渡辺流久里 🎅 🎄

これを入れたなら、終わりの始まりが始まるのだけれども（厨二的表現）、果たしてそれでいいのだろうかと悩んでいる。 私は少しの時間と引き換えに、終わりを手に入れることができる。 しかしそれは本当に手に入れるべきなのだろうか？

この手紙を破り捨てたなら、白でも黒でもないグレーとなって世の中に横たわっていくことになるのだろう。 それでいいのかもしれない。 しかしそれで本当にいいのだろうか？ いやいいのかもしれない。 いや本当にそれでいいのだろうか？ ハムレットかYO！ ってくらいに右往左往しているわけだ。

ちなみに、メリットデメリットで考えれば、この手紙を出した方がメリットは大きいと思う。 私にとっては。 出さなければ、今日とさして変わらない明日が続いていく。 少しだけ変わった明日が。 湊かなえ先生の「少女」のある一説のような。

私は選択それそのものよりも、選択をした後どう行動するかの方が大切だと思っている。 どんな選択をしたとしても、その後の行動で、それが正しかったか間違っていたのか決まるのだと思っている。 過去は変えることはできないが、過去の意味を変えることは可能だと思っている。

最低な人生だった、と思えばそれは最低な人生だし、最高だと思えば最高。 事実は変わっていないが、捉え方は変わる。今を決めることで。 記録と記憶。 話が逸れたけれど、 出す、出さない、出す、出さない。迷っている。

短い人生の中で得た知見だが、選択や決断を他人に委ねてしまったとき、それは後悔となることが多いように思う。 自分で選択と決断をすれば、それは自分の責任なのだから、言い訳もでない。 言い訳が出る時は大抵、大切なことを他人に委ねてしまった時だと思う。私の経験を振り返ると。

ゆえにこの手紙を出すか出さないかも最終的に決めるのは私だ。 さてどうするか。 どうするか……。 分からない時はしばし流されてみるのも良いと思っている。 つまりまだ揺蕩う時なのかもしれませんね。 なーんてなんだこの口調！ あっちょんぶりけッ！ うるせー！ しらねー！ ファイナルファンタジー