プレイステーション クラシックに隠しメニュー?USBキーボード繋ぎEscを押せば出現
元になったエミュレータの設定メニューがそのまま使えるようです
12月3日に発売されたプレイステーション クラシック(以下PSクラシック)にUSBキーボードを繋ぐと「隠しメニュー」が表示され、各種設定を変更できることが報じられています。
隠しメニューの正体は、エミュレータの設定画面です。PSクラシックにはオープンソースのエミュレータ「PCSX ReARMed」が使用されていることは既報のとおりですが、実はこのエミュレータの設定変更メニューもそのまま受け継がれているようです。
YouTuberのRetro Gaming Artsとスタッフ達は、PSクラシックにUSBキーボードを接続し、Escキーを押すだけでエミュレータの設定画面が表示されることを実演しています。キーボードはどのメーカーでもいいわけではなく、今のところCorsairとLogitechの製品が動作確認が取れているとのこと。
設定メニューではFrameskip(表示フレームを間引いて見かけの動作速度を上げる)やAuto Save State(ゲーム進行状態の自動セーブ)、Region(地域)やチートコードなど、一般的なエミュレータにはおなじみの項目が並んでいます。
さらにオリジナルでは1つのゲームにつき1つしか使えないステートセーブ(その場セーブ)が複数使えたり、NTSC版(日本やアメリカ、韓国などの放送方式)とPAL版(欧州やオセアニアなど)を切り替えることもできてしまいます。
そしてLoad CD image(CDイメージの読み込み)の項目もあり、ユーザーが所有しているCDイメージを吸い出して......といった方向に発展しそうな予感もあります。
ソニーが自社開発のエミュレータを使用していないことは驚かれましたが、PCSX ReARMedの各種設定メニュー、つまりメーカーにとっては望ましくない機能が削除されていないことはかなり意外性があります。
もちろん「出荷時の設定を変更する」ことはメーカーが想定していない行為にあたり、保証が無効になることも考えられます。もしも自分もやってみようと思われたなら、自己責任でどうぞ。