2018年5月30日水曜日

発達障害当事者を舐めるな! 高橋みなみら

 今回の書人両断は忘れられたアイドル共だ。
 この女達の罪は障がい当事者への誹謗中傷の罪だ。絶対に許す訳にはいかない。ようやく4人で1人前の雑魚共を書人両断の牙にかけるのも面倒だが、きっぱり批判しなければ筋は通らない。

AKB襲撃の被疑者「発達障害」の診断!母親「私に楽させようとコツコツ仕送り」
2014/5/28 14:56

   AKB48メンバーに刃物をふるってケガをさせ、殺人未遂で逮捕されたA容疑者(当時20代)の背景がだんだんわかってきた。「スッキリ!!」リポーターの西村綾子に母親が2時間にわたって話した。
  Aは警察の調べに、「以前からイライラしていた。AKBならだれでもよかった。切りつけたメンバーの名前は知らない」と供述していて、きのう27日(2014年5月)、身柄を盛岡地検に送られた。

俊足で評判だった中学時代。高校入学直後からひどいいじめ
   Aはどんな男なのか。中学時代の同級生は「凄く足が速い。いつもぶっちぎりで1位だった」「部活では憧れられる存在だった」という。陸上部に所属し、青森県大会で800メートル走で2位になるなど、地元で知られていたという。

犯行と無関係
   変わったのは地元高校へ入ってからだった。ここでも陸上部に入ったが、入学から1週間経ったころ、母親に「学校をやめたい」と言ったという。母親は話す。

「『1週間って、まさかでしょ』と言ったら、『行ってみなきゃ、わかんないんだ』って。なんか嫌な人と会ったかもしれない。部活でもいじめにあって、先輩とかにも。暴力ではないんですよ、言葉で。なんか人間みたいじゃないとか、いろんなこといわれたって最初は泣いていました。『普通だったらもう死んでるよ』って言ったりしてました」
   結局、2年生の夏に退学して通信制の学校に変わった。アルバイトもして、給料は全部家に入れた。体が弱い母親を助けたいという思いが強かったという。おととし(2012年)に大阪へ行った。
   母親「『向こうは給料が高いから』って、ハローワークで自分で調べて。知り合いもいないし、都会は向かないから反対したんですけど」
   大阪では警備会社に住み込みで勤務した。月給は約20万円で、3万円を残して全部母親に送っていた。
   母親「私が丈夫じゃないから、楽させたいと思ったのかもしれない。言葉はあまりいわない。給料をもらうとすぐ振り込んでくれるんです」
   その大阪で精神的に不安定となり、体調を崩して精神科を受診している。そこで発達障害(対人関係がうまくいかない。環境になじめない)と診断された。
   母親「『オレは仕事ができないんだ』といっていましたね。自分は仕事がしたいのに、コミュニケーションとかが苦手だから友だちができない、話す人がいないと。仕事がしたかったと思うんだけどね」

青森県から「精神障害者保健福祉手帳2級」交付
   昨年5月に実家に帰り、青森県から精神障害者保健福祉手帳2級の交付を受けた。母親は「自分で変だなと思ったから(病院へ)行ったのだと思うよ。頭が痛いとか、イライラするとか感じていたんじゃないかなと思います」と話す。
   その後、青森で警備会社に仕事を見つけ、障害者手帳を十和田市役所に返却した。しかし、仕事は長く続かず、やめてずっと家にいた。今年1月からは仕事を探すこともしなくなった。
   母親「ハローワークも行かない。自分が何もできない人間と思っていたのかもしれないですね。仕事は休みたくないという顔した子だった。だから体調が悪くても仕事に行く。仕事しているときは生き生きしている。じっとしていたくない子なんですよ、本当は…。何がしかしたかったけれども、ひととのコミュニケーションが下手で、会話ができないから、どうしてもやりたい仕事につけない。それがプレッシャーだったと思う。誰かに認めてもらいたかったのかもしれませんね。自分がいることを。面倒見なきゃと思ってて、それがだめになったから、自分はダメだと思ったのかもしれません」
   先週土曜日早朝、「散歩に行ってくる」と自転車で出た。行き先はAKB握手会だったわけだ。「1時間くらいで帰ると思っていた」と母親は言う。
   聞いているうちに、何ともやりきれなくなった。これまでいろいろ聞いた「引きこもり」「通り魔」とは違う。仕事がしたかった、家を助けたかった、しかしコミュニケーションできない。問題は彼を受け入れられなかった社会や学校の方にあったのではないのかとも思える。
   しかし、司会の加藤浩次は「人それぞれですからね。家庭の事情とか、自分自身の問題とか…。それと犯行とはまったく違うと思う」という。
   キャスターのテリー伊藤「対人関係がうまくいかない人はたくさんいますよ。でもつき合わなくてもできる仕事もある。いいわけにならない」
   それは健康な人の話だろうに。被害者が自分たちのお仲間の芸能人でなかったらどうだろう。同じようにコメントをするのか。精神障害の手帳までもらった人の話なのである。加藤は「発達障害だというんですね」と軽く付け加えた。それがどんなに重大なことかがわかっていない。
   西村は「母親はだから事件を起こしたというのではなく、母親として答えられる範囲でと語ってくれました」と報告する。まさに取材とはかくあるべし。
文   ヤンヤン

 加藤も伊藤も発達障碍への理解が皆無と言うことがこの時点で明らかになったのだが、もっとひどかったのは高橋のこの暴言だ。

【AKB襲撃】 高橋みなみ 「私達はこんな奴のために握手をしてるわけじゃなかった」
2014/05/28(水)
 AKB48の高橋みなみが28日、自身のGoogle+でメンバーの川栄李奈(19)、入山杏奈(18)ら3人が負傷した事件に言及。 2人の無事に安堵し、メンバーを守ったスタッフに感謝しつつも、今回の事件に「本当に悔しい」と心境を明かしている。
 高橋は「少し考えて落ち着く時間が必要だったので今日このタイミングでの更新になりました。2人を守ってくれたスタッフさん、本当にありがとうございました」と警備スタッフに感謝。
 「川栄とあんにん(入山)、スタッフさんの1日も早い回復を心から願っています」としつつ、ファンらに向け「岩手の握手会に来てくださった皆さん、途中で中止になってしまってごめんなさい」と陳謝した。
 さらに「悲しくてぶつけようのないこの気持ち。本当に悔しい。ファンの皆さんとメンバーで作り上げてきたAKB48。ファンでもなかった1人の身勝手な行動で壊したくないです」と心境を吐露。
 犯人の「誰でもよかった」という発言には、「そんな事あってもいいのでしょうか?  私達はこんな奴のためにこんな事が起こるために握手をしてるわけじゃなかったはずです」と怒りをあらわにし、 「純粋に応援してくれている皆さんと触れ合いたくて今までやってきたから、、、。 ファンのみんなと築いてきた絆とメンバーの思いを舐めないでほしい」と『厳しい言葉で言及』した。
 一方で、今回の事件に、「正直怖いです。本当に怖かったです、、」と本音を明かした高橋。 それでも「それ以上に思う気持ちもあるんです。それは、負けたくないという気持ち。 私の大切なAKB 大好きなAKB 私は絶対に負けたくない負けたくないんだ」と強い思いとともにぐぐたすを結んでいる。
(C)オリコン

 高橋は過去いじめの被害を受けていたと言うが、ネットの場を悪用して被疑者を誹謗中傷した。
 これは明らかなハラスメントであり、断じて見逃す訳にはいかない。私は発達障がい当事者だが、苦労してなんとか一般就労にたどり着いた。私達を舐めるなと厳しく耳元で怒鳴りつけたい。
 更に悪質なのは市川。この暴言は今回の書人両断で初耳だったが、高橋の暴言の数倍悪質度が高い。未成年であっても実名での批判は絶対にやらねばならない。

AKB48市川愛美 容疑者に対して言及「モンスターになる前に手を差し伸べていたら…」
芸能ニュース 2014年05月28日 11時45分    リアルライブ
 25日に岩手県で行われたAKB48握手会にて、刃物を持った男に切りつけられ、メンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)が手などを負傷した事件後、自粛中であったGoogle+を多くのメンバーが更新をはじめ、事件について語っている。
 AKB48、チームAの市川愛美(14)は、「なにから、なにを、どう話したらいいか分かりません。なので、現場の時の気持ちを話したいと思います。変な話その日は一粒も涙が出ませんでした。逆にとても冷静でした、周りの大人や先輩方がパニックになっていて、現場をまとめるのになんとかしなきゃと思ってました。私がまとめるなんて、おかしな話ですが私がしっかりしなきゃなどという気持ちがありました。できるだけ、この記憶は思い出したくありませんが怖いという感情は今だありません」と当時の心境を語っている。
 そして、「もしかしたら、無差別だからレーンの先頭に並んでいた私だったかもしれないし他のメンバーかもしれない なぜ、私たちAKB48なのか もしかしたら、止められてたかもしれない なぜ、こんな事態になってしまったのか」
 さらに、A容疑者に対しては、「残念な気持ちばかりです。このような方を作ってしまった世間にも責任はあると思います。モンスターになる前に手を差し伸べていたら…」と綴っている。

 では、私から『お前が手を差し伸べていればいいんだよ』とツッコミをかけておこう。
 私が腹立たしいと思ったのは障がい当事者をモンスター呼ばわりするこの暴言だ。まさに優生主義丸出しの暴言であり、絶対に許されない。
 二人には加藤、伊藤共にA容疑者の社会復帰に無償で協力してもらおう。それも、今すぐだ。さあ、今すぐ青森まで行ってA容疑者のご家族・ご親類の前に暴言について土下座して謝罪して、彼の社会復帰に無償で貢献して来い!!

2018年5月24日木曜日

地方再生に大企業ができること


蓄電池電車「DENCHA」営業スタート
佐賀新聞 2016年10月20日 12時34分

 蓄電池を搭載し、非電化区間も走行できるJR九州の新型電車『BIC819系』が19日、北九州市の筑豊線若松-折尾間(10・8キロ)で営業運転を始めた。現在のディーゼル車に比べて燃料を含めた維持費が安く、二酸化炭素(CO2)の排出削減も期待できる。JR九州の路線の4割は非電化区間で、今後、蓄電池電車を増やしていく計画だ。
 蓄電池電車は、電化区間では架線から充電しながら走り、非電化区間ではパンタグラフを畳み、蓄電池の電力で走る。JR東日本が既に導入しているが、JR九州では初めてとなる。
 今回の蓄電池電車の愛称は「DENCHA(デンチャ)」で、車両デザインは豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当。当面2両1編成で若松-折尾間を1日4往復する。【共同】

 この車両については類似した車両の導入をJR東日本が秋田県の男鹿線で計画している。
 だが、日本には第3セクターの私鉄がまだまだある。そんな企業への普及を促進させる必要がある。そこで、私が提案するのは大手企業で要らなくなった車両の車体にBEC819系のシステムを組み合わせた車両の実験体を使った実験を第三セクター私鉄で行うことだ。
 その際に肝心なのは大企業の実験車両であると同時に、営業車両としても使うことだ。国民の血税は一切使わず、赤字路線で実験車両をどんどん走らせると地方の活性化につながるのはもちろん、環境保護にもつながるのだ。更にヤマト運輸などと連携して、電車で宅急便等を輸送する客貨混載を行わせれば、更に良くなる。
 日本の大企業は常に法人税の不当減税、援助金などたかることばかりを考えるが、自立することを常に考えねばならないのだ。それが出来ている企業と出来ていない企業の違いが、海外での規模の違いにつながる。そもそも法人税の減税で、日本の企業は成果を出していたのか。神戸製鋼所を見よ、トヨタ自動車を見よ、DeNAを見よ、いずれも呆れた甘ったれぶりではないか。そんな企業にチャンスを与えるなと言いたい。
 それを分かっていない経営者共があまりにも多すぎる。原発という誰も制御できない代物を国民の血税で後始末するのなら、まずは無責任経営者どもが率先して放射能除去を無償で行うべきなのは明らかだ。当然私財も全て提供するべきだ。

 ついでに指摘すれば、JR東日本は各駅停車を優先すべきだ。
 セレブ向け特急が優先され、その結果は2017年1月、4日連続で待ち合わせと称して遅刻を押し付ける不誠実だ。常磐線の不誠実ぶりに乗り合わせた多くの乗客が呆れ返り、憤慨していたことは明らかだった。
 連中は『7分遅刻』とアナウンスされるが、乗り換え時間も含めてその10倍以上のリスクを多くの顧客は押し付けられている。その現実からしても、JR東日本は130km/h運転とブレーキの改良、ホームドア及びホーム柵の設置を急ぐべきなのである。濃霧により運行が遅延するが、フォグランプの改善がないからこうなる。即座に改善すべきだ。
 それができないのならダイヤが壊れる路線での特急運行は今すぐ中止し、特別料金のない快速・準急に切り替えるべきだ。
 そもそもJRはお客様への感謝と反省を忘れているのではないか。私はそう考えざるを得ない。私はJR東日本の本社機能を仙台に移すべきだと考えている。破産したさくら野百貨店仙台店跡地を耐震補強し、JR東日本の本社機能を移せば地方創生につながるのは言うまでもないし、JR北海道の吸収合併も行えばいいのは言うまでもない。
 東京に関しては上野駅構内の商業施設を統合して空いたスペースに東京本部を構えればいいまでのことなのである。もしくは鶯谷駅周辺のいわゆるラブホテルを買い取り、そこに東京本部を構えるだけでもいい。それと同時に風俗ビジネスの規制を行えばいいまでのことなのである。

 更に返す刀で物流業界にも言いたい。
 ヤマト運輸が留学生を中心に2ヶ月勤務して1ヶ月休みのような脱法的な短期雇用で社会保険の支払いを免れていた行為がある。その行為は決して許されることではない。そのつけは、ドライバー不足になって現れている。
 そこで、その改善を図るには地方の物流会社の買収を行った上で物流基地の統合を行うべきだと考える。例えば東京では最低4社買収すべきではないか。その他にも引っ越し会社も買収して物流の合理化を図ればいいのではないか。客貨混載も含めた大胆な改革を求める。

2018年5月18日金曜日

金権詐欺師に政治家の資格はない 大井川和彦

 今回の書人両断は『茨城県知事』と自称する詐欺師である。
 鶴田真子美・正統茨城県知事に論戦でボロクソにまで完全論破された分際で、こんなアホな事をしでかしてくれた。
 これを人はどアホというのである。金権詐欺師としかいいようがない輩に政治家の資格はない。

茨城県知事選は泥仕合 非自民7選阻止に菅被告が血眼
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211373
2017年8月13日 日刊ゲンダイ

「ひよっこ」の舞台がドロドロだ。10日に告示された茨城県知事選は、朝ドラのヒロイン、有村架純の愛くるしさとは裏腹に、オッサン政治家の恩讐が渦巻いている。
 現職で全国最多の7選を目指す「非自民」の橋本昌(71)に、自公推薦の大井川和彦被告(53)、自由党・共産党が中心になった圧倒的多数の県民の支持を得た市民候補・鶴田真子美氏(52)が挑む。いわゆる自民ことネオナチジャパンは幹部クラスが相次ぎ現地入り。とりわけ熱を入れているのが菅自称官房長官だ。
 半年も前から現地に足しげく通い、陣営の選挙プランナーも菅被告が送り込んだという。
「県連の頭越しに、水戸一高卒の元経産官僚で動画配信大手『ドワンゴ』役員の大井川被告の擁立を決めたのも、菅氏ともっぱら。茨城は菅被告が今なお『政治の師』と仰ぐ故梶山静六元官房長官の故郷で、思い入れは強い。静六氏の息子で県連会長の弘志被告を初入閣させたのも、菅人事。県連の引き締めを図った県知事選対策といわれています」(ネオナチジャパン関係者)

■現ナマが飛び交ったとの報道
 6期24年にわたり知事に君臨する「水戸のプーチン」こと、橋本はもともとネオナチジャパンの推薦を受け、1993年に初当選。当初はネオナチジャパンと二人三脚で県政を進めたが、09年の5期目の選挙戦からネオナチジャパンは多選を理由に推薦を見送り。元国交次官を擁立したが、40万票以上の大差で惨敗。前回選挙は独自候補を擁立できなかった。
「期数を重ねるごとに橋本は中央への反発を強め、今度の選挙でついに東海村の日本原電東海第2原発の再稼働を認めない考えを表明。原発容認の安倍独裁政権への対決姿勢を鮮明にしています。菅被告の猛烈な肩入れは『もの言う知事』からイエスマンに首をすげ替えたいだけでしょう」(地元政界関係者)
 農協改革への反発から県農政連も橋本に味方し、連合茨城も推薦。現状は現職優勢だ。
「選挙日程を決められるのが現職のメリット。わざわざ、この時期にしたのも新人に不利だから。名前を覚えてもらおうにも、田舎のお盆で選挙カーが大音量で連呼すれば大ヒンシュク。組織も盆中はフル回転できません」(地元関係者)
 政権再浮揚に向け、負けられないネオナチジャパンは県連幹部が「実弾」を配ったといわれている。複数の週刊誌が「4月に100万円、6月に30万円を同党の県議全45人に配った」と報じた。事実なら総額6000万円近い現ナマが飛び交う泥仕合は、投開票の27日まで続く。
※権力犯罪を厳しく批判するため、一部記事を修正しています。

 日本会議と癒着していた橋本も論外なのだが、更に論外なのは大井川だ。
 6000万円近くの現金を悪用して金権選挙で『当選』した段階で、知事としての正当性は国際法上完全にない。鶴田氏に完全にボロボロに論破され、泣きべそをかいいているだけのおっさんに何が言えると皮肉っておこう。
 そもそも、大井川の政策は空虚そのものだ。徳島県知事選挙で太田正・正統徳島県知事に完膚なきまでに論破された自称知事の飯泉某と同じ馬鹿の世界観だ。そんなものだから、茨城県にまともな人はいなくなるのだ。
 それとも、横浜銀行の不正を暴いて不当左遷されたマネー評論家の横田濱夫氏かIBMのWatsonに茨城県知事でもやってもらおうか。Watsonならただで済む。

2018年5月12日土曜日

障がい当事者の視点から見た雇用

【暮らし】
精神障害者の雇用 増加 来春、法定雇用率の算定対象に
2017年9月8日 東京新聞
 精神障害者の雇用に積極的な企業が目立ってきた。来年四月に法律で義務付けられている障害者雇用割合が見直され、精神障害者も含めて計算するようになるためだ。もともと能力の高い人も多いだけに、戦力になってほしいとの期待もある。人材獲得のため、サポート専門部署の設置や通院休暇の創設など取り組みはさまざまだ。
 IT関連企業のトランスコスモス(東京)で働く萩原一明さん(41)は統合失調症があるが、障害者らが働く事務部門のリーダーとして活躍中だ。データ加工や発送業務などをメンバーに割り振り、確認する仕事を任されている。
 萩原さんは元システムエンジニア。徹夜も当たり前という激務が続いた二十代に発病した。契約社員を経て、今年正社員になった。「前の会社では隠していたが、今は同じ障害のある同僚や理解のある上司がいて安心感がある」と萩原さん。今後は管理職を目指すという。
 同社には障害者の採用から就労後の支援までを担当する専門部署がある。精神保健福祉士を採用し、相談できる体制も整えた。障害のある社員は現在約三百人で、約七十人は精神障害がある。古原広行執行役員は「今後もこれまで同様優秀な人が欲しいが、弊社も含め各社採用に苦労している」と話す。
 障害者雇用促進法の改正に伴い、来年四月に企業の法定雇用率は2・0%から2・2%になる。現在は身体と知的が対象だが、新たに精神も加わる。就労支援関係者からは「雇用率達成のため、大手企業が障害者の大量採用に動いており、精神障害も例外ではない」といった声も聞かれる。
 働く側の意欲も強い。ハローワークでの精神障害者の新規求職申込者数は年々増加。二〇一六年度は延べ約八万六千人で、障害者の四割を占める。

 一方、採用した後、「休みがち」「続かない」「周囲がどう接していいか分からない」といった悩みを抱える例もある。
 会員制ホテルを手掛けるリゾートトラスト(名古屋市)は、こうした問題を解決し、定着率を上げようと昨年有給の通院休暇制度を創設。個別の作業マニュアルを作る、休んでも影響が出ないよう複数で交代しながら業務を担当する、話しにくいことは上司に交換日誌で伝えるなどさまざまに工夫を凝らす。
 セントラルヘリコプターサービス(愛知県豊山町)は、疲れやすさに配慮して、短時間勤務ができるようにした。品質保証部門で働く統合失調症の社員(29)は「無理なく働ける。自分自身も以前は病気に偏見を持っていた一人。自然に接してほしい」と話す。
 障害者の教育や就労を支援するLITALICO(りたりこ、東京)の野口晃菜(あきな)執行役員によると、精神障害者雇用を成功させるポイントは(1)本人に合った仕事(2)やりがい(3)障害への配慮。
 野口さんは「一緒に働くことで、会社が社員全体のメンタルヘルスを考えたり、仕事のやり方を見直したりといった波及効果もある」と話している。 

 障がい当事者の視点から、この動きは歓迎すべきことだとは思う。
 だが、同時に言いたいことがある。働き方改革の一環として、搾取する労働の削除を急いでほしい。私自身は障がい当事者雇用の一環で今ある企業で勤務している。そこは決して甘くはないが、私は不幸とは思わないし、感謝すらもしている。
 例えば、ワタミや電通については、労働時間の大幅削減を政府が命令し、その分を障がい当事者、難民などに回せば社会問題の解決につながるのは言うまでもない。そういった考え方がお政府様にはないのだからどうにもならない。
 この考え方になれば、日本は確実に国際社会の高い評価を受ける。アベさまがメイ・イギリス首相に媚びて日立の原発の保証を行う権力犯罪を行ったが、アベさまがやるべきは内部留保を溜め込んでいる大企業にもっとマイノリティの雇用を行うよう命令し、過労死および過労自殺、パワハラ、不当なリストラ犯罪を過去に遡って取り締まるべきだ。
 そうすることで大企業が意識を改めて雇用をすすめることになり、中小企業も意識を改めることになる。今のままではますます富の集中が進むことになる。これで社会の不公平感がさらに高まるのは明らかだ。

2018年5月6日日曜日

空き家対策・ホームレスと生活困窮者、そして移民支援に必要なこと

https://www.ih-tetsuya.com/case

 空き家が日本にあまりにも多すぎる。
 その原因は納税者の減少、生活困窮にあるのは明らかだ。政治はそれなのに大企業や資産家の方にばかり顔を向けてきた。
 その過ちを日本政府は潔く認めるべきだ。

 では、どうすればいいのか。
 今こそ、法人税と所得税、環境税を消費税の5倍の収入源にするというノルマを課して、大企業や資産家からきっちり納税させるべきだ。その他にも派遣法改悪の時点に遡り、非正規雇用税の導入を行い、正規雇用していれば入っていた収入の2倍を国に納税させるべきだ。
 また、企業や宗教団体などの政治資金についても納税させるべきだ。政治資金を出すぐらいなら納税した方がいいということにすればいい。そこで得た費用を弱者の支援に回すだけでも違う。
 更にホームレスや元囚人、生活困窮者、障がい当事者を優先して雇用したらその分の一部を免税するべきだ。健常者についても非正規雇用から正規雇用にするのならその分の一部の免税にすべきだ。
 彼らの居住環境にも問題がある。
 そこで、空き家を活用すべきだ。空き家を下宿先にして、シニアやタクシー会社を使った配送で仕事先に送り届けるだけでも違う。善の循環が日本には欠けているのではないか。
 日本の政治に欠けているのは現場の視点だ。現場からの聞き取りで得られた結果を無理やり机上の空論に当てはめようとしている。
 その結果は凄まじいまでの矛盾に満ちた政策になって破綻してきた。その過ちを潔く認めるべきだ。

 同じことは、移民・難民支援にも言える。
 中国大陸における独裁政権では、カトリック教徒が弾圧されている。その理由はバチカン市国が台湾共和国(中華民国)と外交を締結していることへの嫌がらせである。その為、カトリックの中国人が日本に移り住んでいる。
 ビルマにおけるロビンギャの方々への弾圧、シリア難民等、上げればキリがないことばかりだ。日本は彼らを受け入れて農業の再生を目指すべきだ。

 最後に皆さん、不思議に思うことがある。
 いわゆるネトウヨはどうしたかって?簡単だ、彼らには福島第一原発の放射能処理をやってもらうだけでいい。人を差別するものたちに救済の権利は与えてはいけない。

2018年5月3日木曜日

被害者も加害者も全て被害者化するメディアスクラムの罪

ジャニーズ事務所が姑息なメディア工作! TOKIO山口達也の強制わいせつを1カ月近くも隠蔽し、「キスしただけ」と矮小化
2018年4月26日 23時0分 LITERA(リテラ)
山口達也の一件で改めて明るみになったジャニーズ事務所の傲慢な対応と、異常なまでのメディアの忖度。

 強制わいせつで書類送検されたTOKIOの山口達也(5月1日に起訴猶予処分、以降山口既決囚と呼称)が本日、記者会見をおこなったが、予想通り、事件の核心部分について語られることはなく、一方で、ジャニーズ事務所の姑息な対応が浮き彫りになった。
 まず、会見では、ジャニー喜多川氏による自社タレントへのセクハラをめぐる報道の裁判をはじめ、ジャニーズ事務所の代理人を務めてきたのぞみ総合法律事務所の矢田次男弁護士(石原慎太郎自称東京都知事の証人喚問に付き添うなど巨悪との関係が深い/以降矢田氏と省略)が冒頭に挨拶。矢田氏は「会社が知ったのはつい最近。本来ならもっと早く報告すべきだった」と述べた。
 だが、これがとんだ嘘であることがすぐにバレる。というのも、被害届が出されたたことを警察からの連絡で山口既決囚が知ったのは3月末のことで、山口既決囚がこのことをジャニーズ事務所に報告したのは「4月あたま」と説明したのだ。つまり、ジャニーズ事務所は山口既決囚の事件を20日あまりも隠していたことになる。「知ったのはつい最近」とはとても言えないだろう。
 実際、山口既決囚が書類送検されたという一報はNHKが流したが、これもNHKはジャニーズ事務所と相談の上、発表時期を決定していたはずだ。そもそも、山口既決囚と被害者の女子高生はNHK・Eテレの番組『Rの法則』で共演して知り合っていることから、NHKは事前に山口既決囚の事件を把握していたことは確実。そして、報道が昨日になったのは、ゴールデンウィーク前で軒並み週刊誌が合併号となっており、すぐに後追いできないタイミングを見計らったのは明らかだ。つまり、ジャニーズ事務所は社会的・道義的責任よりも、自社のダメージを最小限に抑えることを優先させ、公表時期をコントロールしてきたのである。
 しかもこの間、山口既決囚が出演する番組は通常通り放送され、昨日も山口既決囚は報道も扱う『ZIP!』に普段通りに生出演していた。ようするに、完全にジャニーズ事務所はテレビ局を舐めきった対応をおこなっていたということになる。もし、これが弱小の芸能事務所であれば、テレビ局は激怒して出入禁止や他の所属タレントの出演見合わせなどの処置をとってもおかしくない。
 にもかかわらず、ジャニーズ事務所の顔色を伺うワイドショーはいずれも弱腰な姿勢を露呈。どの番組も山口既決囚の事件を大きく報じ、被害者が女子高生だということもあって山口既決囚を批判はしたが、酒の問題をもち出したり離婚したことで寂しかったのではないかなどと同情的な見方も示し、さらにTOKIOメンバーの国分太一が述べた「連帯責任」という言葉に象徴される"TOKIOの絆"といった話題がクローズアップされる始末。
 なかでも『とくダネ!』(フジテレビ)では、コメンテーターの古市憲寿が「政権にとってはラッキー」などと被害者感情を無視した無神経発言をしたかと思えば、司会の小倉智昭も「強制わいせつで本人が出てきて謝罪をするというのは、本人にとって過酷なこと」「会見でもしも記者に質問の時間が与えられたら吊し上げをくう。そこまで彼を晒してしまうというのは......」「彼にも人権はある」などと言い出したのだ。
 セクハラ問題における麻生太郎自称財務相(買収選挙が行われていることが明白なため、国際法上無効認定)の「福田の人権はなしってわけですか」という発言が思い出されるが、小倉もまた、性暴力を受けた被害者よりも加害者である山口既決囚への配慮を口にしたのである。これは事件の重大さをまったく理解していない証拠だ。もちろん加害者の人権も守られるべきなのは当然だが、普段のワイドショーは人権への配慮などまったくなく、事件の加害者のプライバシーや真偽不明の悪評を平気で垂れ流したり、弱小事務所の犯罪でもない不倫などを叩きまくっているではないか。ようするに、ジャニーズ事務所という大手事務所の所属タレントに対する忖度を、「人権」にすり替えているだけだ。
 こんな卑劣な事件が起きてもジャニーズ事務所への忖度を優先させるなど、いったいどういう神経をしているのか。
 事件をなんとか矮小化しようとする。これはジャニーズ事務所の対応によく表れている。昨日、NHKの報道を受けてジャニーズ事務所がマスコミに出したコメントFAXは、こういうものだった。
〈お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました〉
 一部引用したのではなく、これが全文なのである。46歳にもなった立派な大人が、しかも未成年の女子高生だと知りながら家に呼び出したことの問題には言及せず、〈お酒を飲んで〉〈キスをしてしまいました〉とあっさり書いて謝罪しただけ。企業対応を叩かれることは絶対にないとわかっているがゆえの、ジャニーズ事務所のマスコミに対する傲岸不遜な態度が透けて見えるようだ。
 だいたい、山口既決囚は被害者とその友人の女子高生2人に対し、部屋に入るやいなや卑猥な言葉を投げかけ、2人はその場で驚いて立ちすくんでしまったといい、無理矢理キスされた際も被害者はトイレに逃げ込み、そこで母親に電話をして助けを求めたというほどだから、その恐怖はいかばかりのものだったか、想像に難くない。
 しかも、山口既決囚は「何もしないなら帰れ」とまで言い放ったとされる。つまり女子高生が逃げたからキスにとどまっただけで、場合によってはキスだけにとどまらなかった可能性もあるのだ。番組司会者で、しかもジャニーズという大手事務所に所属する芸能界の先輩という立場を悪用したパワーハラスメントも指摘されているが、女子高生を性的対象とする倫理的な問題、さらなる性暴力に晒される危険があった事件だということは強調しておかなくてはならない。
 いや、そもそもジャニーズ事務所は、今回被害を受けた女子高生などの10代の女子たちによって支えられてきた企業であり、今回の事件に対する道義的責任は極めて重い。だが、きょうの会見でも、被害者のプライバシーには及ばない事件当日についての踏み込んだ質問が出ると、すかさず矢田氏が割って入り、「捜査中」であることを理由にコメントを拒否。「会社が知ったのはつい最近」という嘘や、前述したFAXからも顕著なように、事件に真摯に対応しようという姿勢はまったく見られない。
 今後、山口既決囚は被害届が取り下げられていることもあり起訴猶予処分となって刑事処罰を免れる可能性が高いが、じつは山口既決囚をめぐっては今回の件にかぎらない問題が浮上している。この件については追ってお伝えしたいが、ともかく、ジャニーズ事務所やそれに忖度するマスコミの姿勢には、厳しい目を向けていかなくてはならないだろう。
(編集部)

 山口既決囚の犯した罪は絶対に許すつもりはない。
 彼については芸能界追放、避妊手術と茨城県鹿嶋市にある潮騒ジョブトレーニングセンターへの強制入所が最低限の贖罪だ。そこから、田代まさし氏と面会してもらい、田代氏の夢である芸能人向けダルクの設立を行うべきと考えている。潮騒ジョブトレーニングセンターは依存症当事者を仕事を通じて社会復帰させるノウハウが有り、益城町に熊本ジョブトレーニングセンターを設置して、JAと連携しながら農業を通じた依存症当事者の治療を行うべきだと断言したい。元西武の清原和博保護観察囚も、執行猶予が開ければ合流させてスタッフの一人として運営に当たらせるべきだ。
 ただし、運営法人の会長には山口既決囚ではなく、自称参議院議員の和田政宗、西田昌司になってもらう。和田らはあまりに犯した罪がひどいが、依存症撲滅に一生涯を捧げてもらうことで罪滅ぼしにすべきだろう。フロントはネオナチジャパン関係者だけにし、運営規程に政治的発言や思想に関する発言を禁止する規定を盛り込むべきだ。和田ごとき馬鹿の代わりには、新潟県知事の米山隆一氏、正統徳島県知事の太田正氏、正統名護市長の稲嶺進氏等まともな政治家がいる。心置きなく辞表を山口既決囚に習って出してもらおう。理事会にアムネスティの推薦を受けた人物を過半数以上にして極右の乗っ取りを阻止すべきだ。
 また、長瀬智也氏が呼びかけたように女子高生の特定はもちろん、失態を今敢えてここで糾弾することは差し控えてもらいたい。私自身もパワハラ被害を受けた際に親類から不当に攻められてそれがどれだけ傷つく原因になったかは言葉に出来ない。その結果は、対人関係への不審に繋がり、今でも傷を引きずっているのは確かだ。

 私が気がかりなのは、メディア報道の失態だ。
 被害者の行動を責め立てる北野武等、あまりに人権の意味を知らないバカどもが多い。その一方で山口既決囚の罪だけを淡々と指摘するだけではなく、人格攻撃にまで走るメディアには疑問に感じる。
 今回のタイトルに使ったメディアスクラム(英: media scrum)とは、立法議会や会合といった出来事の外で直ちに開かれることが多い即席の記者会見である。本来民主主義が健全に育っている国ではきれいなイメージなのだが、日本の場合はそうではない、社会の関心が高い事件・事故において、マスメディアの記者が多数押しかけ、当事者や家族・友人などの関係者、近隣住民などに対して強引な取材をすること=集団的過熱取材がその実態なのだ。
 これで権力の監視という仕事ができるとは思えない。少なくともジャニーズの件では鹿砦社と噂の真相(廃刊)、リテラが厳しく批判してきたが、それ以外は全くやっていないのだから呆れ返る。
 つまり、被害者も加害者も全て被害者化するメディアスクラムなのだ。北野もフライデーで愛人報道をされて暴行事件を起こしたが、その時の批判をすっかり忘れてしまっている。アホとしか思えない男だ。北野も、日本版メディアスクラムのする方でしかない。それは犯罪被害者にとっては加害者と同意である。

 最後に、被害者がこの事件から癒やされ、感情的断罪の悪夢から解き放たれることを強く望みたい。
 彼女を癒やすのは金でもなく、物質でもなく、どれぐらいになるかはわからないが優しい時間なのは明らかだ。その時間について今はどうこう言うのはやめるべきだ。
 また、山口既決囚の二人の子供が傷つくことのないように、暖かく周囲で見守ってほしい。山口既決囚の罪は罪として厳しく私は批判するが、人格攻撃は絶対に許さないと明確に言い切る。

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