ネット各方面で店側が情報開示した薀蓄の小冊子画像がUPされてるので
食材の詳細はなるべく控えてレポは簡単に。

ちなみに筆者が店舗情報に編集した「無化調」、「麺140g」は
取材しての店主の証言によるものです。
これに加えて「鶏のらあめん」の自家製麺の切刃は現在20番で、
この手の淡麗系スープにしては太めに設定しておられるようですが、
食べ応えを出すためにあえてそうしているそう。
あと味は改善のため毎日微妙に変えているらしく、
まだ納得した味が出せなく安定してない模様。
そのため麺の大盛などの増量はバランスを欠いてしまうので
券売機に押しボタンはあるものの先送りにしているとのこと。

しつこいようですが（汗）これまた取材によると店の内装や什器は
ガレージを意識したインダストリアル系でまとめてありかっこいい♪

「特製鶏のらあめん」970円
スープのファーストインパクトは中華そば しば田を想起させる鶏主体の無化調清湯醤油味。
また仕上げに加えた保温した油が鶏感を増幅させる。
そこにふんわりとした魚介の風味と旨味を携える組み立て。
数種類の銘柄醤油をブレンドした醤油ダレのシャープな味わいと
鼻腔からふっと抜けていく華やぐ香味は艶めかしく官能的。
加水低めの自家製麺は前述したように太めの中細麺で
最初は戸惑い違和感を覚えるものの、しなやかで小麦の風味もいい。
ただちょっとダレやすいのが惜しい。
具材は低温調理した2種の小ぶりチャーシュー、メンマ、ほうれん草、刻みネギ、
半熟味玉、上質な海苔3枚、厚身の皮がプリッとした海老入りのワンタン。
厳選素材にこだわりつつ、丁寧な仕込みで随所にトレンドのツボを押さえた仕立て。
やはりまだ完成の域ではなく若干精彩を欠いたような印象は拭えない。
理想と現実の狭間にある迷いが垣間見れる。あとほんの数ミリで完成が見えるのですが。

「ランチコロチャー小めし」200円
ごはんに上に煮汁をたっぷり含んだ煮込み風の角切りチャーシューを乗せた一品。