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2013年01月20日

リエボー&ベルネーム「催眠は心理学だ」。ジャネが無意識について出版

メスメルの死後およそ50年後、

フランスで催眠にまた注目が集まります。

1850年にストラスブール大学(University of Strasbourg)

で医学博士号を取り、その後フランスのナンシーで

貧しい人たちの医者として活動していた

アンブロワズ・オーギュスト・リエボー
(Ambroise-August Liebeault)

が催眠の効力に目をつけました。

リエボーは医学を学ぶ中で

メスメルの磁気に関する記事を読み

その後、何度か催眠を患者に実施し、成功しています。

1860年頃から彼は本格的に催眠に取り組みます。

リエボーは催眠は心理的なものであるとして、

磁気に関するコンセプトを全て破棄します。


その後、リエボーは当時、

ナンシー大学(University of Nancy)に属し著名だった

ヒポライト・ベルネーム(Hippolyte Bernheim)に

その効果を示し、ベルネームに催眠の効果性を理解してもらいます。


リエボーとベルネームはナンシースクールを設立し、

催眠の指導と実践を教育し、

催眠は磁力に関するものではなく

心理的なものであるという教えを広めます。


同じ頃フランスの北部では

名の知れた神経科医、

ジャン・マルタン・シャルコー(Jean Martin Charcot)

も催眠に着手し、彼のおかげで

催眠療法は公的な医学会においても

その科学性や有効性が認められるようになり始めます。



リエボー&ベルネームとシャルコーの違いは

シャルコーはまだ磁力の影響を提唱していたこと。

彼らはこれを調べるために共同実験をしていきます。

結果、磁力に関する結果は得られず、

この頃から、磁力が催眠に影響する

といった理論は消えていきます。



ベルネームとシャルコーから学びを得た

ピエール・ジャネ(Pierre Janet)は

催眠をいろいろなことに応用していきます。

ジャネは催眠をディソシエーションの一つだと考え、

催眠をヒステリアになぞらえて捉えていました

そして、ジャネは無意識の存在について気付き、

それを出版
しましたが、

同じ時期にフロイトがより詳細なものを出版したため、

無意識の発見者はフロイトだと

世間は言うようになります。



そしてこの頃から

多くの精神的な病気は

脳に物理的な異常があるから起きるのではなく

心理学的に異常があるから起きるのだと考えられ


それにつれて催眠療法も多くの医者に研究され出します。


ブロイアーの暗示的催眠。フロイトの自由連想


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posted by ヤス at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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