄 >の欠片が身体を透過し「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった光の精霊さんです。
猛烈な日照り続きを弱めて普通の柔らかい日差しに変え干ばつや日射病を軽減したり、視力を奪うほどの強烈な光や肌荒れなどの原因になる紫外線を大幅にカットして直射しても安全なレベルにしたりします。

【ソウルディーネ】

< 災厄 >の欠片が身体を透過し「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった水の精霊さんです。
人が深い湖に入ってくると水かさを減らして浅くしたり、猛烈な集中豪雨を小雨程度に弱めたり大津波をさざなみに変えたりします。

【第2世代レプリカント】

改良を進められた新型のレプリカント。これが完成形と言う訳では無く、現在進行形でさらに続けて改良を進める予定らしい。
ベースは第1世代(初期型)のレプリカントであった一部の聖都住民。
見た目は綿棒のような姿形をしたピカピカの白い棒人間で、もはや人類的な面影は全く残っていない。
これでも動く石像や魔法物品などではなくれっきとした通常の生物。
基本的な特徴は【テスタメント人(レプリカント)】と同様。
現時点では第1世代(初期型)のレプリカントとは完全に隔離されつつ別の指定区画においてのみ試験的に同時並行運用されている。
あらゆる面において旧型のレプリカントを凌駕する性能と能力を持ち全ての点で旧生命体を上回っている「人間の中の人間」とされる。
改善点としてそれ自体に洗浄機能を内蔵しており洗浄施設などを利用する必要が無くなった。
自身を自動的に最上級の防具と同等の衣服の機能を兼ね備えた無敵の特殊皮膜によって包む構造になっていて衣服も全く不要。
倒しても起き上がりこぼしのように手などを使わず一瞬で立ち上がり星界レベルの上空から落としても猫のようにくるりと身を翻し衝撃も一切無くスタッと立つ。
特筆すべきはその耐性で、全身が旧型レプリカントよりも強力な反渾沌性防護幕に覆われており
ドラゴンブレスの直射や分解系、消去系、時空間転移系や次元ごと斬ったり破壊したりする攻撃にも完全な耐性を備え
例え溶岩の中だろうと太陽に落とされようと無の異界の中でも平気で生き延びる。(神の奇跡やそれに類する力などは使えないので物好きな神がサルベージしない限り戻って来ることは出来ないがそこで永久に放置されても絶対死にはしない)
これらのうち起き上がりや落下時に平気で立つ機能等は旧型レプリカントもデフォルトで備えているがそれらも精度が段違いに上がっていて
防御面では旧型がいったん分断されてからくっつくような攻撃を受けても常に無傷で済み吹き飛ばしもされない等進化していることが判る。
運動能力・移動速度・頭脳面の思考速度など全ての機能が旧型よりも圧倒的に向上していて通常生物の外見で出せる理論上限界値を遥かに超えている。
ここまでの能力を得ていながらも「神」にとっては「これまでマイナス以外の何物でもなかった物体がやっとゼロになれたことを神に感謝すべき」程度の認識で相変わらずほとんど同じほぼ無価値でほぼ無意味な物体その1その2程度の扱いで整然と配置されているのみ。
この見た目になってもなぜか以前と同じ普通に飲食を行う設定にされているのも変わらず。(常に設定された時間及びマナーを完全に守って食事するとはいえ)
聖都は国ほど広くないとはいえ都としてはかなり巨大にもかかわらず人口(レプリカントの数)はそこまで多くないので
「神」に頼まれてリカが食料を出してあげているが(聖都に張られている結界は地球上の全ての爆弾を持って来てここで同時起爆させてもアリ一匹通れる穴も開かないほど強力で精霊も神も絶対に通さないが最初からリカ1柱のみ例外的に結界の自由透過を許可されている)
外の世界で自由に行動し人助けをしたり動物にごはんをあげて手懐けたりしているリカの目から見るとこの聖都や住民の様子になにか違和感を感じている。
とりあえず出会った聖都住人に「もしかしてなにかこまっていることありませんかー?」とか質問してみても
住民は一様に「この聖都には困っている人など一人もおりませんよ。神様のおかげで私達はどんなに感謝しても感謝しきれないほど最高に充実した毎日を送らせて頂いております」「困っている人などどこにもいないのです。私達はいずれ全ての者に与えられる最高の幸福を一足先に体験させて戴いている真に幸運な民なのです」などと通り一遍にして一辺倒(感情がこもっていなくてワンパターン的)な回答しか帰って来ない。
とりあえず「望み」を読んで見ると、「テスタメント人には一切の欲望も野望も存在しないが、希望も願望も全く持って無い」ということのみわかった
しかし、まだうまれてから一ヶ月もたっていないリカにははっきりとこの聖都から感じるその違和感の正体まではわからなかったので
リカはいまはこれ以上それについて住民に追及するのはやめて「神」本人と直接話してみることにした。

【茅野澤雄一郎】

オカルト系出版物をメインとするクマ出版の社長兼編集長を勤める小柄な壮年男性
(初出:【異邦覚江書之書】 )

【テスタメント人(レプリカント)】

聖都テスタメントに住んでいる作り物みたいな人たち。
もし外の人間がそれらを目撃すればその滑稽な動きを見て爆笑すると同時に猛烈な違和感を感じ
「ロボットよりロボットっぽい生物」
「あれに比べたらアンデッドや機械人形の方が遥かに人間味がある」などと揶揄されるであろう存在。
レプリカントとは種族名ではなく、サイボーグやアンデッドなどと同じように「何らかの生物だったものに手を加えられた『状態』」を指す単語で
もともとは何種類かの「みなさんと同様のごく普通の種族」であった者たちであるらしい。
勘違いされがちだがレプリカントはアンデッドでもロボットでもなくまぎれもないちゃんとした『生命体』で、
あれでも体温が有って全身を血液が流れており、全身の細胞一つ一つがまともに生きて生命活動を行っている。
神の力自体を分け与えられている訳では無く魔人でも神霊憑きでも無い。施された改造はあくまでただの純粋な物理的改造。
また機械的な改造は一切施されておらず100%有機生物で出来た正真正銘のただの普通の生物であり人なのだ。
それが逆に脅威。
もっとも最初からこの状態であった訳では無く、何段階かの試行錯誤を繰り返した結果現在のようになったのであり
最初期の頃は秩序による完全統治に反発し団結して反逆し「民衆の力」を見せつけようとした根性のある者らもいた。
その結果即座に厳罰を下されて一瞬で壊滅し「神の絶対的な力」の前では民衆が団結して生み出せる取るに足らない矮小な力など何の意味も無い事を完膚無きまでに思い知る末路となったのだ。
そして同時に「神」は民衆の自由意志及びその肉体の構造そのものが悪を発生させる原因と考え単純な絶対法制による統治を徹底する以上に
「完璧な秩序によって管理されるべき『完璧な住民』」こそが自分が管理する聖都に住む必要条件を満たした存在であると判断。
人が持つ「神」にとって望ましく無い部分つまり「神」にとっての人の悪の部分を容赦なく徹底的に切除していった結果このようになった。
それらは遺伝子レベルで物理的に変貌しており、例え「神」がいなくなったとしても全員永久にもとに戻る事は無い。

おもな特徴としては
  • 全員の姿勢が異常に正しい
  • 全員がずっと全く同じ速度で進み、誰しも歩行が一切の乱れが無い完全にまっすぐな直線で道を曲がる角度が正確無比な直角
  • いつも服装が清潔でピシッとしておりホックやボタンやチャックを全て完全に閉めていて外すことが無い
  • 死なない
  • 死ねない
  • 死のうとも思わない
  • 細胞レベルで一切のアポトーシスとネクローシスが発生しない
  • 新陳代謝を行っていない
  • 自滅プログラムが存在しない
  • 劣化しない
  • 老化しない
  • 不浄な物体を一切生成しない
  • 体外に流血しない
  • 通常の生物よりも強い治癒能力を備え特に切断系に対しては瞬間でくっつき復元する
  • 全身が三次元立体的に形状記憶しており分断してもすぐに髪型を含め全てもとに戻る
  • 飲食物を100%クリーンなエネルギーに変換して利用しまったくむだにしない
  • 脳内伝達物質が完全に安定して制御されており常に肉体的にも精神的にも完璧に安定していて100%ポジティブ
  • 増殖しないし減少しない
  • 全ての科目で確実に満点を取る頭脳及び運動能力を全員が持っている
  • 言葉の明朝体とでも言うべき完璧な発音・完璧な発声・完璧な音量・完璧なリズムでの会話(これが逆に作り物っぽい)
  • 全員が顔のあるマネキンや理想的な人間をモチーフとして作られた彫刻像のような整い過ぎた容姿及び体型(逆に人間的ではなく見える)
  • 全員が毎日完璧なスケジュールに則って行動し一秒一瞬としてスケジュールをミスしない
  • 全員の同時に地面を踏む靴音がまったく一つに聞こえる完璧な動き
  • 全員が悪の心を全く持たず、そういうことを思いつきさえしないし、誰かから提示されても認識できず反応しない(悪に類するものや情報が目の前にあっても見えないし聞こえない)
  • 誰一人として現在の暮らしにわずかな不満すらも感じていない
  • 病気にならない
  • 体内細菌がいない
  • 一切汗をかかずその他どんな理由でも身体から水分を発散しない
  • 生きているし間違いなく血液が流れているが呼吸していない(細胞自体も呼吸不要で皮膚呼吸もしない。生命活動に酸素は一切不用で二酸化炭素等を全く排出していない)
  • 無限のスタミナを持ち一切疲れることがないが毎日決められた時間通りに問題なく就寝し、いびきひとつかかずに完全熟睡する
  • 全員が毎日明朝の全く同じ時間に同時にすっきりと完全にパッチリ目が覚めて完全起床し、眠気一つ無くすがすがしい最高の朝を迎える。
  • 全員が最高のポテンシャルを発揮できる年齢で固定されていて全く変化しない
  • 全員が全てのマナーとルールを完璧に記憶しておりそれを完璧に守る
  • 「神」が指示する事にはそれがどのような内容でもどんな事があっても何のためらいもなく疑い一つせず顔色一つ変えずに絶対従う
  • 死なないので永久に飲まず食わずでも活動を停止するだけで生き続け飲食物かエネルギーを与えれば即座にピンピンして何事も無かったように活動を再開する
などが挙げられる。

実は簡単に飲食不要にする事も出来たがある理由により「神」には飲食という概念自体を不要にする事がためらわれたので飲食する機能だけは残された。
テスタメント人からは飲食は「神」によってわれらに与えられた楽しみなのだと認識されている。…が事実は異なる。(別記)
レプリカント化されても、もともとの種族ごとに住む場所も完全に区分けされ絶対隔離されており、
その上個人ごとに一人ずつ生活及び存在範囲を分断され交流を断たれている。
集団行動させられる際も必ず一定の距離を保ちそれ以上決して接近する事が無く集団行動時の勝手な私語も全く無い。
会話は常に必要な事のみを必要なだけ口にするだけの完全な定文。それに一切の感情や自我を乗せていない。にもかかわらず常に全員が自信に満ち溢れた作り物めいた笑顔で確実に模範的な回答のみを機械的に返す。
聖都にはホコリ一つ浮いていないし本人たちも新陳代謝しないのでずっとそのままでもまったくよごれることがないのだが
定期的に身体及び衣服の洗浄を行っている(もちろん洗浄の場での交流などは一切無く、場も個人レベルで完全に隔離されており互いがどこかに存在していること自体を認識する事すらまったく出来ず、その上洗浄に使用したあらゆる物体のわずかな接触すらも完全に断っている)
完璧なスケジュールによって全員が毎日決められた時間通りに労働に出かけて「今日も立派に良く働いた」と満足している。
何の労働をさせられているのかは不明だが「神」は民衆や団結が生み出す力を完全否定しており、
交流して力を合わせる事で計算以上の力や可能性が生み出される事など決して存在しないと断じているため
普通の人間としては出来過ぎとも思える最高の能力を備えているレプリカントといったところで「神」の目から見れば結局他と大して変わらずほとんど同じほぼ無価値でほぼ無意味な物体その1その2程度の扱いであり
しょせん「神」にとってはレプリカント化された民衆もただの有象無象でしかないので重要な任務や役目がそれらに与えられている事は100%絶対に有り得ない。
つまりテスタメント人(レプリカント)は「神」から見れば庭園に配置した「庭石」のような「物」。
なお聖都テスタメントは精霊的にも魔法的にも異常に安定しており常にプラスマイナスゼロの完全に中和された無性質状態で安定している。
もともといたと思われる精霊については排除されたのかレプリカント的な完全に安定した中性もしくは無性の精霊に変えられたのかは不明。
その内このような奇妙な物体共のみが全世界中を闊歩する時代がやって来ないと誰が言い切れようか

レプリカントはもしかしたらこの世界の住人達の未来の姿なのかもしれない。

【土佐 宗徳】

十津那学園二年生。同学園内、変態集団の取りまとめ役でありリーダー格。個人主義的な変態四天王や変態一六羅漢とも交流がある。
もったいぶった物言いと立板に水を流すような弁舌、盗撮趣味、黒縁眼鏡に痩身。何故か潜入工作に長けており、ネットワークにも詳しく電子機器にも明るい。
実家はお寺。
(初出:【変態領域】)

【仲原 かな】

十津那学園の女子生徒。容姿も成績もごく普通レベルだが、ちょっとだけお節介焼き。
現在クラハくんと男女交際中。
最初は凡人らしくクラハの外見につられた口だが、人をさけるような言行の裏に隠したなにかを感じて
お節介焼きの血が騒いでしまったのが運の尽きであった。
卒業後もふたりでいるためにはどうすればいいか、将来に思い悩む充実した学生生活を送っている。
(初出:【クラスメイトのクラハくん】

【ノーシェイド(ノンダークネス)】

< 災厄 >の欠片が身体を透過し「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった闇の精霊さんです。
真っ暗闇の中でも道や物を見えるようにしたり、魔物や危険な闇に住む存在を闇の中から追い払って夜や闇や物影を安全にしたりします。

【ノム子さん】

十津那学園大学部工業科に在籍するクルスベルグ出身の留学生。
ノームの女性で、本名はナフ・レノム。ロリっぽくみえてもれっきとした18歳以上である。
工業科の作業室でたびたび爆発騒ぎを起こす問題児。現在彼氏持ち。
(初出:【工業科のノム子さん】

【火乃竜也】

十津那学園の教諭。日本名の上に猫人の姿をしているがれっきとした火竜の化身で、この名前は
「ひの りゅうなり」という彼流の洒落。いつも煙管をくわえているが、これは以前うっかり
「吐息」でぼや騒ぎを起こした反省からで本人に喫煙の習慣はない。学内は全面禁煙です。
授業では主に歴史を教えている。
(初出:【教員室のドラゴン】

【双鏡 陽光】

読み:ふたみ ようこ 種族:人間 性別:女性 年齢:16
長髪を後ろで丸くまとめたいつも本を読んでいる眼鏡っ子
性格は暗くは無いが必要最低限以上を自ら話しかけることがない
健太の猛烈アタックを受諾した理由は誰にも分からないが、彼の背中は座り心地が良いのか満足している様子
自分の好きな分野に関しては励むがそれ以外は並みか並みの下という学力
両親は他県にて会社を経営中なので、自身は山之上校の寮生活
特にこれが好きというジャンルは無いが厨二設定には血が騒ぐ
最近好んで読んでいるのは一昔前の電撃レーベル
(初出:【創作投稿ワゴン】

【ブルーサラマンダー】

< 災厄 >の欠片が身体を透過し「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった火の精霊さんです。
町の火事や山火事や森の火事を消火したり、火山やマグマだまりや溶岩の海の温度を下げて沈静化させたりします。

【蛇神ヤマカ】

ミズハミシマから十津那学園へと留学してきた鱗人(蛇人)の娘
外見は種族名のイメージから想像されるよりは「人」だが、
眼、毒牙、割れた舌先、滑らかで美しい鱗人の特徴であるウロコがヘビを思わせる
種族の特徴として、首を数十cm伸ばせるのと、長く美しい尾がある
視力が悪く、牛乳瓶の底のように分厚いメガネをかけている
嗅覚が非常に優れており、半日前の臭いでも特定してしまう
好物はカエルの唐揚げ。得意料理もカエルの唐揚げ
ネズミーマウスのファンで、グッズを集めている真っ最中
笑いの沸点が低く、どうしょうもないダジャレでも笑う
また体温が低いのか、やたらと隣に住む川津天に抱きつくクセがある
(蛇人は寒冷地が苦手ではあるが、恒温動物)
蛇神一族は、蛇神ルガナンの巫女であり「躍字」に対して特殊な地位にあるが
彼女自身がそれを望まず、また一切の力を使用しない
(初出:【ヤマカさんと僕】

【牧場 健太】

読み:まきば けんた 種族:ケンタウロス 性別:男性 年齢:17
子供の頃にポートアイランドに入植。 その後、十津那学園 山之上校に入学し寮生活になったのに合わせて両親は東イストモスに帰国する
性格は気さくであっけらかんだが、たまに物思いに更ける事がある
卒業後は故郷に帰ろうと思っていたが、ある日木陰の下で読書をしている双鏡に一目惚れ電撃走った後は猛烈アタック
その甲斐あってか交際を承諾してもらうも、背中に読書をする双鏡を乗せて登下校するくらい
M性質があるのか、背中の感触だけで今は満足している
双鏡の将来に合わせて地球で就職する事も考えている
(初出:【創作投稿ワゴン】

【マッドゲノーモス】

< 災厄 >の欠片が地面に刺さり「反逆の心(冒険心)」を植付けられていた事に気付かないまま時間が経過し
「反逆の心(冒険心)」が大きく育って性質自体が変質し完全に世界の敵の仲間になりきってしまった土の精霊さんです。
大地震を無感の微震程度に弱体化させたり、巨大な地割れが起きるはずをわずかなヒビ程度に弱めたり、落石を小石程度に変えたりします。

【ミック・ストラドリン】

北米ゲート事故に巻き込まれ、傷つかない体「ゲートの影」となった少年。
見目麗しい美少年だが抑揚のない喋り方、濁った瞳など異質さが目立ち、学校や近所では気味悪がられている。
体格は標準的だが指先などは女性的で、落ち着いた仕草は中性的。金髪碧眼で柔和な目元と高い鼻が特徴的。モデル的な顔つきと体格、さらにその性質から「マネキン」と呼ばれる場合もある。
唯一、幼馴染のジェシカとは仲が良く、お互いを信頼し合っている。社交的なジェシカとは行動を共に出来ない場合もあるが、それでも二人は互いを一番に考えている。
現在、攫われたジェシカを助けにスラヴィアに乗り込んでいる。
傷つかない体を遺憾無く発揮して活躍しているが、実は苦痛は感じるため、ジェシカに悟られないようホッケーマスクで顔を隠している
(初出:【殺人ヘルパー】)

【碧波羅 吹駆】

読み:みはら すいか 種族:ケンタウロス 性別:女性
十津那学園 海之前校にて風紀委員長として日々学園を駆け回り取り締まる才女
融通の利かない真面目一本な性格で、自由な校風の十津那では悩みの種が尽きない
ホームステイ先は古くから続いている瀬戸渦流薙刀道場で、槍から薙刀に持ち替えたにも拘らず
数年の熱心清凛な修練により師範代にまで至る
実家は西方イストモスの貴族が一家で、両親はお見合いや婚姻の話を何度も勧めてくるので参っている様子
(20111112 3スレ)

【ヤマダ】

 ACC(アジアセンターチャンネル)TVのアシスタントディレクター。
 学生時代、バックパッカーをした経験があり、地球上での旅には慣れている。
 日本人としては背が高いが、胴長。口が特徴的なほど大きく、全体的にも顔のパーツが大きく顔を覚えてもらいやすい。
 コンタクトをしていたが、落としてしまったので現在は黒ぶちのデザインメガネを着用。一見、優男だが肉体は十分に鍛えられているので、秘境取材などに借り出される。
 現在、ロックスターを追い掛けて異世界をめぐっている。
 同行者としてイスティがおり、日々、寝姿やらパンチラやら着替えやらxxやら○○やらなんやらの盗撮に余念がない。本来、異世界の取材を兼ねているはずなのに、彼の記憶メディアはイスティ写真集となりつつある。
 なおストライクゾーンは広い。人種年齢共に。
 (初出:【赤い手荷物20kg以下無料】

【山彦の神】

小鳥の姿をしており、主に山彦を司っている。
かつては大鵬として魂を司り世界を巡っていたが、
剣で切られたり嵐に吹き飛ばされたり狐に食われたり、他にも散々な目に遭い凋落し、その結果に今の状態となった。
しかし、記憶が大体欠落しているので、苦悩することなく割と気楽にくらしている。

全盛期の頃は全ての魂の運行を一手に握っていた。
死者の魂は小鳥に変じ、大鵬に率いられ旅をするまま浄化され、やがて母胎に宿る。
こうした輪廻に全ての魂が例外なく則っていたが、それも今は昔である。
現在において、これに従う魂は一寸も存在しない。
(初出:【山中小話】

【夢の精霊ドリーム(ドリーム・ウィル)】

リカがつくった夢の精霊。
あらゆる意味での夢見る心と良い夢・楽しい夢・優しい夢に満ち満ちた溢れる気持ちをより集めてそれに波長が一致する自然のエネルギーと同調させてできている。
万色の多重精霊力を持ち、子守唄を歌い安眠に誘うのに丁度良い気温の心地良い風に乗せて聴かせたり
香炉やポプリなどを用意して夢見に良い香りを作り出して流したり
相手にとって良い夢を見られるようにごくわずかな音と光によるサブリミナル的な方法で簡単な誘眠暗示をかけたりする。
また心に思い描いた望む夢をかなえる(実現する)のに協力する性質がある。
聖なる輝きに包まれた綺麗な色が調和したきらめく宝石のかたまりのような美しい姿をしていてたくさんいる。

【夢の超神霊エターナルドリーミィ】

夢の精霊ドリームにリカが奇跡の力を分け与えて誕生した夢の超神霊。
緑色の光沢を持つ髪と瞳をした魔法使いの女の子の様な姿をして現実にいる動物の方のバクをデフォルメしたような姿をした空飛ぶ伯奇に乗り手に夢宝石のワンドを持っている。
人々のあらゆる夢を現実にかなえるすごい奇跡を使うことができるが、その効果は対象になった人の夢自体に比例する。
また魔法的に誰でも強制的に眠らせ好きな夢を見せることができ、
自身もその夢の中に入って夢の中の登場人物として自由に行動することができる。
夢の内容を思い通りに変えてしまう力も備えており、何でも都合良く出来る。
性格はとにかく何にでもワクワクする性格で非常に子供っぽいところがあるが
綺麗で大きな夢を持っている人に強く反応しその夢をかなえてあげようとする。
愛称は「ミィちゃん」。他称に限らず、最初の名乗りのとき以外は本人も常に自身をこう呼ぶ。

【ヨシカワ セイジ】

ほぼノープランでミズハミシマに写真を撮りに来たバックパッカー。
普通に野宿の準備をしていたり、ツキヤマ氏の御厚意に図々しくもあっさり甘えてしまうあたりノープラン生活に慣れ切っている疑いがある。
なりゆきで契約した光精霊とは一時の現地助手のつもりがなんだかんだで気があっている模様。能天気はひかれあうのであろうか。
(初出:【月光の落ちる窓辺で】

【ラブリーエンゼル】

愛の精霊ラブリーハートにリカが奇跡の力を分け与えて誕生した愛の超神霊。
世界中に愛の恵みをプレゼントしてまわる。リカの何分の1か程度の万能の奇跡が使えある程度リカの代わりも行える。
見た目はハートをたくさんちりばめた衣装で頭上に輪・背中に羽を持つ金髪の天使の姿で現れ、年齢は小学生~赤ちゃん程度に見える。
リカ自身とあまり見た目の年齢が離れていないのでリカは配下というよりもお友達として接している。
非常に友愛的であらゆる意味で愛情深い、慈愛に満ち溢れた愛々の性格をしている。
超神霊は神霊よりも自在性と汎用性が高く、基本透明だが姿を見せたい相手には自由に姿を見せることもでき声を聞かせることもできる。
実体化しても物質を超えた身体でできていて自分が触れたいもののみに自分が望むやり方でのみ接触でき、それ以外は自動的に透過する。

【ラブリーハート】

リカがつくった愛の精霊。
あらゆる意味での溢れる愛の感情と優しい気持ちをより集めてそれに波長が一致する自然のエネルギーと同調させてできている。
左右におもちゃみたいな白い翼が生えイキイキした鮮やかなピンク色のハートの姿をしていてたくさんいる。
素晴らしい博愛精神と万色といえる多重精霊力を持っていて愛の心を後押ししあらゆる愛を応援する。
触れるとちょうどその相手にとって最も心地良い体温に調節されていて優しく心を暖めてくれる。

【桃豆蒼狼 フェンザリルド】

パワーを上げれば上げるほど大きさと凶暴性が同時に増して行く性質と体質を持つ超巨大な蒼龍。
最強モードでは【災害龍】を超えるとんでもない大きさの体躯で、
< 災厄 >の化身である反逆する11柱の中でも1、2を争うと言われるほど非常に好戦的な上に空間を隔て遥か離れた所にまで鼻が利き
戦場の匂いを嗅ぎつけると光速以上の速度で飛んで来て一切の躊躇無く大暴れして大陸を丸ごと消滅させてしまい地球側なら少なくとも銀河以上の規模で無数の天体の運行にも影響を及ぼす怪物。銀河をその爪で軽く引き裂き太陽系を丸呑みするとも言われる。
その上強さやあらゆる状況を無視して「必ず勝つ能力」を意志と関係無く常時備えているため直接の戦闘においては本当の意味で完全に敵無しであり現れるともはや手がつけられない。
そのあまりの凶暴さから【法理大鉈 ツァバロマジュダー】によってリミッターをかけられており、
以下段階的にパワー及び存在規模を矮小化されている。
全力を出して自由に暴れるには【法理大鉈 ツァバロマジュダー】の許可が必要らしい。


獣人龍形態:
俺様最強ヒャッハーな人。モヒカンヒャッハーと凶暴なバーサーカーと悪役としてのジャイアンを足したような性格。
身長数メートル以上はある巨躯を持つ巨大な蒼い狼の獣人の姿。
息を吸い込みパワーを上げることで身につけている装備品ごと含めてさらに青天井で巨大になれる。
完全な狼そのものの蒼い毛並みの狼の頭部をしていて、だらしなく口を開いて鋭い牙を見せつけ舌を出しよだれをたらしている。
全身が蒼い狼の体毛に覆われ、いたる所に龍の鱗などのパーツがある。
凄まじい怪力の持ち主で島を丸ごと海から引っこ抜いて持ち上げ投げ飛ばしてしまうほど。
息をフーッとふき出しただけで軽く村を丸ごと吹き飛ばしてしまうことができる天災クラスの肺活量を持つ。
伝説の鬼切りの刀と源氏の鎧や源氏の籠手などで武装し「~一」の旗を掲げて頭にハチマキを巻き
海兵の服装をした犬猿雉を混ぜた動物型の眷属の超大群を引き連れた桃太郎のような格好をして無数の大船団による無敵海軍を率いている。
眷属は見かけによらず人間並みの低い知性を持ち人語を解し言葉をしゃべる。
この形態では訪れた全ての地で徹底略奪・徹底掃討・徹底破壊を行い一切の慈悲も無く住民全員を徹底的に征伐する。
そしてそこにあった全ての金品財宝を戦利品として根こそぎ強奪して持ち去ってしまい、
我が物顔でそれらの宝と新たに作った「~一」の旗を見せびらかして地方全体に響き渡るような大声でバカ笑いしながらみんなに大威張りする。
その独特の妙なセンスに加えてこの形態での低い知性及び俺様ちゃんなイカレた言動などにより他の10柱のほとんどから「ダメだこいつ」「バカだ」と思われておりあまり好かれていない。
人間体として蒼い髪の美青年の姿に擬態する事ができゆっくり息をふき出して身長も二メートル程度まで小さくなり狼の耳や牙なども人間の耳と人間の歯の形に変えられるがあくまでこの姿は獣人龍形態の時にどうしても人間に化ける必要がある際の緊急擬態であって全然本当の姿などではない。
その上本人はこの擬態による偽りの姿(単なるごまかし以外のなにものでもない)を気に入っておらず、すぐに狼そのものの顔に戻ってしまう。
龍や狼の姿のままの方がカッコイイし遥かにマシだという美学を持っているらしい。