国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は29日、東京都内で開かれた各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で、スポーツを通じて韓国と北朝鮮の南北融和を促進するため来年初めにも両政府や国内オリンピック委員会(NOC)関係者と協議の場を持つ考えを明らかにした。関係者によると来年1月にIOCが本部を置くスイスで調整している。
韓国と北朝鮮は平昌冬季五輪に続いて2020年東京五輪でも合同チーム結成を目指しているほか、共催による32年夏季五輪招致で協力する方針でも一致している。バッハ会長は「和平を深めるために何ができるか、新たな対話をする」と述べた。