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グリーンインフラレンディングの返済発表を徹底解説

投稿日:2018年12月1日 | 執筆者:カナメ先生
2018年11月30日にJCサービスから「グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済等について」の発表がありました。非常に読みづらいので解説を加えていきます。

全文転載

2018年11月30日
グリーンインフラレンディング投資家各位
株式会社JCサービス

グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済等について

ファンドに応募して頂きました投資家の皆さまに大変ご迷惑をお掛けするとともに、多大なるご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

当社の子会社である株式会社グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済等につきまして、以下のとおりお知らせ致します。

株式会社グリーンィンフラレンディングの募集案件のうち、太陽光発電所2案件(募集額合計約7.7億円)つきましては既に売却等の契約が完了しており、関連会社を通して株式会社グリーンインフラレンディングに元本返済が完了しています。
これらにつきましては、株式会社グリーンインフラレンディングにおいて、12月中旬頃の投資家の皆さまへの分配を目指しています。

また、バイオマス発電所1案件(募集額約7.5億円)につきましても契約が完了しております。当該契約による本件の返済計画等につきましては、1月中をめどに投資家の皆さまにお伝えする予定です。

株式会社グリーンインフラレンディングとしましては、上記の他に、バイオマス発電所3案件及び、太陽光発電所1案件につきまして年内の契約を見込んでおり、これにより株式会社グリーンインフラレンディングによる募集額の50%程度については、返済の目途が立つこととなります。

株式会社グリーンインフラレンディングとしましては、これら以外の案件につきましても来年1月以降、順次、契約が締結されることを見込んでいます。

契約を締結した際には投資家の皆さまへできるだけ速やかにお伝えしたいと考えています。なお、契約の詳細につきまして、ご質問を頂きましても、契約相手方に対する守秘義務がありますので、開示いたしかねますこと、何卒。ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

【グリーンインフラレンディング公式サイトPDFより引用】

解説(1) 太陽光案件2件は約7.7憶円が完済

太陽光発電所2案件(募集額合計約7.7億円)つきましては既に売却等の契約が完了しており、関連会社を通して株式会社グリーンインフラレンディングに元本返済が完了しています。
これらにつきましては、株式会社グリーンインフラレンディングにおいて、12月中旬頃の投資家の皆さまへの分配を目指しています。

「元本返済が完了」と書いてあるので、太陽光発電所2案件(約7.7億円)は完済されたと考えてよいと思います。分配に関してはmaneoによって供託される可能性があります。

解説(2) バイオマス案件1件は売却契約完了(金額不明)

バイオマス発電所1案件(募集額約7.5億円)につきましても契約が完了しております。当該契約による本件の返済計画等につきましては、1月中をめどに投資家の皆さまにお伝えする予定です。

金額は書いてありませんが「それなりの金額で売れた」ということでしょう。返済計画発表が2019年1月中ということなので、分配まで2ヶ月以上かかることになります。

解説(3) 年内に50%の返済目途の意味

上記の他に、バイオマス発電所3案件及び、太陽光発電所1案件につきまして年内の契約を見込んでおり、これにより株式会社グリーンインフラレンディングによる募集額の50%程度については、返済の目途が立つこととなります。

あくまで「見込んでいる」という話です。

そして「募集額の50%程度は返済の目途が立つ」というのは曖昧な発言です。「バイオマス3案件と太陽光1案件の50%」という意味なのか?「グリフラ遅延総額(約134憶円)の50%」という意味なのか?

前者だとすれば前出の金額を簡易的に利用すると「バイオマス3件(22.5憶)+太陽光(3.9憶)=26.4憶円」の半分である13.2憶円が返済されることになります。

後者だとすれば「134憶円×50%-15.2憶円=51.8億円」をバイオマス3案件と太陽光1案件から回収することになります。

解説(4) 残りの案件は来年1月以降になる

これら以外の案件につきましても来年1月以降、順次、契約が締結されることを見込んでいます。

現在の状況をまとめると

(1) 太陽光案件2件は約7.7憶円が完済
(2) バイオマス発電所1案件(募集額約7.5億円)の売却契約完了
(3) バイオマス3件と太陽光1件を年内の契約見込み
ということになります。

それ以外の売却契約は来年の1月以降になるということですね。

まとめ

とりあえず念願の返済情報が出てきて良かったです。

ただし、今のところ実際にグリーンインフラレンディングに返済されたのは約134憶円のうちの約7.7憶円(約5.7%)のみです。

最終的に100%返ってくることを強く願っています。

※2018年7月の供託金(約7.5億円)は全て元本分なのでしょうか?それとも利息分?知っている方がいたら教えていただければ幸いです。

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴17年。ソーシャルレンディングへの投資額はトップクラスの個人投資家。「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
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一言掲示板 : 情報交換、改善希望、質問など
no name(2018-12-02 16:56:46)
「見込んでいる」「めどが立つ」では債権者は誰も信用しない。普通債権者集会でこんないいかげんな回答してたら袋叩きだ。JCはきちんと弁護士の連盟で書面出せ。GILが返済してもmaneoが全部供託していたのでは、永遠に金は返ってこない。
no name(2018-12-02 13:08:15)
ファイアフェレット氏は、他のブログ筆者を犯罪者扱いしてますね。
どちらが謝るべきかは、子供でもわかると思いますけどね。
no name(2018-12-02 12:27:43)
とりあえずフェレットさんに謝ったら?
no name(2018-12-01 16:16:50)
maneo側からも発表して欲しいですね。
jcサービス 中久保を信用できないので
maneo側には金額や売買契約書を確認してほしいです。
no name(2018-12-01 15:49:20)
7月11日にmaneoマーケットからのメールの抜粋です。
供託金の額(748,572,155円)とは微妙に合いませんが、ほぼ近い数値です。
・延滞元本総額 571,920,000円
・利息金額合計 190,149,076円

*今回発表の7.7億円が、7月の供託金(約7.5億円)を含んでいる可能性もあります。

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