04 忌々しいチビのノマド
王都キャメロットの一角にある下町の安食堂の片隅で、老水兵は久しぶりに酒を鯨飲していた。
それも安酒ではない。上等のブランデーをたらふくきこしめている。
「へへへ。俺はうれしくってよぅ。こんな俺をもう一度船に乗せてくれるってんだ。それも立派な雷撃艇にだぜ。こんな嬉しいことはねえよ」
しわだらけの顔を真っ赤に染めながら、老人は先刻から繰り言のように同じ言葉を繰り返している。
「俺には分かる。あのサー・ジェームズ・アーサー・ピアソン大尉殿ってのは大したお方だ。水兵の気持ちを分かってくださる。きっとお偉い提督になられる日がくるに違いねえぜ」
もう一度船に乗れるのが嬉しいのだろう。子供のようにはしゃぎ続けている老人を視界の隅に収めながら、奇遇というべきか。偶々、同じ食堂に入ったミュラ少尉は安いワインを不機嫌そうな煽っていた。
先刻から、硬い筋張った牛肉を噛み千切ろうと顎を動かし続けていたミュラ少尉だが、顎が痛くなってきたので諦めると、もう一つの料理に手を伸ばした。
薄い屑肉を煮込んだキドニーパイを口に含むが、味がしなかった。まるで灰のようだ。親父の腕が悪いわけではない。ただ、ミュラ少尉が寸前での面接に心砕かれただけである。
マーシャ・ソームズ中尉。ピアソン男爵の腰ぎんちゃくの一人である。ご主人様の行くところなら何処にでも付き従う茶坊主として士官学校でも有名だったあのおべっか使いが、よりによって試験官の一人として登場し、しかも、後輩の一人にすぎないミュラ少尉の顔をしっかりと覚えていたのだ。
出身地、利害、身分、階層、民族、思想、宗教、後ろ盾の有無。
時と場合によるのだが、人が生きる場所にはどうやったって派閥が生まれる。
それはログレスの王立士官学校とて例外ではない。
ピアソン大尉とロイド少佐の時代には、当然のように二大派閥が形成されていた。
そして、確かにカースン中尉は、ロイド派閥の一員であったかもしれない。
だが、派閥の対立といっても、領袖二人の性格からして深刻なものではなかったのだ。
総合成績で主席を誇るロイド少佐。戦術課と操船で断トツの首位を保つピアソン大尉。ともに名門の子息にして優秀な二人の学生の周囲に人が集まるのは、ある意味、自然なことではないか。ミュラなど、派閥の一員ですらなかったのだ。
精々、カースン中尉に多少面倒を見てもらって、彼と仲間たちがピアソン大尉の取り巻きに罪のない悪戯を仕掛けたときに、その場に居合わせただけである。
悪戯といっても、軽いものだ。洗面所で栓を緩くして水浸しにしたり、香水や食べ物の中身を入れ替えたり、そんな些細な代物で、怪我人も出ていない。ミュラやカースン中尉だって、ピアソン大尉の取り巻きに同じことをやられた。
主体的に関わったのは一度だけ。ソームズ中尉が調達してきたピアソン大尉の好物の、なんたらいうでかいエビのカツレツ事件。ミュラがしたことといえば、ソームズが目を離した隙にカースン中尉たちがたいらげたそれを、ほんの一口二口ご相伴に預かっただけだ。
笑って済ませてもいいはずだ。だが、それが致命傷になった。あの執念深い女はそんな些細なことをずっと忘れていなかったのだ。
他二人の試験官であるピアソン大尉とコナーズ大尉の質問は、鋭いが同時に公正であった。いかな任務をこなしてきたか。いかに対処してきたか。
それはミュラの能力の限界や事に当たっての勇気、命令に対する考え方を玉葱の皮を剥くようにして解き明かし、知ろうとするもので、緊張させられる鋭い問いかけでもあったが、ピアソンの優れた知性や先を見据える鋭い視点、コナーズの卓越した勇気や行動力が話しているだけでも伝わってくるようで、心地よい緊張感ももたらしてくれた。
幾つかの仮定された状況に対する行動を問われて、満足に解答できなかった場面もあったけれども、それだけなら、例え落ちたとしても、ミュラはそこまで気落ちしなかったかもしれない。
だが、マーシャ・ソームズは違った。士官学校での恨みつらみなど忘れましたよ。という涼しい顔をしておきながら、散々、底意地の悪い質問をして、セシリアの恥ずかしい窮状を洗いざらい暴き立て、最後に一言付け加えるのを忘れなかった。
「それにしても、セシリア・ミュラ少尉。ロイド艦長と親しかった君が此処に来るとは意外だね。
その様子では、エビのカツレツもしばらく食べておらんのだろうな。
ああ。合否判定はおって連絡する。退出したまえ」
ひどく気取った貴族風のアクセント。ご主人様そっくりのそっけない手振りまでつけてくれた。
ミュラ少尉は、今も思い出すたびに屈辱で頭に血が昇りそうだった。
「あの茶坊主!太鼓持ち!腰ぎんちゃく!心が小さい!胸もちっちゃい!チビの蛮族め!」
口の中で罵りながら、ミュラ少尉は怒りに任せて硬い牛肉を噛みちぎる。
ビフテキ!食わずにはいられない!体重が増えようとも構うものか!
「ラム!瓶で!」
叫んだミュラ少尉に食堂のウェイターが困った顔で言った。
「士官殿。酔っておられますな」
「なにさ?」
据わった目つきで獰猛な唸りをあげる海軍士官を見て、説得をあきらめたのだろう。
「直ちにお持ちします」
命が惜しいウェイターは、回れ右して注文の品を取りに行った。
「……畜生。あの野郎、ソームズめ。よくも」
口惜しさと情けなさに、ミュラ少尉は思わず涙が零れ落ちた。
2時間後。深夜に至って、ついに同じ話をくどくど繰り返していた老人がよろよろと立ち上がった。
老人と視線が合ったミュラ少尉は、酒瓶を握りながら会釈した。
「あ、士官殿。面接会場で顔を合わせました」と老水兵が言った。
意外としっかりした足取りを保ったまま、ミュラ少尉に対して敬礼した。
「おめでとう。私は落ちてしまったけれどね」
いささかとげのある言葉が思わず出て、ミュラ少尉は咳払いした。
「いや、埒もないことを言った」
許しは求めなかったし、羨望を口にもしなかった。いやしくも王立海軍の誇り高い士官が口にするべき言葉ではないからだ。落ち着けた心のうちから、ミュラ少尉は言葉を探して見つけ出した。
「では、よき航海を」
「士官殿も良き航海に恵まれますように祈っております。サー」と老水兵が言った。
「ありがとう。ええっと」ミュラ少尉も、老水兵の名前を知らないことに気が付いた。
「ハラーです。サー」
「ありがとう。ハラー」ミュラ少尉もうなずき、敬礼で見送った。
「さて、勘定だ。いくらになる」
よろめきながら立ち上がったミュラ少尉のところに、ウェイターが勘定書を持ってきた。
「187ポンド34ペンスです」
「ううむ187ポンド?」ミュラ少尉が不満げに唸った。
「187ポンド34ペンスです」ウェイターが繰り返した。
そんなに食べただろうか。記憶にはない。
だが、テーブルには確かに肉汁やソースで汚れた皿が積み重なり、グラスの横には数本の瓶。腹はポッコリと膨れている。ミュラ少尉は、確かにたらふく飲んで、たらふく食べたのだ。
ツケの代わりに愛しのサーベルを食堂へと置き去りにしたミュラ少尉は【チビのノマドを片付けろ】を大声で歌いながら深夜のサウスエンドの大通りを練り歩き、酒の匂いをプンプンさせて郊外の下宿先に戻ったが、そこで待ち受けていた家主の老大佐に咳ばらいと軽蔑のまなざしを受けつつ「よほど困難な任務だったと見えるね。ミュラ君」とくぎを刺されて一気に酔いが覚め、これ以上はないほど恐縮し、小さくなってこそこそ階段を登る羽目になった。それもこれもすべてチビのノマドが悪いのだ。
翌朝、起きた時のミュラ少尉の気分は、控えめに言っても最悪だった。
海軍本部まで行って、しばらく。2~3か月はログレスを離れられる長期の仕事を探そう。
通常郵便の配送を請け負う重力帆連絡艇での任務なら、いつだって絶えることはない。
そうだ。それがいい。だが、その前に食堂に行って、ツケ代わりにした先祖伝来のサーベルを回収してこなければ。質屋にも寄らないと。なにを質草にしようか?
二つある懐中時計の一つか、毛皮のコートか……時計は、一つ壊れた時のために絶対に予備が必要だ。
不文律とはいえ、懐中時計は、殆んど正式な士官の装束の一つといえる。
質草にするのは毛皮のコートにするべきだ。気に入っていたんだが、しばらく宇宙に出るなら必要ない……金を作る必要がある。
ミュラ少尉お気に入りのミンクの毛皮コートは、買った時の半額以下の220£にしかならなかった。
質屋で金を作ったミュラ少尉が、二日酔いの青い顔をしながら、安食堂へと向かってサウスエンドの大通りを歩いていると、首都の警察機構……なぜか、スコットランドヤードと呼ばれている……の警察車両が青い回転灯を光らせながら、路地裏を防ぐように停車しているのに気付いた。
なんとはなしに気になったミュラ少尉は、車両の扉に手をかけながら無線で上司に向かって何事かを報告しているスコットランドヤードの巡査に尋ねてみた。
「どうかしたのか?」
ちらりと視線を向けた巡査が、ミュラ少尉の顔を見て眩しそうな顔をした。
それから、王立海軍士官の制服に気づいて雑な敬礼をする。
ミュラ少尉は男性の、そして一部の女性のそのような反応には慣れていた。
自分の容貌が他人のそれより優れていることは若い頃から自覚している。もっとも、ピアソン大尉やコナーズ大尉のような、責務に対して強い責任感を抱いている男たちには通用しない程度なのだが。
兎も角、海軍と警察は管轄が違うとは言え、万事に権威主義的なログレスでは、一介の巡査が王立海軍の士官があしらう訳にはいかない。それは逆に下級の水兵などが警部などに相対した時にも言えることだった。
「ああ、ええ。強盗事件です」
うなずいた巡査が路地の奥を眺めながら付け加えた。
「昨夜、老人が襲われて金品を奪われまして……」
嫌な予感がしたミュラ少尉は、思い切って尋ねてみた。
「その老人の名は?まさか、ハラーではあるまいね」
巡査が、少し驚いた表情を見せた。
「そのまさかです。被害者をご存知ですか」
「水兵だ。今度、ピアソン大尉/海尉艦長の船に乗り込む筈だった」
ミュラ少尉が沈んだ口調で言うと、巡査が同情顔をしてうなずいた。
「昨夜は、採用が決まって三丁目の通りの酒場ではしゃいでいたが……」
目を閉じて言ったミュラ少尉は記憶を探った。
「店の名前は【牡牛と牝鶏】だったかな」
「その店は知ってます。なるほど、後で聞き込みに行ってみます」と巡査がメモしてから、ミュラ少尉に名前を尋ねた。
「海尉殿のお名前をうかがっても?」
「セシリア・ミュラ少尉……それと海尉ではない」
この時代のログレス語で、階級/少尉はセカンドルテナントだが、ややこしいことに宇宙艦隊における役職/二等海尉という意味合いも持っていた。兎に角、現状、それで通じるのだから変える必要性は認められないというのがログレス人たちの考えである。
立ち去ろうとしたミュラ少尉だが、その前に、ふと気になったことを尋ねてみた。
「監視カメラは?」
「ああ、それが……予算が足りなくて。それに、設置した端から壊されたり、ハッキングされたりで」
軽く頭を振った巡査が、移民や不法入国者に対する罵りをぶつぶつと呟いた。
「ああ、その。それで、ハラーの怪我は酷いのかな?」とミュラ少尉が尋ねた。
「かなり叩きのめされてますが、命に別状はありません。搬送先は、ワトスン記念病院です」
「だろうな。ありがとう」
巡査は聞いてもいないことまで教えてくれたが、老ハラーを気の毒には思ったものの、ミュラ少尉も見舞いにまで行くつもりはなかった。
「禍福は糾える縄の如し、か」
警官に礼を言って歩き出すと、どことなく曇り始めた空を見上げてミュラ少尉はつぶやいた。
気を取り直したミュラ少尉が訪れた海軍本部には、常にはない活気が漂っていて、軍の割り振る仕事にありつけそうな気配が濃厚に漂っていた。
どうにも幾つかの正規艦隊や軍団が再編されるとの噂も耳に入った。実際に異動も多く、それに伴って日常の郵便量も増大しているのだ。
ミュラ少尉が探しているのは、主に郵便課の仕事だった。
重力帆を動力源とする小型艇を使って星系から星系を飛び回り、さして重要ではないが、急ぎの通信や命令書などを各地の守備隊やら鎮守府、司令部や前線などへと届ける仕事だ。
書類の他にも、ログレスに残された将兵の家族からの手紙に新聞や書籍、細々とした荷物に慰問の品なども取り扱っている。
早くはないが小回りが利き、なにより惑星からの離脱にも、航行にも、殆んど燃料費がかからない重力帆の小型艇は、定期便よりは急ぎで、しかし緊急高速艇を使うほどには機密でも重要でもない積荷。手柄を立てて一時休暇を与えられた兵士や下士官などを帰郷させたり、急な出張が決まった士官の移動にも使われている。
勿論、重要な指令書は、専門の快速コルベットなどで移送されるが、簡単な仕事は、ある程度信頼できる休職士官などに割り振られることも多い。
ミュラ少尉は、郵便課で受けられる仕事が好きだった。士官なので艇長を任されることも多い。小型艇とはいえ、自分の指示で艦艇を思うがままに動かせるのはたまらない。たとえ副艇長や2等海尉の立場でも、ログレス近海の星系を船で飛び回ることができるのは、病みつきになるような魅力的な体験だった。
幾度となく受けているうちに職員からの信頼も多少は深まっていると見えて、徐々に重要な仕事、艇長を務められる回数も増えている。
此の儘いけば、もしかしたら郵送課に勤められる日も来るしれない。
郵便シャトルを任されるだろうか。想像してみる。
近隣星系を飛び回る郵便業務は、多くの海軍士官が望むような大型武装艦艇で外宇宙を航海する冒険の日々に比べたら色褪せて見えるかもしれないが、それでも今のミュラ少尉には、魅力的な仕事に思えた。
いくつかの仕事に目星をつけたミュラ少尉は、志願の申込書類を書いてから窓口に提出した。
すでに顔馴染みとなった職員が肯いて、処理をし始める。
仕事を請け負うことができるか否かは、海軍の郵便課が決めることであった。
連絡先を添えて、合否の通知が来るまではひたすら無聊を囲って待ち続ける。
これから何日かは、また無為の日々を過ごすことになるだろうが、ミュラ少尉に出来るのはそれだけだった。
それでも構わない。艦隊勤務なんて幸運がそこらへんに転がっている筈もないさと、ミュラ少尉は自分を慰めて、また明日から頑張ろうと自分に気合を入れるのだ。
ミュラ少尉の隣の窓口に、冴えない顔つきの太った中年士官がやってきて申し込み手続きを行っていた。
海軍本部敷地内にある定位置のベンチで、力なくうなだれている姿を幾度となく同僚たちに目撃されていた彼は、しかし、その日、堂々と自信に満ちた足取りで行動しているようにみえた。
「マクラウド。ジェームズ・マクラウド中尉」
張りのある声で名乗った中年士官は、二通の書類を提出した。
「ジェームズ・アーサー・ピアソン大尉の雷撃艇 F457-G1029-H5038 ネメシスへ、2等海尉としての就任要請をします。これが艦長からの任命書です」
ジェームズという名前は、ログレス王国では有り触れたものであった。
「処理します」
痩せた窓口の担当職員。彼も中尉の階級章をつけていたが、書類を受け取ってコンピューターに処理し、何らかの報告書を手早く書き終えると、改めてマクラウド中尉へと向き直った。
「ジェームズ。やったな!」
「ああ」マクラウド中尉も感無量の様子でうなずいている。
「受かったから言うけど、実際のところ、君が受かるとは思ってなかったぜ」痩せた窓口の担当職員が言った。
「俺もそう思っていた」
二人の士官は思わず笑い声を漏らしてしまい、近くにいた将官に注目されて慌てて口を閉じた。
将官が何事もなかったかのように立ち去ると、二人は会話を再開したが笑顔は抑えきれなかった。
「君は優しい男だが、経歴は、その……冴えないからな」と窓口の士官。
「わかってる。面接でもそれを突っ込まれた。だから、勇気を証明する機会をくれと訴えたんだ」
マクラウド中尉の言葉に、窓口の士官の顔が強張った。
「……大胆で、勇気のいる発言だな」
軽く唇を噛んでから言葉を続ける。
「男爵大尉艦長の前で公言したからには……」
今や怯懦を許されなくなったジェームズ。マクラウド中尉はこともなげにうなずいた。
「覚悟の上さ」
「俺には出来ん。うらやましく思うが、やはり窓口事務が適当か」
窓口の士官が幾度もうなずいてから、マクラウド中尉の肩を遠慮がちに、しかし親しみを込めてたたいた。
「とにかく、おめでとう。ジェームズ。今日は一杯奢らせろよ」
能面のような無表情のまま、ミュラ少尉は使っていたボールペンをへし折った。
今回の作品は、純粋に痛快娯楽スペースオペラとして書いておりますのだ。
その為、説明やらは(これでも)最小限に省いておる。
科学的考証やら突っ込みは無粋でごわす。
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