こんちはっす!脳内クリエイターSHUN INANUMA(@shuninanuma)です!
昔はフリーランスとして過去の自分が欲しかった情報をブログやTwitterにまとめていたけれど、舵を大きくきってアーティスト・クリエイターが生きていくにはといった感じでブログもSNSも更新している!
舵をきる前、今年の7月に卒業制作とも言えるフリーランスの学び全てをまとめた有料noteを書いた!
どうやって稼げばいいか分からない人へ捧ぐ。ハゲて笑って泣いて、月100万にたどり着いた4年間のフリーランス奮闘記
この有料noteに後から追記していた特別編である
美大卒でも専門卒でもない個人が作ったオリジナルTシャツが約2000枚売れるまでの道のり
これに該当する部分を無料公開することにした!!
なぜ公開に踏み切ったか。クリエイターの生存戦略を改めて考えるキッカケになったらいいなと思ったからである。
クリエイター・アーティストの情報はまだまだ少ない。何か今の自分で貢献できることないかな?と思った時に有料noteに追記した部分があったことを思い出した!
この有料記事の無料公開は3日間限定とします!そもそも有料のnoteに追記したものだったからね。
11月29日の24時に見れなくなります!Twitterでの感想やシェアとても嬉しいです!!では!!
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今までリアルなフリーランスの収入経緯とその時々の戦略をお伝えしていたけれど、今までの収入には加えていなかった収入について書く。
それが表現活動での収入。
表現活動の中で大きな収入と化けたのは高校の同級生と一緒に2年以上活動している喋るTシャツというアパレルブランドだ。HPはこちら
以前の仕事×表現の回で話した内容は表現活動でメディアにアプローチしブランディングがなされ仕事の依頼がくる。というものだった。
そうして仕事で得た資金を表現活動に投資することで正のループが始まることを話した。その章では表現活動ではお金を稼ぐのは難しいから振り切ってお金を稼げないけど面白いことに突っ込むとも書いた。
バンド活動を経て表現活動でお金を得る難しさから表現活動でのマネタイズそれ自体を諦めていた。
しかし2018年7月平成最後の夏に今までのやり方をぶち壊す奇跡が起きた。わずか2週間の販売期間でTシャツが1120枚が売れたのだ。
この追記では今まで触れてこなかった表現活動のマネタイズを書く。
2度のクラウドファンディングとEC販売を経て、無名の個人が作ったTシャツが2000枚売れるまでの番外編!!
2016.5 高校同級生と喋るTシャツ結成
2016.11 第一弾の”出身地Tシャツ”クラウドファンディング開始
2017.11 第二弾の”THANKS Tシャツ”クラウドファンディング開始
2018.7 第三弾の”平成ゆとりTシャツ”ECサイトにて販売開始
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□初のクラファンで気づいた成功への鍵は事前企画
喋るTシャツ第一弾の”出身地Tシャツ”は2016年11月初めてのクラウドファンディング140万円で目標達成。
初めてのクラウドファンディングは成功という形で終了した。しかし2016年のクラウドファンディング当時Twitterのフォローワーは1000人程度だった。
事実、最終日は知り合いに電話をかけまくり支援を頼む連絡をしまくった。泥臭い。それほど130万円の目標はギリギリだった!掲載するだけで資金が集まるはずがないクラファンの成功には5つの要因があると思う。
①自分自身がインフルエンサー
②インフルエンサーが関わる
③プロジェクトがバズる
④リターンがめちゃくちゃ魅力的
⑤応援してくれる知り合いが圧倒的に多い
これら複数の要因からプロジェクトは成功する。成功の要因を作るのはクラウドファンディング本番ではなく“事前準備”である。
ちなみに1回目のクラウドファンディングは②と⑤の要因から成功に至った。
□半年をかけて発信し続けた事前企画
事前企画の重要性は1度目のクラファンでは分かってなかった。今思えば結果的に”偶然にできていた”だけだ。
2016年6月に高校同級生である相方を鳥貴族に呼び、思いついたTシャツの構想を話した。そして一緒にやらないかと誘った。
相方は即答でやると言ってくれた。じゃあクラファンやってみよう!とクラファンにしたのは好奇心だった!
喋るTシャツ第一弾は”出身地Tシャツ”47都道府県がテーマのTシャツである。そこからHPも作ろうということになり、47都道府県出身のモデル47人で撮影したら面白くない?と
軽く決めたこの企画がめちゃくちゃ大変で結局47人それぞれの出身モデルの撮影に半年かかった。
しかしそれが良かった。半年間に渡り事前企画の様子をSNSで発信し続けていた。
それが結果的に事前企画となった。特設HPを見たい方はこちら
なかなか見つからない出身のモデルはSNSで募ったり紹介してもらったりを通して成功要因である⑤の応援してくれる知り合いが増えた。
そして47人のモデルさんを起用したことにより②インフルエンサーが関わることも達成していた!
【初めてのクラウドファンディングまとめ】
クラファンの5つの成功要因を振り返る。
①自分自身がインフルエンサー
②インフルエンサーが関わる
③プロジェクトがバズる
④リターンがめちゃくちゃ魅力的
⑤応援してくれる知り合いが圧倒的に多い
このうち①と③は難易度が高い。そして④はさじ加減がとても難しい。クラファン終了後のリターン実行で苦しむ人も多くいる。魅力的というかリターンに対しての労力計算をミスした形だ。
であれば②と⑤を事前企画で準備し③を狙うのが良い。
ちなみに第一弾の出身地Tシャツクラウドファンディングではバズってはいない。だけれども②と⑤の要因を含んだため140万円を集めプロジェクトは成功した。
結局最後は自分のプロジェクトへの熱量。クラファン終了日の帰り道に涙を流せるほど魂を込められたか。本番中だけでなく準備の期間も含めて熱狂できたか。
圧倒的な熱量で成功要因を結びつけることが鍵だ。
□2度目のクラウドファンディングで気づいた成功体験と失敗体験
喋るTシャツ第二弾の”THANKS Tシャツ”は2017年11月2回目のクラウドファンディングは110万円で目標達成。
2回目のクラファンの事前企画はTシャツと同じステッカーを1万枚配るというものだった。
この企画もある程度うまくいき、ここで事前企画の重要度をより一層感じることとなった。これは第三弾の大成功へと続く。
感謝という第二弾のテーマに沿った大切な人にステッカーを渡すという事前企画はクラファンの布石となる事前企画になった!
今回のクラウドファンディングでかなり意識したのがテーマ。全てにまつわる例えば事前企画も、クラファンのリターンも、やり方とかもテーマに沿っているかをかなり意識した。テーマは感謝。
・事前企画はどう感謝を渡せるか受け取れるか
・リターンはどう感謝を感じてもらえるか
・なぜクラファンなのか感謝の視点から説明できるか
・感謝の連鎖を生むにはどうすればいいか?
・感謝のテーマをどう表現すればうまく伝わるか
などなどテーマに沿って全てを考え実行すると一貫性が生まれ説得力は増し、世界観を作ることができる!
そうなるとインタビューされても何でも答えられるし、クラファンのプロジェクト文章も内容の濃いものになる!
関連記事:「好きだから一緒にやる」ーー総額140万円の支援を集めた”喋るTシャツ”、ミレニアル世代流のクラウドファンディングとは
そしてクラファンでは事前告知が大事だ。いきなりリリースをどんッ!だと突飛すぎるからだ。
「○○やろうと思っています」から始まり準備の様子や迷っていること、決断したことなど随時発信する。
そして一番コアな情報は事前告知では出さずに、本企画リリースと同時に出すということ。
第二弾のクラファンでは事前にTシャツデザインを発表していたため本リリースが弱く初速のツイートには勢いがなかった。この失敗はのちの第三弾で活かされることとなる。
□プロジェクト中にできる企画が逆転劇を生む
事前企画と事前告知がかなり重要なのは伝えた通り。しかしプロジェクト期間も同じようにもちろん重要。
特にクラウドファンディングは1ヶ月単位程度のプロジェクトが多いから期間中に動きを加えないと飽きさせてしまう!
掲載するだけでは支援は伸びない。中盤は特に伸びにくい!だから皆リターンの追加などを中盤にしたりする。
2回目のクラウドファンディングは事前企画と1回目より自分のSNS影響力が上がっていたからかツイートは伸びなかったが、支援はありがたいことに伸びた!
しかし初動に安心したのがバカだった。2度目のクラファンは中盤や後半になってもあまり伸びなかった、、、!!
何か動かないと成功しないと感じ即席で思いついたキャンペーンを展開した。
自分たちのクラファンURLをシェアしてくれた人のSNSアイコンで、Tシャツデザインを施したオリジナル画像をプレゼントするというもの。
なんとこれによってTwitterでのシェアは100を超え、、、大きく達成へ近づいたのである!
思いついたから良かったもののこれをできていなかったと思うとゾッとする。
実施前からクラファン中にできる企画を考えといた方が良い!考えすぎくらいがいい。
点と点が線になるとはよく言うけど、線になる点とは今マジになった点である。第一弾、第二弾の成功も失敗も大きく進歩した第三弾にめちゃくちゃ関わっていくのであった。
【2度目のクラウドファンディングまとめ】
1回目と比べて2回目のクラファンで圧倒的に違ったのは友達・知り合いなどの購入がほどんどなかったということ。
1回目のクラファンでは終盤に必死で友達に電話したりしたものの、2回目のクラファンは連絡さえもせずに達成できた。
良いか悪いかは置いといてSNSでの影響力という意味で言えば2016年と2017年で変わったということ。これは短期間で得れるものではなく、積み重ねでしかない。現実もSNSもやはり積み重ねである。
つまり何が言いたいかというとプロジェクトの成功は企画の中身が全てなのではなく、SNSにおいては信用の積み重ねであるということ。
この人にはいつも刺激や情報もらってるからこの機会にお返ししたいなと思ってもらえるかである
しかしそこに大きな成長が隠されていた事に気付いていなかった。
1回目は友達など総出で成功、2回目は友達の枠は超えSNSフォローワーさんとその周りの方のおかげで成功。
しかしまだ自分と全く無関係である層(フォローなどされてない、企画者の存在に興味がない)にアプローチできてなかったのだ。
そして2018年平成最後の夏に今まで見えていなかった層までアプローチが到達する出来事が起きる
□クラファンせずに販売期間わずか2週間で1120枚売れた”平成ゆとりTシャツ”
喋るTシャツ第三弾の”平成ゆとりTシャツ”は2018年7月から販売期間わずか2週間で1120枚、400万円以上の売上。
クラファンではなくECサイトで、しかも短期間ながらなぜ1回目と2回目を大きく超えることができたのか。
それはリーチできた人数が多いからだ。自分のSNSの到達できる範囲の外までリーチできたから多くの人に購入してもらえた!!
第一弾と第二弾での解説を合わせて図解してみた
第一弾ではリアル友達とSNSの直接的なフォローワーさんに到達した。
第二弾はプロジェクト中の企画などでフォローワーのフォローワーさんまで到達した。そして第三弾である。円は外にいくほど人数も多くなる。
パイの大きい流行に敏感な世間一般の方まで到達できたから第三弾は今までにない数量が売れた!
クラファンではなくEC販売という選択。
これは第三弾を思いついたのが6月終わりでそこから急ピッチで準備したためTシャツがよく売れるであろう夏に間に合わせるには1ヶ月クラファンする余裕がなかったからだ。
しょうがなくECを選択したわけだけど、このクラファンではなくECというのは世間の大前提に気づかせてくれた
・クラウドファンディングに馴染みのある人はごく一部であること。
・体験よりモノ重視であること
・ブームに乗っかっていたいこと
・ファッショにおいて男性より女性の方が市場が大きいこと
などなど。日々TwitterやSNSで情報を浴びているとあたかもそれが世間の意見みたく感じるが世間でいうと少数派なわけである。
一般の人はクラファンよりECの方が使い慣れている。考えてみれば当たり前なこのこともハッと気づかされたのだ。
□体験型のWEBサービスによる事前企画がヒット
第一弾、第二弾から事前企画の重要性は分かっており第三弾でも事前企画を仕込もうとしていた。
第三弾のコンセプトは”平成”。平成最後の夏とコミュニケーションをTシャツで表現しようとした。
加えて第二弾のプロジェクト中の企画でうまくいったアイコン作成を自分が作るのではなく自動で作れるWEBサービスとしたのだ!平成アイコンジェネレーター
成功も失敗もなくあるのは我が身を削って知り得た生身の情報である。
過去の失敗体験と成功体験を組み合わせたこの平成アイコンジェネレーターはリリース1週間で800シェアをされるまさにバズった事前企画となった、、、!!
関連記事:1週間で800シェア!初めて作ったWEBサービスがバズった6つの理由
この事前企画がバズったまま2週間後に平成アイコンジェネレーターで使っていた数字をロゴとした本命であるTシャツを3日間限定販売としてECサイトにて販売した!
人はすぐに自分を主張したがる。面白い俺を見て!と言わんばかりに。昔の自分はまさにそんな感じだった。
それではダメなんだ。使う人が主役、主人公として体験できるものを作るんだ。
自分の物語だけでは主人公は自分という一人しか作れない。
しかし人の物語を作ることができれば無限に主人公を生み出すことができる。つまり作るべきものは人の人生をその人自身がより主役となれるものである。
□第一弾と第二弾を大きく超える販売数!メディアやインフルエンサーの協力
初日は平成アイコンの影響もあってか当初の3日間販売目標だった最低100枚に到達する。
これは自分自身の影響力も少し上がっていた成果でもある。2日目には目標を上方修正し3日間で500枚目標とした。
2日目にインフルエンサーによる一斉拡散があった。これはモデル撮影として10人以上のモデルさんを撮影していたから叶った協力だった。
加えてずっと狙っていたFashionpress.comで取り上げられる。これらは大いに拡散され購入を知らせる通知は鳴り止まなかった、、、、!!
2日目が終了し販売数は500に迫っていた。2日目の途中から目標をさらに1000枚に上方修正していた!3日目も2日目の拡散が止まることなく販売数は伸びに伸びていた。
メディアへ取り上げられる方法だけど、PR TIMESというサービスを使って一斉にプレスリリースを送信している!これは創業2年以内の法人であれば月に1回無料で一斉送信ができる!
もし法人でない場合プレスリリースを作ってメディア各位にメールを送信しまくることをお勧めする!
終わってみれば3日間で750枚という結果。当初の目標であった100枚以上はいかなきゃ。。。という不安は見事に吹っ飛び3日間ながら過去最高の販売数で終了したのだ!!
□爆発的かつ継続的に売れる商品販売の流れ
過去最高人数の方にTシャツを手にしてもらうことができたこの流れを分かりやすく画像を使ってまとめてみる。
①無意識に対するアプローチ
②事前企画のWEBサービスリリース
③本企画の事前告知
④本企画である商品リリース
①無意識に対するアプローチ
人は無意識でも既視感のあるものに反応するらしい。
そんなことを聞いてから平成アイコンをリリースする前から自分のアイコンだけ平成ジェネレーターのアイコンにしていた。これがどの程度の効果を発揮したかは計測できないけど良かったんだと思う!
もしかしたら今はもう次の企画に備えて無意識に対するアプローチしているかもしれないですね!笑
②事前企画のWEBサービスリリース
解説していたWEBサービスのリリース。今後何かやるときは必ず事前企画もセットで考えてる。キーワードは主人公。いかに主人公にできるか。それほど重要だと確信した!
③本企画の事前告知
この通り詳細は明かさずにカウントダウンするよう事前告知はしっかりし期待感を高めていた!!
④本企画である商品リリース
HPをギリギリに間に合わせなんとかリリース。HPというのはかなり重要。
魅力を伝えることはもちろんだが、人が誰かに魅力を教えてあげる時にHPがあるかないかで教えやすさも違うしシェア数も変わる!
上方の上方修正を経て3日間1000枚には届かなかったが、これには続きがある。まとめてみた。
❺別媒体でオンライン再販売
❻別企画リリースで特別販売
❼別企画実施
❽別資本で店舗展開
❺別媒体でオンライン再販売
あちらからお声がけもらい、ヴィレヴァンという別媒体でオンライン再販売を1週間行った!1週間で170枚くらい販売された。
自分たちではリーチできない層にさらにリーチできたとは思う!!
❻別企画リリースで特別販売
写ルンですと平成ゆとりTシャツのコラボで平成が終わルンです。
Tシャツを持っていることで参加できる自分たちが目指している着るとは別の役割を果たせた。Tシャツを着るだけでなく、イベントの参加チケットの役割を持たす。
ここでもTシャツを買えなかった人へ、写真展に応募できるよう3日間の特別販売を実施した。220枚ほど販売。
そしてここでついに上方しまくった目標であった1000枚を超える1120枚に達したのであった。
❼別企画実施
これはまさに平成が終わルンですの展示会実施である。10月2日から始まる展示会で会場限定で再販売する予定である。
2018年10月13日【番外編】主催がカメラマンでもない写真展にSNSから1000名以上が来場した戦略を下に追記しました!
❽別資本で店舗展開
良いお話があって自分たちとは別の資本で店舗展開を11月辺りに行う予定だ。
今は❼と❽を残して年内に2000枚を目指して企画と準備に励んでる。
この流れを年に3回できれば相方と2人Tシャツだけで食べていくことも可能だ。
①無意識に対するアプローチ
②事前企画のWEBサービスリリース
③本企画の事前告知
④本企画である商品リリース
❺別媒体でオンライン再販売
❻別企画リリースで特別販売
❼別企画実施
❽別資本で店舗展開
これら情報があなたの刺激となりアウトプットの種となったらとても嬉しい!!
追記:2018年10月13日
【番外編】主催がカメラマンでもない写真展にSNSから1000名以上が来場した戦略
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無料公開の部分は以上になリマス!
この後はさらに追記した番外編、大好評だった写真展「平成が終わルンです」の収支を公開して解説した!
これの公開は長くなってしまうのとモロに収支がでるのでいつか機会があれば。。。
気になる人は有料noteを買っていただければと思います!
以上、いかがでしたでしょうか?自分の活動に活用できる部分があるかと思います!
良かったらTwitterでシェアしてね!!
自分の表現とは自分勝手で贅沢。だからこそ人間がやるべきことなのかもしれない。
皆ながみんな自分の面白さを持って表現している世界。
共にやったりましょう。俺もやったります。
今、マジになる!!
お前誰だよって方はこちら↓↓