[東京 6日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)の通信子会社ソフトバンクは6日夕、全国規模で発生している携帯電話の通信障害が復旧し始めたと発表した。障害の原因は、第4世代通信網(LTE)に関わる交換設備の不具合としている。

通信障害は午後1時39分ごろ発生。午後6時ごろまで復旧のめどが立たなかった。ソフトバンクは「今後、徐々に復旧していく予定だが、復旧当初は通話やデータ量が大きくなるため、つながりにくい状態がしばらく続く見込み」としている。

ソフトバンクグループの株価はこの日、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)幹部の逮捕を受け、午前から大きく値下がりしていた。午後に通信障害が発生すると売り圧力が強まり、一時約6%下落。その後やや戻し、前日比4.93%安で引けた。

ADVERTISEMENT

通信子会社ソフトバンクは12月19日、東京証券取引所に新規上場する。売出価格の仮条件は1500円。10日に売出価格を決定する。売出のオファリング額は最大2兆6000億円で、今年最大の上場案件となる。時価総額は7兆1000億円程度になる計算だ。

*誤字を修正して再送します。