続き。これを読めば「科学用語の使い方の誤り」そのものが『「知」の欺瞞』の主題ではないことは明らか。 ソーカルとブリクモンは数学と物理学に強いので主にそれらに関係する事柄を扱いましたが、批判的な分析を阻む「深遠さというオーラ」を取り除きたい側は彼らの同志だと言えると思います。
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ソーカルさんとブリクモンさんが批判しているのは仕事の中身ではなく、数学・科学用語のある種の使い方です。 彼らは、用語の意味の適切な解説や目的の話題におけるその用語使用の正当化の議論抜きに、数学・科学用語を使用することを批判しています。特に読者をひれ伏させる効果を問題にしている。
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そのような批判の必要性は、おきさやかさんが【この本[ソーカル&ブリクモンの本]にはいちいち科学・数学用語解説があるので、クリステヴァの引用を読んだらむしろ彼女の言いたいことがよくわかったような気がした】と述べていることからも察せられる。本当にわかったのか?https://twitter.com/genkuroki/status/1068462624889688064 …
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多くの人達がさっぱりわからないと感じる場合に、名のある先生が、【数学用語解説があるので~よくわかったような気がした】と述べたとする。 でも、数学用語の意味を知っている人が読んでも、正当化の議論が一切書かれていないので、さっぱりわからない。 どうわかったか説明して欲しいですよね。
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このスレッドのとてもわかりやすい話題に関する質問には答えて頂けないのでしょうか? おきさやかさんはソーカル&ブリクモンによる数学用語解説を読んでクリステヴァの引用について何がわかったのでしょうか? 答えることができないときに、みんながどう思うかは明らか。https://twitter.com/okisayaka/status/1069615913249329152 …
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「わかったような気がしただけで、本当はわかってなかったので答えることができない」と回答することは、言質を与えてしまうことになるので、おきさやかさんにとって不都合があるということなのだと思います。 しかも、我々が知りたいのは数学用語解説の効果。https://twitter.com/limgtw/status/1069792945857941504 …
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ソーカル&ブリクモンの本とは無関係に、クリステヴァさんの言いたいことをよくわかったような気がしたのように述べているなら、こういう話にはならない。 おきさやかさんは添付画像のように述べているのです。ソーカル&ブリクモンによるクリステヴァさんの引用と数学用語解説と比較してみて下さい。pic.twitter.com/RHO3WHBG61
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個人的には、 さすがにこれはクリステヴァさんにとっては黒歴史だよね。たとえ数学用語の使い方が正確であっても、その用語で表される数学的概念の適切な使用になっていることを示すための詳しい議論も必要だよね。 で何が不満なのか理解不能。
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1つ目の添付画像は https://twitter.com/charis1756/status/1069738198702538752 … そこからスレッドとリンクをたどると私の発言 https://twitter.com/genkuroki/status/1068299938503680001 … まで到達できます。2つ目の添付画像はその私の発言に添付されていた画像。 比較すればわかることですが、植村さんはソーカル&ブリクモンによる批判と無関係の話題に逃げています。pic.twitter.com/QVvedY2E1t
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しかも、ソーカル&ブリクモンは数学・科学用語を使った「詩的表現の自由」を明確に宣言しています。 https://twitter.com/genkuroki/status/1069135299010224128 … 私が「あなたによる反批判の対象となるソーカル&ブリクモンの発言を正確に引用してくれませんか?」と常に要求したくなる理由はこういうのを見ればわかると思う。
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反論対象も否定しているようなことを否定して「有効な反論をしました!」的な印象を広めているわけ。 ソーカル&ブリクモンの著書が出る前後におけるソーカル&ブリクモンに対する「反論」は概ねそういう感じのものでした。
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約20年前の「論争」は本当にひどくて、ソーカル&ブリクモンの引用と解説で笑い者になった人達が、ダメージコントロールにも失敗してわけのわからないことをわめいている場面もよく見た。 例:アメリカの反フランス的な経済・外交運動の一環(クリステヴァ1997) wwwhttps://twitter.com/temmusu_n/status/1069800060546740224 …
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ソーカル&ブリクモンの言い分を完全に認めたとしても、それだけでは、具体的な個々の業績が否定されることには全然ならないのに(そういう意図はないと彼らははっきり本に書いている(引用済み))、おかしな反応が相次いでいるわけです。 「あれは黒歴史だった」と総括できない理由が全くわからない。
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たぶん、数学・科学用語の使用の仕方に関する議論についてソーカル&ブリクモンを正確に引用して反論してしまうと、反論した側の傷口が余計に広がる。 引用せずに、ソーカル&ブリクモンがあたかもよろしくないことを言っているかのように宣伝するしか抵抗の手段が無かったのではないか?
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テクストを読むことに関する専門家達が注目している議論の最中にソーカル&ブリクモンを引用せずに彼らが言ってもいないことを言ったかのように宣伝することによって対抗する人達がいた(いる)わけです。 それもまたソーカル&ブリクモンの側が圧倒的に正しいという印象を強めていると私は思います。
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ソーカル&ブリクモン『「知」の欺瞞』を読んで「引用されている思想家達の仕事が全部ダメだ」のように判断するのは酷い誤読。 しかし、当該思想家達の仕事を利用している人達に、正当化の議論を伴わない数学・科学用語の使用に伴う問題が排除できていることの保証を求めることは正当な要求だと思う。
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実際には、正当化のための議論抜きで用語や概念を利用すること全般が好ましいことではないので、数学・科学用語の場合に要求を限定することは極めてささやかな要求に過ぎないということになります。
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おきさやかさんについてはこんなのを見つけてしまった。 https://togetter.com/li/1143037 ラカンの原書を読んでいたか否かを おきさやかさんは明言していないように見える。「ラカンの」ではなく「ラカン以降の」だという話だといっていることしかわからない。pic.twitter.com/e2n0yJsLTB
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続き~こういうのも見つけた。 「ガッツありすぎだろ!」と正直思いました。https://twitter.com/shinkai35/status/1055071252287635456 …
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記録を残すためのスクショ 私によるソーカル&ブリクモンの本からの抜粋とおきさやかさんの発言の抜粋(添付画像)を比較するとよいと思います。 やはり私はソーカル&ブリクモンを批判したいなら、ソーカル&ブルクモンが書いたものを正確に引用してから批判するべきだと思います。pic.twitter.com/YCP0ftf7k9
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ドゥルーズとガタリの「微分」ネタの部分もソーカル&ブリクモン『「知」の欺瞞』から再抜粋しておきます。ちょっと長めなのですが、目的はみんなでソーカル&ブリクモンによるコメントが不適切であるかどうかを吟味することなので一部分の抜き出しにはし難かった。 1~3of5pic.twitter.com/tH5uAmZd6I
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添付画像2of5の註203は「ヘーゲルの混乱の繰り返し」という指摘。 4of5の訳注210では数学用語として「連続の濃度」と訳さなかった理由を説明している。 単純に現代数学的な解釈を適用していないことは明らか。 4~5of5pic.twitter.com/HT9UtkVqcV
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『「知」の欺瞞』の「ドゥルーズとガタリ」の章の最初の部分はこんな感じ。 引用【これから引用するテクストの最大の特徴は、その明晰さの欠如であろう】 まさにこれに尽きる。 現代数学用語とは異なる意味で用語を使用しているという理由で批判しているのではない。この辺を誤解するとまずい。pic.twitter.com/9EXnaikAwv
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以上の私による ソーカル&ブリクモンの本からの抜粋と、ソーカル&ブリクモンへの批判らしき発言を比較すれば、彼らの本を正確に引用して批判しているもの以外は「そもそもソーカル&ブリクモンの本に関係がある事柄を扱っているのか」というレベルで疑いを持った方がよいことがわかります。
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個人的な意見では、『「知」の欺瞞』は、 将来「言論」に関わる可能性が高い学生達が従うと有害そうなスタイルがはびこっていることを心配した数学・物理学の専門家達は自分が得意なことを活かしてどのようなことを書くだろうか という視点で読むと分かり易いと思います。
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