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【2014年7月8日(火)朝刊】より



   ■ 室蘭シャークス壮行会で東京ドームでの必勝誓う

 第85回都市対抗野球大会(18日開幕・東京ドーム)に道代表として出場する室蘭シャークス(庫田雄平監督)の壮行会が7日夜、室蘭市中島町のホテルサンルート室蘭で開かれた。市民やファンら約250人の出席者の激励を受け、ナインがドームでの必勝を誓った。

 室蘭シャークス後援会(水野正道会長)が主催。水野会長は「選手が勝利に向かってまい進できるよう精いっぱいの応援を」と支援を呼び掛けた。来賓を代表し青山剛市長、日本野球連盟北海道地区連盟の柳俊之副会長があいさつ。青山市長から尾崎文昭部長に市旗が託された。

 選手紹介の後、尾崎部長のあいさつに続き、庫田監督は「道予選では皆さまの声援に背中を押され代表権獲得という形で実を結んだ。この実の花を咲かせる場は東京ドーム。必ず一勝してきます」と決意。安藤豊新日鉄住金室蘭製鉄所長が「失敗を恐れず元気に戦ってほしい」と述べ祝宴に入った。応援団からの熱烈エールがあり、ナインは初戦のJR東日本戦(19日、午後6時プレーボール)へ気を引き締めた。
(奥村憲史)





   ■ 室蘭入港船乗客に「歓迎」気持ち込め和紙しおり贈呈へ

 みなとまちづくり女性ネットワーク室蘭(立野了子代表)が7日、室蘭港に入港する客船の乗客向けに、和紙を使った折り紙のしおり200枚を制作した。21日に中央埠(ふ)頭客船バースで開催する海の日コンサートの会場で贈呈する。

 同室蘭は女性の視点で港を活用した取り組みを考える市民団体として2003年(平成15年)から活動している。港盛り上げの一環として同コンサートの開催など、ソフト事業を展開している。

 今年はコンサート当日の21日に客船「サンプリンセス」が入港することから、外国人の乗客を喜ばせる手土産として、メンバーが日本の伝統文化である折り紙を提案した。道内で以前、生け花の国際大会が開かれた際、海外の出席者から好評だったという和装の女性を模した折り紙付きのしおり作りに取り組んだ。

 制作は立野代表の自宅で行われ、メンバーら10人が参加。柄の異なる3種類の和紙を組み合わせ、着物と帯を折り、しおりとなる台紙に貼り付けた。メンバーは「ちょっと太めかしら」「見返り美人ね」「喜んでくれるといいわ」と歓迎の気持ちを込めて和紙を折っていた。

 立野代表は「当日は見送りの演奏も予定している。室蘭滞在の良い思い出になればうれしい」とコンサートの成功を誓っている。
(菅原啓)





   ■ 室蘭で中国人殉難烈士慰霊追悼集会、冥福祈り平和誓う

 太平洋戦争中、室蘭へ強制的に連行され過酷な労働の果てに亡くなった中国人の冥福を祈り、恒久平和を誓う中国人殉難烈士慰霊追悼7・7室蘭集会(同実行委員会主催)が7日、室蘭市東町の慰霊碑前で行われた。

 第2次大戦中の室蘭には、1800人以上の中国人が連行され、港湾荷役などの重労働を強いられた。このうち3割を超える564人が亡くなり、遺体は火葬されず、一部はイタンキ浜に埋められ、1954年(昭和29年)に大量の白骨遺体が発掘された。

 追悼集会は連合室蘭と民主、社民、公明の各政党で組織する実行委を主体に開催している。この日、中国の高立仁駐札幌総領事、古川隆之日中友好道民運動連絡会議議長ら来賓、各政党室蘭支部の代表者、市民約40人が参加。室蘭佛教会による読経の中、慰霊碑前の祭壇に一人一人献花した。

 実行委を代表し、井野斎連合室蘭会長が追悼の言葉として「尖閣諸島問題など日中関係は憂慮すべき事態が続くが、今こそ友好・連帯の和を築くべき時が来ている」と平和、不戦の誓いを新たにした。
(菅原啓)





   ■ 登別・伊達産野菜を直売、Aibaが地域貢献事業

 ホッカイドウ競馬場外発売所Aiba登別室蘭(登別市若草町、古伯育雄所長)で4日から、伊達産野菜の直売が始まり、初日から大勢の地域住民が買い物を楽しんだ。

 地域貢献事業の一環として開催した。11月までの毎週金曜日、午前9時から正午まで販売する。伊達市の中野農園(中野惣一さん)らが協力した。

 入り口前のスペースには中野さんが朝取りしたキャベツや白菜、ブロッコリーが格安提供され、自転車などで訪れた地域住民が品定めしながら、次々と購入していた。

 古伯所長は「地域への恩返し事業です。喜んでもらえれば」。中野さんは「これからは夏野菜に切り替えていく予定です。季節に応じた旬の野菜をぜひ楽しんで」と話していた。
(鞠子理人)





   ■ 登別でリサイクルまつり盛況、「3R」の大切さPR

 登別市と白老町が主催する「リサイクルまつり'14イン登別・白老」が6日、登別市幸町の一般廃棄物処理施設・クリンクルセンターで開かれ、趣向を凝らしたイベントを通じ、来場者が資源リサイクルの大切さを再確認した。

 この日は天候に恵まれ、約2千人が来場した。資源のリサイクル(再利用)、リユース(再使用)、リデュース(ごみ抑制)の頭文字を取った「3R」の推進を目的とした企画。会場には「リサイクル体験・展示」「飲食販売」「リサイクル工作と遊び」「ECO」の4コーナーが設けられた。

 このうち工作と遊びコーナーでは、子どもたちがペットボトルを使った風車作りや釣り大会を満喫。凧(たこ)や竹トンボなどの昔遊び、折り染めなども人気を集めていた。

 また、飲食販売コーナーは焼き鳥やそば、うどん、野菜、登別ブランド推奨品などの15店に加え、フリーマーケット36店も並び、多くの来場者でにぎわった。

 ペットボトル釣りに何度も挑戦していた本間竜巳君(13)は「昨年から来ています。見る所が多く、遊べる所もあるので楽しい」と笑顔で話していた。
(粟田純樹)





   ■ 伊達・有珠磯まつり大にぎわい、海水浴場オープン

 第33回有珠磯まつり(NPO法人だて観光協会主催、同まつり実行委員会主管)が6日、伊達市の有珠海水浴場で開かれた。夏の日差しに誘われ、ビーチは約3万7千人(主催者発表)の人出でにぎわった。

 今年も同海水浴場のオープンに合わせて開催。有珠の前浜で取れたウニ、アワビ、毛ガニ、タコなどを販売し、イカ焼き、ツブ焼き、ホタテ串焼きなどの飲食コーナーも設け、海の味覚が大好きな行楽客を呼び込んだ。

 訪れた家族連れや若者たちは、ビーチにテントやパラソル、バーベキューセットなどを構え、冷えた飲み物と一緒に「磯なべ」や「ミニうに丼」などを堪能。有珠の特産品が当たるビンゴゲームやビーチ餅まきなどのイベントに歓声を上げた。子どもたちは遠浅の海辺で水遊び。「海は冷たいけど気持ちいい」とはしゃいでいた。
(伊藤教雄)





   ■ 壮瞥・有機農産物を軽食に「ビオカフェ」オープン

 壮瞥町立香の合同会社農場たつかーむ(高野律雄代表)は今月、「ビオカフェたつかーむ」を敷地内にオープンさせた。農場で採れた有機栽培の野菜や大豆、鶏卵を使ったスイーツや軽食を提供する。

 同カフェは、農場前を走る道道から見える敷地の一角に建てたセンターハウスの2階に開設。梁をむき出しにした開放的な空間にテーブル席とカウンター席の合わせて60席が並ぶ。大きな開口部の窓からは昭和新山や滝之町の中心街を望める。

 提供するメニューは、農場で採れた大豆を使った豆乳スムージーや豆乳のシフォンケーキ、おからを使ったガトーショコラなど、スタッフ手作りのスイーツが中心。季節の野菜と平飼い有精卵などを盛り合わせた「たつかーむプレート」も用意した。有機栽培のコーヒー豆を取り寄せたコーヒーなどのドリンク類や、町内産のリンゴ、ブドウをまるごと使ったジュースも提供。店内には、農産物などの販売コーナーも設けた。

 スタッフでつくる「チームおいしい」が、農場で採れる農産物の良さを生かしたメニューを1年以上前から検討してきた。チーフの小川朋子さんは「安心・安全でおいしい健康的な食べ物を楽しみ、ゆっくりと過ごしてほしいですね」。

 農場を始めた1987年(昭和62年)当初から、有機栽培した農産物を使ったメニューを直接提供したいと思い描いてきた。小規模のカフェを試行的に店開きした経験を踏まえ、30年近く描き続けた夢がようやく実現した。

 同農場は障害者と雇用契約を結んで最低賃金を保障する就労継続支援A型事業所で“福祉の農場”でもある。高野さんは「地域の方々に利用してもらい、交流できる場になればうれしい。たつかーむにとって、新たな挑戦です」と話している。

 営業時間は、月―金曜の午後1~4時。問い合わせは、同農場たつかーむ(電話0142・66局3345番)へ。
(野村英史)





   ■ 白老で日ハムファン笑顔の2日間、交流イベント大盛況

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズによるファンとの交流イベント「スマイルキャラバン」が5、6の両日、白老町コミュニティセンター前広場を会場に繰り広げられ、ファイターズガールによる踊り、マスコットのB・Bやポリーとのゲーム、キャッチボール教室、スピードが表示されるピッチングゲームなどが行われ、会場はファイターズ一色になった。

 主催者発表の入場者は5日が800人、6日が1200人。イベントをバックアップした日ハムしらおい後援会の村上栄子会長は「出店者も楽しんでいたし、来場者の素晴らしい笑顔が見られてとても良かったです」と振り返った。

 ファイターズガール4人は笑顔を振りまきながらダンスを披露したり、子どもたちとゲームなどを通して交流。マスコットと子どもたちはご当地クイズや「だるまさんが転んだ」を実施、キャッチボール教室は同球団アカデミーコーチの池田剛基さんがボールの握り方や投げ方を子どもたちに指導した。駆けっこ教室やフリスビーを投げ合う「みんなでドッチビー」なども行われた。

 バッティングゲームに挑戦した木戸大志君(白老小6年)は「楽しかった。友達と3人で来ました」と話し、ピッチングゲームで30キロ台の表示を出した秋山龍之介君(苫小牧・澄川小2年)も「楽しかった」と声を弾ませていた。

 テント13張りが立ち並び、ファイターズのグッズを販売するテントではTシャツやタオル、帽子、うちわなどを買い求めるファンが少なくなかった。白老バーガーや白老牛ハンバーグなどご当地グルメも販売され、椅子に座って舌鼓を打つ家族連れの姿も見られた。
(富士雄志)






【2014年7月8日(火)夕刊】より


   ■ 室蘭・ほくと保育園児が手作り七夕飾りを贈る

 室蘭市高砂町のほくと保育園(道林久美子園長、144人)の年長児34人が7日、地域の住民たちに「いつもありがとうの気持ちを伝えよう」と手作りの七夕飾りを配布した。

 園児たちは自分の身長よりも大きな笹の葉を持って同園を出発。住民の自宅やサンクス室蘭東翔高校前店、市立室蘭看護専門学院など11軒を訪問。園児たちが折り紙などを使って作った網飾りやちょうちん、ひし形つづりを飾り付けたササの葉を配った。

 「いつもお世話になっています」と元気にあいさつをして手渡すと、受け取った“ご近所さん”は「かわいいね」「いつもみんなの元気な声を聞いてますよ」と笑顔で話し、庭や家の中に飾っていた。
(石川綾子)



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