そんなことある?
哲学青年と付き合うようになって私は朝の6時半にベッドから起きてパソコンを立ち上げ、その日の天気を調べる。その後朝の7時前に哲学青年に挨拶を兼ねて今日の天気を報告のメールを送る。哲学青年はそうして会社に出社する。これは普通の事柄である。
哲学青年との交際のことをカフェのみんなに話すと、意外な言葉が返ってきた。
「そうなることは前からわかっていたよ。あなた、哲学青年の好みの女性だもの。」
???なんで?そんなにわかりきっていたことなの?私はただ哲学青年の討論友達だよ?
後日判明したことは、哲学青年はシュタイナー思想の喧嘩から私のことが好きになって、情報操作していた!哲学青年の親友に尋ねてわかった事実である。哲学青年の親友曰く、哲学青年は私に一目ぼれして周囲にいろいろ私の話をしていた!ウソー!でも本当……。
哲学青年は相変わらず私のことを姫や女神、神の娘と言っている……。嬉しいけどさすがに私は恥ずかしかった。真顔でペルシアの姫って言われるのですよ!哲学青年大丈夫?
そのことを哲学青年の親友に話したら、
「ああ、彼はロマンチストで情熱的だからなあ……。」
私は絶句した。
それと哲学青年の面白い発言。哲学青年の仕事はお金の経理専門である。なぜ経理の仕事選んだの?と私は哲学青年に質問した。
「経理の仕事はゲーテの格言に沿っているからだ!」
私、返す言葉が無くてこれにも絶句した。