目の下のくま
こちらでは保湿剤ヒルドイドが目の下のくまを改善、予防する効果について説明します。
私たちの目の周りは眼球を支えるための筋肉で囲まれており、筋肉や眼球に酸素や栄養を運ぶための毛細血管がたくさん通っています。
目の周辺の皮膚は非常に薄く、頬やおでこの皮膚と比べても半分程度の厚さしかありません。
目の周りの皮膚は非常にデリケートにできており、すぐに外からの影響を受けてしまう傾向にあります。
加齢とともに目の周りに細かなシワができたり、寝不足だったり目を酷使しすぎると目の下にくまができてしまうのも、皮膚が薄くデリケートであるが故なのです。
目の下にくまができるといっても、くまには大きく分けて3つの種類があります。
ひとつめは皮膚が茶色くなる「茶くま」、ふたつめは皮膚が青紫色になる「青くま」、みっつめは皮膚が黒ずんだような色になる「黒くま」です。
ここではそれぞれのくまについてと、ヒルドイドがくまに効果的かどうかを説明していきます。
ひとつめの茶くまについて、これは色素沈着が原因で起きるくまです。
紫外線の影響や、目をこするなどの刺激によって皮膚が色素沈着を起こします。
特に花粉症などのアレルギーを持つ方や、アトピー性皮膚炎の方は目の周りを擦りがちなので茶くまができてしまう方が多いようです。
それ以外ではアイメイクをしっかり落としきれておらず、そのアイメイクの残りが炎症を起こさせて痒みがでることもあります。
茶くまは表皮にできたシミのようなものなので、ヒルドイドで皮膚の新陳代謝を高めて美白ケアをすることで改善させることができます。
ふたつめの青くまは目の周りの血行不良が原因で起きるくまですので、血行を改善するヒルドイドが効果的です。
目の周りには非常にたくさんの毛細血管が通っているのですが、何らかの原因でその血流が滞ると、滞った部分の毛細血管が太くふくらみ薄い皮膚から透けてみえるようになります。
青紫のようなくまの色は血管を通る血液が皮膚を通してみえている色なのです。
寝不足だけでなく、疲労やストレス、生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、目の疲れなどが主な要因ですが、仕事でパソコン画面を見る人にも多かった青くまですが、最近はスマートフォンやタブレットの普及に伴って夜遅くまでスマートフォンを見続けてしまうような若い人にも増えてきています。
みっつめの黒くまは、生まれつき目の下に脂肪が少ないタイプの方や加齢によって目の下の脂肪が小さく萎縮したことで皮膚がたるみ、そのたるみのせいで皮膚のへこんだ部分に影ができることで黒く見える場合や、加齢によって目の周囲にある筋肉が緩み、目の下にたるみが生じることで皮膚がへこんで影ができるために黒く見えるのが原因です。
皮膚のたるみは肌の乾燥が原因でもありますので、ヒルドイドで保湿することでたるみ、目の下の黒くま改善効果が期待できます。
加齢によってくまが出るようになったという方はこのタイプが多く、これはシミなどとは違うため治すためには目の下のにヒアルロン酸を注入したり、目の下のたるみを切除する手術が必要になります。
茶くまは皮膚の新陳代謝を高めることで色素沈着を起こした肌細胞がターンオーバーによって剥がれ落ち、新しい細胞に生まれかわることでかなり改善できます。
ヒルドイドが持つ保湿性と血行促進効果はこの肌の生まれ変わりを助け、乾燥しがちな皮膚に潤いを与えることで乾燥による痒みを起こしにくくします。
細胞は約3か月で新しい細胞に生まれ変わるため、ヒルドイドを最低3か月は朝晩欠かさず塗るようにしましょう。
青くまは血行不良が原因で起こるため、ヒルドイドの血行促進作用がかなり効果的です。
もちろんストレスや寝不足、眼精疲労といった根本的な青くまの原因を改善しなければすぐに元通りになってしまうため、ヒルドイドを塗りつつ生活サイクルを整えたり、アイマスクを使って目を休ませる時間をしっかり確保するなど改善に向けて努力してください。
目の周りや首、肩を意識的に温めるのも顔の血行促進に効果的です。
黒くまについてはヒルドイドでの改善はほぼ見込めません。また、目の周りの皮膚はとても薄いため、薬の副作用が強くでてしまう場所でもあります。
目の周りに使用する前に二の腕の内側や耳もとなどに少しつけて痒みや赤みがでるようであれば使用しないようにしましょう。
