フェムト

フェムト1登場作品:
「ベルセルク」


名称:
人間名はグリフィス (例によって姓はない)。 ”フェムト”はゴッド・ハンドに与えられる魔名 (マナ) である。
尊称は「渇望の福王」。また法王庁の伝える黙示録にある「盲目の羊達の主」たる”闇の鷹”は、実はガッツではなく彼を指すものと考えられる。

Story
彼の出生については特に描写がなされていない。が、おそらくは平民でこれといった特徴のない父母の下に生まれたのであろう。だがガッツほどでないにせよ肉親の情は薄いものと考えられる。出生時期も不明であるがガッツよりも若干年長であると考えられる (*1)。出生及び幼少期にはミッドランドのとある城下町で生活していたらしい。幼少期に街から見上げた城を欲した彼はある確信に基づいて少年で構成された傭兵部隊鷹の団を創設。鷹の団は彼の卓越した剣技と用兵技術に導かれながら雇われ兵として各地を転戦し、やがて戦場の死神として恐れられる精兵部隊として名を轟かせるようになっていった。この時期に鷹の団の中核を成す初期メンバーコルカス・ピピン・ジュドーを仲間にしその後団の紅一点にして彼の腹心となるキャスカ、それにリッケルトも鷹の団に加えている。またこの時期に金満の地方領主ゲノンと出会い、彼に肉体を提供することで軍資金を得るという体験を経ている (*2)。また同時期にジプシーの老婆から覇王の卵、「真紅のベヘリット」を授かっている。
…ある城塞の攻防戦に参加した鷹の団であったがそこでグリフィスは終生の友にしてライバル、ガッツと出会った。30人斬りの”灰色の騎士”バズーソを 捨て身の戦法で破った同年代の少年ガッツは、彼に強い印象を残したのであった。その直後ガッツは鷹の団と遭遇、戦いに参加したグリフィスはガッツを一刀で倒しその後の立ち合いでも天才的な剣技でガッツを圧倒して彼を配下に加えた。彼はこの頃出会ったばかりのガッツを非常に信頼し、国獲りの野望を語っている。
 数年後ミッドランド王国に仕える一部隊となった鷹の団はその卓越した戦功によって正式に騎士団として認知されるようになり、グリフィスは子爵の地位を得た。この頃彼はガッツとともに伝説の傭兵不死のゾッドと戦っている。ゾッドは彼の眼前で怪物の姿を示し圧倒的なパワーでガッツを打ち倒した。彼はガッツを救うためゾッドに斬りつけ、一刀で怪物の左腕を切断している (*3)。しかしゾッドの尻尾に吹き飛ばされた彼は絶体絶命の危機を迎えた。だが彼の胸のベヘリットを目にしたゾッドはガッツに謎めいた予言を残し去っていくのであった。
 その後、宮廷に巣喰う政敵を謀略とガッツの剣技をもって打ち破った彼はミッドランドの王女シャルロットを篭絡し、さらに難攻不落の城塞ドルドレイ攻略の戦功を称えられミッドランドの”白鳳将軍”に任ぜられ伯爵位を授かり切望する王位に文字ど道り王手をかけた。
 しかし…。鷹の団を抜ける決意を固めたガッツを阻もうとしたグリフィスは彼と再び立ち合うこととなった。グリフィスは彼を殺してでも止める覚悟で必殺の剣を放ったが、長年に渡り鷹の団切り込み隊長を勤め上げ戦場で剣技を研ぎ澄ませてきたガッツの実力はここでグリフィスを凌駕した。その敗北と最愛のガッツに去られた喪失感から激情に駆られた彼はシャルロットと情交を結ぶに及んだがそれが発覚して直ちに投獄され、鷹の団もまた壊滅的な打撃を受けることとなった。1年に渡り継続された拷問の中、両手両足の腱を切られ舌を抜かれ(ベヘリットも失くした) た彼であったが、そこに鷹の団の残存兵力から選抜された救出隊と修行の後に団に合流したガッツが、シャルロットの導きを得て駆けつけた。ガッツ等の活躍で追手を退けた彼らは更に狂気に支配された黒犬騎士団が自らの追っ手として仕向けられたことを知った。そのリーダーワイアルドはガッツの眼前で巨大な怪物へと変貌したが、激戦の末彼に倒された。
 …グリフィスを奪回したものの肝心の彼がもはや戦場に耐えられない身体となっていたことを知って意気消沈する団員、また彼に同情して残る意志を示したガッツの心に触れた時、彼の理性が弾け跳んだ。ひとり不自由な体で団を抜け出したグリフィスは川辺で自殺を図ったが、そんな彼の元に失った筈の真紅のベヘリットが流れてきた…。そして彼を追って駆けつけたガッツを目にした時彼の心が血を流し、それに感応したベヘリットが覚醒して”蝕”が始まった。
 異次元空間で4人のゴッド・ハンドと出会ったグリフィスは人の世界の遥か高みに駆け上がるための”翼”を欲し、仲間と自らの血と肉を引き替えに超人の魂を得る契約を交わした。
…変身に至るまどろみの中、彼はゴッド・ハンドを創造した超存在「深淵の神」に出会い、ここで自らの欲するところを為すための翼を求めた。 かつての仲間を使徒達が食い荒らしていく。彼らの死に至る際のエネルギーがグリフィス転生の際の力になっていく。そしてガッツとキャスカを残し全ての仲間が散った時 ”彼” フェムトは、新たな肉体と闇の翼を得て生まれた。彼は舞い降り、狂乱するガッツの眼前でキャスカを犯していった(*4) 。しかしそこに突如髑髏の騎士が現れた。彼はボイド強襲には失敗したもののガッツとキャスカをさらって逃走した(*5)
 その後しばらくの間の彼の足どりはつかめない。おそらくは他のゴッドハンドと共に因果律に定められた人間と会い、それを使徒に変える”職務”を遂行していたのであろう。やがてある使徒の死に際の願いによって異次元空間を形成し他のゴッド・ハンドとともにガッツの眼前に姿を現した彼は、使徒を相手にもがくガッツを嘲弄し彼の剣と大砲による攻撃を圧倒的なパワーで退けてた。そして現在。彼は臨界に達した世界の負の力を受けてガッツとキャスカの子(グリフィスに犯された際に魔の気にあてられ異形に変貌している) を通して現世に受肉を果たし、人間グリフィスとして地上に再臨しようとしている。そのために他のゴッド・ハンドとともに人間の精神に働きかけ、自らの出現を待望するべく印象づけるため暗躍している。そして再臨した彼はゾッドを配下に加え、軍隊を率いて千年王国を樹立するための戦いをはじめることになる…。
身長はガッツ並かやや低い程度。体重は不明 (そんなものはないかも)。

交友関係:
他のゴッド・ハンド (まー特に舎弟扱いされているフシもない)、不死のゾッド、…ガッツ?

能力:
グリフィス:
卓越した知性と教養、天才的な剣技と格闘能力を備え、それら同様に人間離れした水準にある精神力とカリスマによって若くして鷹の団を率いていた。彼の剣はサーベル様の片手剣であり、その細身でしなやかな刀身でガッツの剛剣をも軽くいなし、神速の攻撃を得意としていた。
フェムト:ゴッドハンドについては後述するが、彼がこれまでに示してきた能力はその闇の翼による飛行能力・超絶的念動力の二種である。転生当初は念動力の発動に際してそれを自らの肉体の運動と連動させる必要があったようであるが、後にガッツに出会った際には純粋に意志の力のみで力を発動させている。その力はこれまでに空間を歪め圧縮して握り潰す力として、敵を吹き飛ばす力として、また自らを護る障壁として発現している。また自身が形成している強烈な魔のエネルギー場は贄の身体に刻み込まれた烙印に反応し、贄の身に激痛をもたらす (←これは能力というよりは特性であろう) 。但し以上の能力は全て彼の属する異次元空間でのみ発揮されており、髑髏の騎士の発言等から彼及びゴッドハンドの物理的なパワーは現実世界では殆ど発動できないものと推察される。つまりガッツが異次元に入らなければフェムトと戦えないように、フェムトも現実世界のガッツに手出しすることができないのである。

ゴッド・ハンド:

フェムト2
この世界と異なる世界 (”魔界”と呼んでも差し支えないであろう) に身を置き”魔名”を冠する4体或いは5体の超存在。法王庁などは彼らを「天使」として崇めている。太古の昔より存在し (3巻。ガッツによる) 因果律に従い人の身に超人の魂を与えるべく暗躍する彼らは確かに、何者かの使いなのかもしれない…。その外見や発言内容・グリフィスの変形までの経緯等から、彼らもまた人間から転生した存在であると考えられる。その成立にあたっては彼らを産み出した上位存在「深淵の神」についての知識が必要となる。
 深淵の神は人間の負の想念が凝り固まって膨らみ成立した巨大な意志、であるらしい。「それ」はベヘリットを産み出して世界に放ち、因果律を操ってその力を直接に行使する使徒の選定と、その活動をより大きなスパンで司る「神の手」ゴッド・ハンドを創り出したという (*6) 。通常の世界に潜み、その欲するところを為す「使徒」と異なり、ゴッド・ハンドの身は常に彼らの属する異次元にある。故に彼らは現実世界の出来事に直接に手を下すことはできない (*7) 。しかし髑髏の騎士の発言を信じるのであれば、彼らが自らの世界で為した事柄が現実世界にそのまま反映されてくるという。であるならば彼らはやはり現実世界にも絶大な影響力を示す存在と言えるのであるが。逆に異次元空間における彼らはそのイマジネーションに従い自在にその姿を変え、あらゆる事象を自在に操る真の超存在である。
彼らは4名或いは5名 (*8) で行動するがその成員となる人間は因果律によって定められ、その者が真紅のベヘリットを得た後、216年に一度生じる蝕に遭遇することで誕生する。蝕は使徒たちにとっても重要な祭事であり、彼らはここで人間の絆を断ち切るためその者に関わり心酔した多くの人々を虐殺する。その絶望と死の恐怖が集積されて注ぎ込まれ、新たなゴッド・ハンドを生み出す糧となるのである。こうして生まれたゴッド・ハンドは使徒同様にその上位存在により「自らの欲するところを為せ」という至上命令を受けて行動するが、にも関わらずその行動には一定の規範が存在しているようである…。
 どうやらゴッド・ハンドは稀にその構成を変えるらしい。殊に5人目に誕生する者は程なく人間界に広がる負の想念が臨界を迎えることに連動して「受肉」し人に戻り、人間界に争乱を持たらすことが期待されているらしい。13巻では4名のゴッド・ハンドが「フェムトが生まれたことによって」世界に暗黒がもたらされると予言している。5人目のゴッド・ハンドが人間界に乱をもたらすために産み出された「渇望の福王」であることはどうも通例らしい。また使徒のみならずゴッド・ハンドにおいても転生の際には自らの自由意志で贄を捧げ、超人の魂を受け入れることを誓う必要があるようだ。故に「5人目が生まれてしまったからには」のような表現が用いられたのであろう。因果律は「自身の欲するところを為す」使徒或いはゴッド・ハンドとなるために必要なある基準 (その詳細は不明) を満たす者を選抜し、それにベヘリット或いは真紅のベヘリットを与える仕組みのようであるが、それでもそれがなおもひとの自由意志を尊重するのはやや奇妙に映るのだが…。
現在ゴッド・ハンドを構成する5名は以下である (*9) 。外見的にはどれも使徒ほどには人間離れしておらず、人間をベースに変形した姿が特徴といえる。

・ボイド:
むき出しの巨大な脳味噌と皮を引き剥かれ眼を閉じたまま縫いつけられた頭部・異常に長い腕・全身を覆うケープが特徴。何気に6本指。覇王ガイゼリック (と考えられる) たる髑髏の騎士と何やら因縁があるらしい。故に彼に関しては少なくとも1000年前 (4周期前) からゴッド・ハンドであったことは確実。筆頭ゴッド・ハンドで贄に烙印を付けるのは彼の役目である。髑髏の騎士の斬撃を瞬時に形成した「クラインの壷」で跳ね返す等、渋い..
・スラン:女性ゴッド・ハンド。蛇みたいな髪とボンデージルック (但し胸剥きだし) ?に悪魔じみた翼が特徴。泣き上戸?
・ユービックとコンラッド:未だに区別が付かない(笑)。双方ともチビで脚が見あたらないのが特徴。片方はグラサンで片方は蛸唇。
・フェムト:グリフィスが転生時に付けていた兜のままの頭部と往々にして腕部と一体化したような印象の巨大な黒革状の翼が特徴。

備考:
フェムト3

最初に3巻で登場したフェムトで、すんげー格好いい!と感じました。ありそでなかった全身革状の質感と漆黒の美しい造形の肉体、分厚いケープ (翼) で覆われ概ねそれと一体化したような印象の両腕、印象的な造形のマスク、狂気を宿した両眼。どれもが新鮮でした。でも今読み返すと結構マッチョなんだよねー初期ヴァージョンは 。13巻で再登場した彼はより細身で、よりシャープで、より危ない目つきで (笑) 私を感激させてくれました。アートに関しては後になればなるほど奇麗すぎてなんか納得いかない感のあるベルセルクですがフェムトは後期ヴァージョンの方がよいです。生まれていきなり女犯すのもどうかと思うが 。…しかし彼の性器はどういう形状でどこに隠れているのであろうか?
…グリフィスのキャラクターは、超美形でしかも超天才、友情に乏しい一方で約一名には異常に熱い(笑) ってとこで銀英伝のラインハルトと結構かぶってますね、はい。繊細かつ怜悧で強固なキャラに見えて実はいろんなとこで結構こだわりを抱えているあたり、実際はかなり!人間的なキャラだよなこいつはと思いますね。なもんで超越的な誰かさんを下から見上げるというよりはその動機を概ね対等の立場で検討できるし、そういったあたりが作者のキャラ作りの見事さだと思います。しかし、彼が何故?ガッツにそこまで強い思い入れを感じたのか、その辺私には今もってわかりません。単純な恋愛感情で片づけることは無論できないでしょうが、逆に恋愛感情や性的な関心を持っていなかったとも考えづらい (ガッツに去られた直後にシャルロットを抱いたこと、ガッツの眼前でキャスカを犯したこと等はガッツへの関心に性的な要素が含まれていたことを裏付けるのでは?) 。でも彼が転生を誓う際の発言「何千の仲間、何万の敵の中で、唯一人お前だけが、唯一人お前だけが(俺に夢を忘れさせた…)。」てのは、彼の本当の、本心なのでしょうね。なんか胸が熱くなります。
…ゴッド・ハンドにまでなって真に人の世を司る”理”を知った彼が、わざわざ人の身体に戻り、たかが国獲りなんぞに力を注ぐその辺の事情が今一つ納得いきません。それほどまでに彼の国獲りへの執念が強いのでしょうか? あるいは彼の、かつて多くの部下を死なせた思いが依然として彼にそれをさせているのでしょうか? 今後はどういうことになるんでしょうかねー。ガッツはフェムト=グリフィスを殺したいほど憎んでいますが、彼の方はまだガッツにそれなりの思い入れを持っているようだし…。フェムトがグリフィスに戻った時点で双方とも人間界で血と肉を備えた身体で戦うことが可能になります。まー3巻あたりではほんとにあんなのとどーやって戦うのかと心配してたものですが、その辺はどうにか決着が付く感じになってきましたね。頼むから仲良くツルんでゴッド・ハンドと戦わないでくれ。 まー大丈夫だろうけど…。

作品紹介:

フェムト4


フェムト

可動部分:通常のフル可動(14)+手首(2)=(16)

超好きなキャラクターとデザインにも関わらずベルセルクページ開設当初は全くといっていいほど造る気ありませんでした。理由はあの翼、です。アレを表現する技術がない以上は作れないし、これは中身だけ造ってラバー製のケープやプラパーツ製の翼で覆えば済む代物ではありません。翼と可動を両立する技術を考えつかないとなーと長期間悩み、でもどーしても造りたくなったので、翼を布製にし、ボディと翼の完全一体化形成を諦め、翼をボディに付けたポイントに引っかけて固定する方式を考案して作成に入りました。必要は発明の母だね。 布使うなんざ別にどーってことないのかもしれませんが、私は新しい素材や可動方式を採用する際には私は常に用心深くなるので。
素体は当初スパイダーマンシリーズスコーピオン (後期の5.5インチ級の奴) を使う予定でした。昆虫っぽい節の多い造形がそのまま使えるかなと。でも全体にマッチョ過ぎる上に意外と造形が似ていなかったので温存しておいた優良可動素体、スパイダーマンシリーズのデアデビルを用いました。腹部等の細かな造形や筋肉描写が良いし、そもそもフェムトの場合、普通の人型のほうが使えると気付いたので。頭部はガッツにも使った小さめの星闘士星矢素体フィギュア星矢を使用。基本的な美形顔と大きめな眼がよかったので。髪の毛を削り取り、この段階で塗装を施して (マスクを造形した後では手を出しづらいから) 昔のマクロス、ゼントラーディ兵 (カムジン) の頭部マスクを被せてそれを造形しなおし、また顎にも被いを形成してヘッドが完成。腕にはいつも通り肘上部の回転関節を入れて、肘下の下腕部にはハロウィン・ジャックの細身の腕を繋ぎました。手首が回転するし細くて繊細な指がいいなーと。これに下腕部特有の節を彫刻して細く仕上げて、手の甲にも節を入れて完成。 ボディですが、首から肩上部にかけて後でケープ (翼) をひっかける部分、デザイン上は翼と一体化した部分を造る必要があります。肩上にストライフ同様に張り出しを造り、その上に肉を盛って球体状のパーツを両肩に二つずつ形成します。またこの張り出しにボディの前後及び肩の端の計3ヶのフック (鉄製) を埋め込み固定します。その後背部にも球体様の造形を施して筋肉描写を足し、また首筋にも筋肉描写を入れて翼接合部は完成。ボディには通常の人間の肉体に被せるような感じでこれまた球体ぽい造形を施していって完成。腰関節はもとより可動するのでそのまま。腰下にも胴体から続く造形を施します。以上の造形は殆どプラパーツを溶かしながら形を付けていってます。昔はとりあえずなんでも造りたいものに似たパーツを集めてからそれをいじる感じだったのだけど、最近は何もなくても造形を進めちゃいますね…。肢です。素体のマルチ可動する太股は筋肉描写が派手で、節くれだったフェムトの感じが出ているのでそれに軽く股被いを造形しておわり。膝から下はスコーピオンのものを使用。この辺はこっちのほうが似ているので。でも脛が全体に太いのでナイフで削りに削って、また脹脛にあたる部分には下腕部同様に節を造形して細く節くれだった造形を心がけました。足首関節は再びデアデビルの。やっぱ関節は細くないとね。足は1/72ダンバインのです。3本爪のあの足に爪を一本増やして、爪の配置を変えて…。これで完成!!削りと磨きにも力を入れています。特に頭部は顔が映り込むくらいに磨き上げています。あと足の爪も肉に刺さるくらい鋭い(笑)。
 塗装です。色選択に関してはコミック見ても分からないしアニメは見てないので、勝手にやりました。素の顔はガッツが「顔色の悪い連中」と言っていたので(笑) 毎度お馴染みの自作死人色。唇と眼はメタリックレッドで塗り、眼には最後に0.05mmのマジックで黒い縦線を引いて鷹眼に。あとは全面原色のブルー (って、ツヤのあるかなり暗いブルー) です。当初は節の部分は別の色 (焼鉄色とか) で塗ろうかと思ったのですが自然光で十分アクセントになるだろと全面テカる艶塗装で処理しました。肩より上の翼との接合部分はメタルブラックで。あ、マスク部の眼の淵は焼鉄色です。

…最後に翼!。黒くてツヤのある布地を購入してきて (合成皮革とか?と思ったのだけど結局科学繊維系) まずフェルトで大体の形を検討して、それを元に図面を引いて型紙を作ってそれをもとに布から切り出して、その端を黒の糸で縫って両肩に3カ所ずつフックを縫いつけて完成!!
結構ガッチャマンってこんな感じの衣装だったかも (笑)。

フェムト5
*1:そうでないとガッツと出会う前に既にかなりの長期間 (5年前後?) に渡って鷹の団を率いていた事実と整合しづらい。

*2:ガッツがドノバンに犯されたのと同様の経験を彼も持っていたことは興味深い。またプライドの高いグリフィスは口では大したことではないかのように述べているが、この一件をかなり根に持っていたようである。実際事件直後にドノバンを殺害したガッツと同様に彼もドルドレイ攻略時にゲノンを殺している。

*3:ガッツは満身創痍だったとはいえ。ここではゾッドに軽症を負わせるに留まっている。この時点でもなおグリフィスの戦闘能力がガッツを上回っていたといえよう。

*4:この彼の行為がどのような意図に基づいた行いであったのか? 
彼自身はキャスカに恋情を抱いていた素振りなど示したことはなかったのだが…。やはりガッツに対するある種の報復と、それ以外の諸々の感情によるものであろうか? 言葉で説明することは難しいが、感覚的には理解できなくもない、そんな行動である。→後に、こうして生まれた子どもを自分の依代にしようと考えた上での行動と判明する。あの段階でそこまで読んでたひとはいないだろうな実際。うーん深い。

*5:このときフェムトは髑髏の騎士を破壊しようとその手を伸ばしたが、騎士が抱える「ガッツを」目にして攻撃を控えている。

*6:しかしこのエピソードは「幻の83話」として連載時のみで語られ、コミックでは作者により意図的に省略されたいわば「裏設定」なので、この情報が今後どれだけ正確に反映されるのかについては疑問が残る。

*7:だからこそグリフィスの受肉にあたり、各ゴッドハンドは疫病・麻薬による幻覚・夢等の形でしか人間に影響を与えないのであろう。

*8:ゴッド・ハンドという名称は彼らが因果律を支配する”神の手”と目されていることに由来するのであろう。

*9:フェムト以外は有名SF小説のタイトル及びキャラクターから名前を貰ったらしい
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