Ｊ１の最終節が１日、各地で行われ、名古屋が湘南に敗れ１６位に終わり、１２月８日に行われるＪ１参入プレーオフに回ることが決まった。１２月２日に行われる横浜ＦＣ－東京Ｖの勝者と対戦する。これにより、湘南、鳥栖、磐田、横浜ＭのＪ１残留が決まった。

　名古屋－湘南は同じ勝ち点４０で、勝てば自力でＪ１残留が決められるという試合だった。試合が動いたのは前半１９分、左サイドからのクロスを湘南の菊池が倒れ込みながら左足ボレーを決め先制した。さらに同３６分、湘南は山根がエリア内で倒されＰＫを得ると、同３７分に梅崎が決めて２点のリードを奪った。

　名古屋は負けた場合は、試合前の時点で得失点差で２ポイント上を行かれていた鳥栖が大差で負けなければＪ１参入プレーオフにまわることが決まってしまう。ジョー、玉田、ガブリエルシャビエルの攻撃陣が果敢に攻め込む。後半１３分にはジョーがヘッド。同１４分には至近距離から玉田がシュートを放ったがミートしきれずＧＫに抑えられた。

　後半２２分、ジョーが今季２３点目となるゴールをＰＫで決めて１点差に詰め寄った。さらに後半３０分にクロスボールに

対して湘南がエリア内で坂がハンドを犯してしまう。再びジョーが今季２４得点目となるＰＫを決め同点に追いついた。

　しかし、この時点ではまだ鳥栖が鹿島と０－０のため、勝たなければ残留を決められない名古屋。玉田に代えて金井を投入し、ジョーを軸にあと１点を奪いに行く。終了間際にはどんどんボールをゴール前に入れて攻め込んだがあと１歩及ばなかった。