サッカーの元ドイツ代表GKオリバー・カーンさん(49)が30日、東京都内で開かれたブンデスリーガ(ドイツリーグ)のPRイベントに出席した。2002年W杯日韓大会でMVPを獲得したレジェンドGKは、ドルトムントの香川、フランクフルトの長谷部を挙げ、「日本の育成システムが充実し、選手の質は間違いなく上がっている」と、日本人選手を高く評価した。
今季は大迫、原口ら日本人7人が同1部を主戦場としているが、GKに限っては、これまでに一人もプレーしたことがない。カーンさんは「最近はゴールキーパーではなく、ゴールプレーヤーとして特殊なスキルが求められる」と指摘した上で、「いろんな能力を学んで身に付け、精神面をもっと鍛えなければならない」などと述べ、日本人GKの参戦に期待を寄せていた。 (松岡祐司)