今冬のファッショントレンドは、俄然“トラッド&クラシック”
やれスポーツMIXだ、アウトドアスタイルだと浮気を繰り返しても、肌で冬を感じる季節になるとかっちりした着こなしが急に恋しくなるもの。目の詰まったニットの上からツイードジャケットやウールコートを羽織り、バッグもリュックからレザートートに持ち替えてみるだけで背筋もピンと伸びてくる。清潔感があり紳士的。ここ数年秋冬のトレンド筆頭として君臨するトラッドスタイルは、今年も勢力を拡大している。
では、そんな旬をスタイリングに落とし込むためには何が必要か。もっとも簡単な方法が、トラッドスタイルに馴染み深いブランドのアイテムを身に着けることだろう。例えば、英国老舗ブランドのエッセンスを受け継ぎつつ、よりモダンな空気に似合うラインアップを展開している『マッキントッシュ フィロソフィー』などはまさに最適。ビジネスマンを中心に、名作コート「ウェリントン」や「トロッタージャケット」など品の良さと機能を両立したアウターで高い人気を獲得している。洗練されたシルエットのそれらは、羽織るだけでスタイリングをクラスアップさせてくれること請け合いだ。
だが、より手軽にトラッド感を表現したいなら腕時計に気を遣うという手もある。“男に許された唯一のアクセサリー”とも称されるそれには、身に着ける男性のこだわりやスタイルまでもが凝縮される。腕時計を見れば、その人となりがわかろうというものだ。それが例えば前述の『マッキントッシュ フィロソフィー』のモノであるならば言うことはない。とくにこの秋発売となった「メンズクラシックスクエア」なら、バックボーンからも雄弁に品格を主張してくれる。
ビズからカジュアルまで。フォルムから品格をまとう長角形ウォッチ
長角形の腕時計、というとラウンドタイプや最近多く見られるようになったトノー(樽型)タイプと比べて新鮮に映るかもしれない。だが直線的なその形状ゆえに、ラウンドタイプよりシックでトノーよりモダンといういいとこ取りの形が「メンズクラシックスクエア」が踏襲する長角タイプのケースなのである。今作ではとくに、スリムさをキープしつつ冬の着こなしのなかでも埋もれない存在感にも留意。ヴィンテージウォッチに多く見られる形状ながら、昨今のスーツにも似合う現代的なサイズを実現している点は流石だ。ラインアップされる3本それぞれの魅力を、掘り下げていこう。
1本目フォーマルさとエレガンスが腕元に宿るネイビーフェイスモデル
長角形ケースの魅力をビジネスシーンで最大限に生かすなら、ベルトまでダークネイビーで揃えたこんな1本はどうだろう。放射状に深い光沢が広がるサンレイ仕上げの文字盤とマットで視認性の高いインデックスの組み合わせが、堅実で信頼に足る人物であることを漂わせてくれる。
2本目ラグジュアリーに見せつつ、大人の余裕をにじませるゴールドケースモデル
よりフォーマルな場で、華やかな腕元を作りたいならゴールドケースがおすすめだ。ピンクゴールドのケースにクリームカラーの文字盤を合わせた柔和な表情は、落ち着きのある大人の佇まいを想起させる。ラウンドケースならばただ豪奢さが先行することもあるだろうが、直線的なデザインのソリッドな長角形ならばそんな心配とも無縁。もちろん、オフのコーデの格上げにもゴールドケースは有効だ。
3本目オールマイティに活用できるステンレススチール製ブレスモデル
スーツの袖口から覗かせて清潔感を演出したり、ニットのそこからちらつかせてスポーティに装ったりと、ステンレススチールのブレスはTPOを選ばず活躍が見込める。サテンとポリッシュの仕上げを交互に組み合わせてリズムを出した3連ブレスレットは、レザーストラップのモノとはまた異なる上質さを主張。スタイリッシュでありながら表情はいたってシックという、まさにハイブリッドな両得モデルは1本押さえておいて損はない。
デザインに一切の無駄なし。作り込まれたディテールが魅せる風格
ただパッと見のルックスがいいだけが、『マッキントッシュ フィロソフィー』ではない。ある日ふと眺めた時に気がつく、価格帯の枠を超える計算された作り込み。老舗の名を冠しているからこその一切の妥協がないこだわりぶりは、驚きと共にそれを身に着ける悦びを与えてくれる。
ディテール1スーツの腕元にも収まる、程良いケースボリューム
薄型、小型化の流れが続くなか、『マッキントッシュ フィロソフィー』が今回打ち出したのは適度に厚みを持たせた懐古的なフォルム。ケースと共にたっぷりと緩やかな弧を描く風防と鋭角を取り払ったボリューミーなラグが、腕に巻いた時に程良く主張してフィットする。重厚なメルトンアウターを着込んでいても、そのボリュームに負けることはない絶妙なサイズ感だ。トレンドに流され過ぎない芯のあるデザインは、大人の男にこそふさわしい。
ディテール2ヴィンテージさながらの、高級感ある文字盤デザイン
何を持って今作をクラシカルと言うかという話には、文字盤のデザインも関わってくる。シンプルなバトン針の選択もさることながら、変形ケースのなかで視認性を高めるレイルウェイ模様のミニッツトラックも同様に雰囲気を醸成。また、一つひとつ文字盤に植字することで上質さを表現したアプライドインデックスには、12時と6時に『マッキントッシュ フィロソフィー』オリジナル書体のアラビア数字を配置している。どこかかわいらしくも、作りは真面目。ビズだけでなくカジュアルにも強い、『マッキントッシュ フィロソフィー』というブランドを体現したようなデザインだ。
ディテール3色別に最適なインデックスと文字盤の仕上げを選択
ここまでデザインの話をしてきたが、腕時計にとって何より重要なのが時間を瞬時に判別できるデザイン。「メンズクラシックスクエア」では、なんと文字盤の色みによりインデックスと針の仕上げを変えることで高い視認性を獲得している。
上の画像を見ると分かるように、クリームフェイスの方は針もシャイニーに、ネイビーフェイスの方は前述の通りマットな仕上げになっていることが分かるはずだ。もちろん、その方がデザイン的に美しいということもあるだろう。だが、腕時計という“モノ”の機能性をきちんと追求する『マッキントッシュ フィロソフィー』のこだわりを体現するような意匠であるとも言える。
手の届く“格式”。大人には『マッキントッシュ フィロソフィー』がある
デザイン、機能、そして一本筋の通ったコンセプト。3拍子揃った『マッキントッシュ フィロソフィー』の「メンズクラシックスクエア」ならば、腕時計に品を求める大人のお眼鏡に適うことはまず間違いないだろう。しかもそんなブランドウォッチがルックスをいい意味で裏切る比較的手頃な価格で手に入るなら、より魅力的だ。着こなしを腕元からトラッドスタイルに導く、由緒あるブランドの腕時計。まず1度手に取ってみて、“長角形”ならではの魅力を実感して欲しい。
▲着こなし
チェスターコート80,000円、ニット18,000円、パンツ18,000円、トートバッグ40,000円/以上すべてマッキントッシュ フィロソフィー(SANYO SHOKAI カスタマーサポート マッキントッシュ フィロソフィー)TEL.0120-340-460
Photo_Shoichi Muramoto[BYTHEWAY]
Styling_Naoya Kanai
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※掲載の金額はすべて税抜価格です
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