ピアニスト、フルート奏者、指揮者として世界中で活躍し、大学で講師も務める藤田雅氏の発言をめぐって、様々な意見が飛び交っている。
騒動の発端となったのは、産経新聞の砂山綱彦氏のFacebookへの投稿内容だった。「駅で韓国語を喋る2人組とすれ違った。正直に言うと、一瞬『イラッ』とした」。「その2人組が反日である保証などない」が、「そう感じてしまった」という。「韓国政府や韓国メディアの発信する狂気じみた反日一辺倒の姿勢から、韓国全般に嫌悪感を持ってもおかしくはないはずだ」。この投稿内容に反応し、コメントを書き込んだ一人が藤田氏だった。
「以前新宿で、中国語を話している若いカップルに片言の英語で道を尋ねられました。中国人なら適当にあしらってやろうと思いましたが(^^;)、彼らが見せてきたガイドブックは省略だらけの中国漢字ではなく、台湾の皆さんが使っている難しいほうの漢字でしたので『(あ!台湾の方なら親切にしてあげなきゃ!)』(笑)と思い、丁寧に教えてあげました。差別するわけではありませんが、その時の正直な気持ちでした」。
この発言が注目されると、ネット上では賛否両論となった。中国人に対する蔑視や人種差別ではないかという意見や、大学で教員を務める人物がこのような発言をしてよいのかといった疑問の声が続出した。一方、藤田氏が中国人に対して具体的に差別を行ったわけではないという指摘や、自身の考えを表明することには特に問題はないのではないかといった意見もある。
7月10日、当サイトでは藤田氏が講師を務める洗足学園音楽大学に連絡を取った。大学では既に本件を把握しているそうで、「ご迷惑をおかけしております」という。大学には、人々からの厳しい意見が寄せられているとのこと。本件を大学としてどのように扱うのかと尋ねたところ、人事の担当者に代わった。今回の騒動は、藤田氏個人の問題と認識しているという。したがって、本件に対して大学側が何らかの対応をとる予定はない模様だ。
ちなみに、藤田氏のFacebookには、自身を題材とした各種のコラージュ画像やコスプレ画像がネタとして掲載されていて、そのことも話題になっている。
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高橋