地球（ちきゅう）の王・おじゃる丸から地球をもらいたい星野一家。その頭につきささるアツ～い視線（しせん）。さわってみたい…。貧乏神（びんぼうがみ）の貧（びん）ちゃんが、星野たちのちょんまげにクギづけになっていたのだ。貧ちゃんにさわられると、人はヤル気を吸（す）い取（と）られてしまうのだが、宇宙人（うちゅうじん）の星野一家も同じように吸い取られるのか？ちょんまげにせまる貧ちゃんの手！あやうし星野一家？

「本日をもっておじゃるさまのお世話（せわ）がかりを引退（いんたい）いたします！」。電ボが会見（かいけん）をひらいていきなり宣言（せんげん）した！おじゃるさまのワガママにはもう限界（げんかい）、引き止めないでくださいませ。会見を見ていたカメトメやカタピーたちは、お好（す）きにどうぞとまるで興味（きょうみ）のないようす。どうかみなさま、おじゃるさまをよろしくたのみます。えっ、自分たちがお世話がかりに？

自分（じぶん）にピッタリの仕事（しごと）をもとめてフラフラしているさすらいのフリーター・ケンさんには、はなれてくらす妹がいた。その妹・さくらがとつぜん月光町にやって来たものだからケンさんはビックリ。はじめたばかりの花屋（はなや）さんの仕事を「あきちゃった」とやめたのだという。このままじゃオレの妹がフラフラしたフリーターになっちまう！ケンさんは、さくらがあきないよういっしょにバイトをすることにする。