日本ハムがオリックスを自由契約になる金子千尋投手(35)の獲得調査に動く可能性が出てきた。金子は、12月2日の保留者名簿公示を受けて他球団との交渉が可能になる。
今季日本ハムは上沢、マルティネスが2桁勝利を挙げたものの、この2人に続く先発陣の強化が課題になっている。さらにマルティネスに関しては現時点でも契約がまとまっておらず、保留者名簿から外し、自由契約になる見通し。今後も交渉は続けるが、残留に向けて不透明な部分が多い。この状況を踏まえると通算120勝を誇る実績十分の右腕は補強ポイントに合致。金子について球団幹部は「自由契約が公示されたら注視していく」と獲得に乗り出す可能性を示唆した。
金子は、減額制限を大幅に超える5億円ダウンの年俸1億円を提示され、自由契約を選択する意向をオリックス側に伝えている。楽天などが興味を示しており、複数球団による争奪戦に発展する可能性もある。