【ゴルフ】堀琴音、18位急浮上 70位から猛チャージで合格圏に2018年11月29日 紙面から
◇LPGAツアーファイナルQT<第2日>▽28日、兵庫県加東市・東急グランドオークGC(6456ヤード、パー72)▽晴れのち曇り、16・7度、西北西1・7メートル▽102選手 前日70位と出遅れた堀琴音(22)=東芝=が5バーディー、ノーボギー67の猛チャージ。通算3アンダー18位に急浮上。来季前半戦(6月実施見込みの第1回リランキングまで)ほぼ全試合の出場資格獲得が濃厚な“合格圏”は35位前後。残り2日間、気の抜けないラウンドが続く。首位は鈴木麻綾(24)の10アンダー。3打差7アンダー2位に小滝水音(20)=静ヒルズCC、6アンダー3位に原江里菜(31)=NEC=と大西葵(24)=YKK AP=が続いている。前日7位の三浦桃香(19)は3アンダー18位に後退。 琴音がついに生き返った。今季はまさかの賞金ランク114位。終盤戦も出場6試合連続予選落ちで戦いを終え、このファイナルQT(最終予選会)は前日74で70位発進。まさにどん底の状態だったが、ベストスコア67で急浮上だ。 「久々の60台。すごくうれしいです」と、とびきりの笑顔も取り戻した琴音。8月CATレディース2日目の69以来となる60台だ。スタート10番で残り150ヤードの第2打を1・5メートルにつけバーディー先行。14、16番で3メートル、4メートルを決めてハーフを折り返すと6、7番でも2・5メートル、1メートルのチャンスをものにして5バーディー、ボギーなしでフィニッシュした。「まずはこのQTの雰囲気に慣れてきたこと。ショットも良かったし、パッティングではテークバックが浅く打ち急いでいたのを修正して良くなった」 今夏から指導を受ける森守洋コーチのアドバイスが効果てきめん。またその門下入りのきっかけをつくってくれた原江里菜が、前日落ち込む琴音に「落ち着いてやれば大丈夫」と力をくれたという。この日は原も67をマークして、6アンダー3位浮上。「あと2日、江里菜さんに追いつくように頑張ります!」。ピッチピチの復活だ。 (月橋文美)
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