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【プロ野球】

西武・山川、1億1000万円 7760万円増で一気に大台突破

2018年12月6日 紙面から

契約更改を終え、ポーズを決める西武・山川(大泉謙也撮影)

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 パ・リーグ最優秀選手(MVP)と本塁打王に輝いた西武の山川穂高内野手(27)が5日、メットライフドームで契約更改交渉に臨み、今オフチーム最高昇給となる7760万円増の年俸1億1000万円でサインした。今季の3240万円の3倍超で一気に1億の大台超え。「うれしい。球団からは文句のない成績といってもらえた。僕としても大満足」と笑顔満開だ。

 5年目の今季は全試合4番でスタメン出場し、47本で初の本塁打王のタイトルを獲得した。「バックスクリーンに本塁打を打つイメージを朝起きてから寝るまでずっと考えていた。朝跳び起きて、今日もいくぞという感じだった」と飛躍の1年を振り返った。

 来季はクリーンアップを組んだ浅村が抜け、4番にかかる負担は大きくなる。山川は秋山から「まだ来年が(レギュラーになって)2年目。3年やれたら周りを見てやったらいい」と励まされた。先輩の言葉に「まだ伸び伸びやっていいということ。チームのため、が先ではなく、自分が打つことがチームのためになる。自分のやりたいことをやっていいと思った」と“自己中”宣言をした。

 来季は50本塁打に照準を置いている。「50本打つためには60本打つつもりでいかないと。今と同じでは47本以下になる。数字を言ったら逃げられないし、もっと練習しないといけない。もう動いているし、もっとスイングスピードも上がると思う」と力を込めた。来年1月には故郷沖縄でチームメートの森、山田を従えて自主トレを行う。1億円プレーヤーの仲間入りを果たし、来季もアーチを量産する。 (小畑大悟)

◆「那覇市民栄誉賞」授与へ

 山川が故郷の那覇市から「那覇市民栄誉賞」を授与される。同市が5日、発表した。過去には9例あり、個人では今年引退した元歌手の安室奈美恵さん、プロゴルファーの宮里美香に続く3人目の受賞。山川は「MVPと同じくらいうれしい。安室奈美恵さんは小学校も隣で幼いころから知っていた。沖縄出身をものすごくアピールしたいし、背負ってやるという気持ちです」と喜んだ。

(金額は推定)

 

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