宮崎6人殺害 数十年来の知人が証言「不倫の噂なんて…」
不倫を巡るトラブルだったのか。
宮崎県高千穂町の農業・飯干保生さん(72)方で26日、男女6人の遺体が見つかった事件は、木材運搬会社に勤める次男(42)が6人を殺害した後、現場から2.5キロほど離れた橋の上から飛び降り自殺したという見方が強い。
「保生さんの妻、つまり次男の母親である実穂子さん(66)は、屋外の倉庫近くで首を切断された状態で倒れていたといいます。凶器とみられるナタのようなものが現場で見つかっており、憎悪を感じる犯行ですが、家の中で見つかった次男の妻の美紀子さん(41)と長女で小学2年生の唯さん(7)には切りつけられたような傷はなく、絞殺されたようです」(捜査事情通)
殺害された6人のうち次男の知人で農業・松岡史晃さん(44=同県五ケ瀬町)は遺体発見前夜の25日、次男の夫婦げんかの「仲裁に行く」と父親に話していたという。それで事件に巻き込まれた可能性が高い。
一部報道によると、次男夫婦には不倫を巡るトラブルがあり、松岡さんが仲裁役をしていたという話もある。が、飯干家と数十年来の付き合いがあるという近隣住民はこう明かす。
「次男の息子の拓海君が21歳で、娘の唯ちゃんが7歳と年が離れているのは、拓海君が先妻との間の子供だからです。次男は一度離婚して、再婚しとる。次男は事件が発覚する前日の25日まで、妻と唯ちゃんと仲良く会社の社員旅行に参加していたというのに……。夫婦の不倫の噂? 夫婦が不仲とか揉めているとか、噂レベルでもそんな話は耳にしたことがない。ほんとうに仲のいい家族で、何か問題が起きたなんて、一度も聞いたことがない。一家を知る住民は、みんな驚いています。なぜ、自分の子供にまで手を掛けるんだって。次男はもともと運送会社で働いとって、今の会社に転職して何か悩みがあるいうのも聞かんし、楽しくやっとる言うとった。動機は、まったく想像できない。私もショックで事件以降、食事も喉を通らん。いまだに第三者の犯行ではないかと思っとるぐらいです」
6人殺害の原因が不倫トラブルだったのかどうか。
当事者が全員亡くなっているだけに、真相は“やぶの中”だ。