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【政治】憲法審、職権で開催 「おきて破り」野党6党派欠席
衆院憲法審査会が二十九日、今国会で初めて開かれ、幹事の選任を行った。立憲民主などの野党は、森英介会長(自民)が職権で開催を決めたことに反発し、欠席した。憲法審は与野党合意による運営を慣例としており、野党が欠席して開催されるのは異例。 憲法審は自民、公明両党の与党と日本維新の会、希望の党、会派「未来日本」が出席。立民、国民民主、会派「無所属の会」、共産、社民、自由の六党派は欠席した。自民党の新藤義孝氏ら六人を新たな幹事に選んだ。新藤氏は与党筆頭幹事に就く。 野党六党派は、自民党の森山裕国対委員長に抗議。立民の辻元清美国対委員長は「絶対やってはならないおきて破りをやった。憲法論議は百年遅れる」と非難した。森山氏は、自民党がまとめた四項目の改憲条文案を提示する今国会の目標について記者団に「トラブルが起きるようなやり方はいけない。慎重な対応も必要」と語った。 十二月十日の会期末までに、残る衆院憲法審の定例日は同月六日だけ。自民党は、国民投票法改正案や、国民投票を巡るCM規制について審議したい考え。同党内には、なお四項目提示を探る動きもある。 (清水俊介)
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