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【ゴルフ】

小平、米仕込みの技 よみうり18番で初バーディー

2018年11月30日 紙面から

第1日、3番でティーショットを終えた小平智(左)は、同組の石川遼と談笑しながらラウンドする=東京よみうりCCで(武藤健一撮影)

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◇日本シリーズJT杯<第1日>

 ▽国内男子ツアー最終戦▽29日、東京都稲城市・東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)▽晴れ、13・7度、東南東2・2メートル▽賞金総額1億3000万円、優勝4000万円▽30選手▽観衆2566人

 6年連続6回目、米ツアーメンバーとしては初めてこの大会に臨んだ小平智(29)=アドミラル=が66で回り、4アンダーで2位タイ発進した。首位は5アンダーのY・E・ヤン(韓国)。前週優勝で人気者の崔虎星(チェ・ホソン、同)も好調で2位スタートとなった。

     ◇

 東京よみうり名物、227ヤードの18番パー3で、小平は出場6年目、通算21ラウンド目で初めてバーディーを奪った。3番アイアンでのショットは鮮やかな放物線を描いてピンの根元へ。1・5メートルのパットは「カップの左内側のつもりで強く打ったら、右に引っ掛かった」というが、ボールは心地良い音を響かせてカップに落ちた。

 初日は6バーディー、2ボギー。フェアウェーやグリーンを外しても落ち着いて対処する姿に、厳しい米ツアーで身に着けた経験を感じさせる。今季の日本ツアー(アジアとの共催を含む)は6試合目だが、優勝はまだない。2013年から続く「毎年優勝」を続けるには、この大会が最後のチャンス。調子は最近、ずっといい。

 4月に米ツアーのRBCヘリテージで勝ってから米国に主戦場を移した。「今大会のコースはグリーンの状態が今まで出た中で一番いいが、米国でもこれくらいのコースはあるし(向こうには)8アンダー、9アンダーを出す選手がいる。それを考えたら、もうちょっと伸ばせたかな。向こうで30~40位にいるとき、日本ではトップ10や優勝争いしてるゴルフ」。大きな世界を見てきた者ならではの言葉だ。

 「アプローチとパットがかみ合えば、あしたからも自分に期待できる」。勝てば、史上4人目の日本タイトル3種制覇(ほかは日本ゴルフツアー選手権と日本オープン)となる。 (大西洋和)

 

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