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【サッカー】

磐田、ロスタイムOG残留スルリ まさかのOP

2018年12月2日 紙面から

川崎に敗れ、肩を落とす磐田イレブン(川戸賢一撮影)

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◇J1最終節 川崎2-1磐田

 まさかの結末だ。試合終了直前、磐田の選手たちが頭を抱え、膝を落とし、崩れ落ちた。川崎・家長の左クロスが、DF大井の伸ばした足に当たり、オウンゴール。J2とのプレーオフに回る16位への転落が決まった瞬間だった。

 試合終了後、名波浩監督(46)は「残酷な結果を受け止めるのに必死。セットプレーからの失点はゲームをこわすと、口が酸っぱくなるほど言ったのに、やられた」と沈痛な面持ちだ。

 引き分け以上でJ1残留が決まる13位で迎えた最終戦。後半33分にはFW大久保が古巣相手に先制点を決めた。ところが、後半38分に警戒していたCKから失点すると、一方的に押し込まれた。そして最後の最後に悲劇が待ち構えていた。

 救いは、これで終幕ではないこと。名波監督はプレーオフに回ることに「昨年までは下位の3チームがJ2に自動降格していたが、ことしのレギュレーション(規則)に救われた」と語った。

 先制点の大久保は「プレーオフは今まで、積み上げてきたものをぶつけるしかない」と意気込み、司令塔のMF中村も「ホーム開催だし、ジュビロの意地をみせないといけない。しっかりと気持ちを切り替えて、戦いたい」と前を向いた。 (川住貴)

◆広島と鹿島がACL出場権

 混戦の残留争いは、前節13位の磐田が既に2連覇を決めていた川崎に後半ロスタイムに失点して逆転負け。勝ち点41から伸ばせず、得失点差で16位に転落した。残留を懸け、8日のプレーオフでJ2の横浜FC-東京Vの勝者と対戦する。広島は札幌と2-2で引き分け2位を確保し、鳥栖と引き分けた3位鹿島とともにACL出場権を得た。浦和はFC東京、C大阪は横浜M、神戸は仙台に勝った。降格が確定した柏はG大阪を破り、長崎は清水と引き分けた。

 

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