乳がんの新薬
(最近承認された新薬、開発中の新薬)
について、
Answers Newsさんが解説記事を出して
下さっているので、
ご紹介させていただきます。
リンクを貼らせていただきました。
(包括的にリンク、引用の許可をいただいています)
※過去に「将来の医療」だった医療・薬剤が
晴れて実用化されるものもあり、
目先、直近の、新薬の動向は、
重要だし、期待に元気が出るよね。
皆様も元気がでるかな、
という気持ちでのご紹介です。
リムパーザ(オラパリブ)【承認済】
・11/15 (アストラゼネカ)
日本で1300人以上の乳癌患者に
患者にBRCA遺伝子変異の検査実施済
・PARP阻害剤。すなわち、
PARPの働きを阻害することで、
酸細胞内でのDNA修復を阻害し、
がん細胞を死滅させるという作用機序
・対象:HER2陰性、BRCA遺伝子変異あり
※詳しくは、私もブログの過去記事
リンクを貼っておきました
も合わせてご参照いただければ。
ベージニオ(アベマシクリブ)【承認済】
・11月に薬価収載済。近々発売予定。
・CDK4/6阻害薬
※承認済で既に私のブロ友さんたちも
お使いのイブランスの仲間。
・対象:ホルモン陽性/HER2陰性
・私が乳癌罹患後の、ここ4~5年は、
HER2陰性の新薬ラッシュってことかな、
残念ながら…。
▼HER2という目印に対して
・HER2陽性には、
5年前の2013年パージェタ、
2014年のカドサイラ以降、
新薬は出ていません…。
・HER2陽性という特性
(癌細胞にHER2っていう、増殖のために
餌を採る手がいっぱいついている、
その手が「HER2」のイメージ)
に対しては、
(「HER2」っていう餌を採る手を
縛っちゃいましょ っていう役目の薬、
すなわち抗HER2薬は)
ハーセプチンとパージェタで
とりあえずいいよね、
それ以上の進化しようがないね
って感じでしょうか。
※ハーセプチンとパージェタは
手の縛る場所が違うイメージで
一緒に使うと効果が上がるイメージ。
・カドサイラみたいな、
ADC(抗体薬物複合体)
(HER2抗体、すなわちハーセプチンに
殺細胞毒性の中分子化合物を
くっつけたもの)
の、殺細胞毒性の中分子化合物
の開発が進んでいる、進んでいくのかな
って感じでしょうか。
▼HER2以外の目印に対して
・HER2以外の遺伝子異常や目印を探して、
それに効く薬を開発していきましょう
という大きな進化がある、
と言えば分かりやすいかな。
・BRCA遺伝子変異(遺伝性乳癌)
に対して効くだろうと
「PARP」に目をつけて、
それを縛っちゃいましょ
と開発されたのが
リムパーザ(オラパリブ)。
・「CDK4/6」に目をつけて
それを縛っちゃいましょ
と開発されたのが
ベージニオ(アベマシクリブ) 。
▼テセントリク、キイトルーダ
(免疫チェックポイント阻害剤)
・対象:トリネガ
・テセントリクは2018年度承認申請予定。
※本庶先生のノーベル賞受賞に沸いた
オプジーボの仲間、
免疫チェックポイント阻害剤。
本庶先生のノーベル賞受賞直後にも
だいぶ記事発信してきたので、
詳しくは
「★免疫チェックポイント阻害剤知識 動向」
テーマ内の記事をご参照下さい。
▼DS-8201(第一三共)
(抗HER2ADC 抗体薬物複合体)
・対象:HER2陽性
・2021年申請予定。前倒されるかも?
・カドサイラ(ロシュ/中外)の仲間。
ただし使っている抗HER2薬は
ハーセプチンのバイオシミラー
(ジェネリックみたいなもの)。
※詳しくは、私の過去記事
も合わせてご参照下さい。
▼アルペリシブ
・ホルモン陽性/HER2陰性
・PIK3K阻害薬
PIK3Kはがん細胞の増殖シグナル経路。
▼AKT阻害薬
これ、個人的に注目!な気がする
・対象:トリネガ
・イパタセルチブ(中外)は2020年申請目標。
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※ 癌に罹患した経験のある方、その他闘病者、
がん患者の家族の経験者、
保険診療での癌治療や緩和の経験がある医師
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