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2018年12月4日 紙面から
1日の湘南戦後にグランパスのJ1残留が決まり、喜ぶランゲラック=パロマ瑞穂スタジアムで(木戸佑撮影)
名古屋グランパスのGKランゲラック(30)が3日、愛知県常滑市の中部国際空港からオーストラリアに帰国した。苦難の多かった来日1年目を振り返り、眠れない夜が続いたことも告白した守護神は、来季もグランパスでプレーする意向を明かした。
チームで唯一の全試合フルタイム出場を果たした守護神の表情は、晴れやかだった。J1残留が確定した1日の最終節・湘南戦をもって年内の活動が全て終了。妻、生後2カ月の長男・サンティアゴくんと早朝の空港に姿を見せたランゲラックは、激動の来日1年目を振り返った。
「いいときと悪い時の波が激しかったから、とても難しいシーズンだった。振り返れば、チームとして成長できたし、来年に向けて役に立つと思うよ」
とにかく我慢の多い1年だった。第3~17節まで15戦勝ち無し。原因が失点の多さにあることは明らかで、再三の好セーブで窮地を救っていたランゲラックも「ストレスが強すぎて、中断期間の8週間は時々夜も眠れなかった」と悩んだ。
それでも新戦力が加わったチームはV字回復。6月以降、妻や愛犬と暮らしていたランゲラックも徐々に精神的な落ち着きを取り戻した。残留が確定した最終節の試合後には、真っ先にベンチを飛び出してガッツポーズ。「(残留争いから)逃れられてとても幸せな気分だよ」と、笑顔でシーズンを終えた。
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