【芸能・社会】Sexy Zone 松島聡、パニック障害 活動一時休養、「紅白」は4人で2018年11月29日 紙面から
人気グループ「Sexy Zone」の松島聡(21)が、突発性パニック障害のため一定期間療養することを28日、所属するジャニーズ事務所が発表した。松島はこの日、「病名もですが、自分のこの状況に正直大変戸惑いショックを受けております」と直筆でコメントを寄せた。グループで出場する大みそかのNHK「紅白歌合戦」は松島抜きの4人で出場する。同事務所では、「King & Prince」の岩橋玄樹(21)も持病のパニック障害のため11月初旬から休養することを発表したばかり。相次ぐ病気休養で、ファンの間で衝撃が走りそうだ。 松島は「実は1年前くらいから体調を崩し始め、1カ月前より不調が酷くなった為受診いたしました」と明かし、診断結果は「突発性パニック障害」と報告。「そして今は、治療と静養が必要だということなので、一旦活動休止をお知らせする事をお許し下さい」と記している。 絶大な人気を集めるアイドルグループのメンバーだけに「温かいご支援を受けている中で、苦渋の選択とはなりますが、今はこの病気を克服する事が一番と決断致しました」と沈痛な思いを告白。今月27日に誕生日を迎えたばかりの苦難だが「愛するファンの皆様、各関係者の皆様、そして家族のようなメンバー、本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とし、「皆様の応援に心から感謝申し上げると共に、これからのSexy Zoneの応援を引き続き宜しくお願い致します」と結んでいる。 事務所のファクスでも、松島の体調不良の原因は「パニック障害による突発的な発作」との診断を発表。松島に対し「何事にも真面目に一生懸命取り組むが故に、その反響一つ一つを過敏に捉えてしまうことから、心身ともに緊張した状態が続いていたことも体調に異変が起きた原因ではないか」としている。 医師の診断により、今は仕事を離れ体調の回復に努めることが最も大切と決断し、「本人とも確認の上で、治療に専念させていただきたく存じます」としている。関係者によると、入院せず自宅療養に努めるという。 松島は13歳で事務所に入所。11年9月に「Sexy Zone」の結成が発表され、同年11月シングル「Sexy Zone」でデビュー。17年10月放送のフジテレビ系「世にも奇妙な物語’17秋の特別編」で俳優デビューした。 ◇ この日、日本テレビ系「音楽の祭典ベストアーティスト2018」に生出演したSexy Zoneは、松島抜きの4人で登場。司会の先輩、嵐の櫻井翔(36)が、「発表があって松島君が病気療養できょうは4人での出演です」と紹介。メンバーを代表して菊池風磨(23)があいさつした。 「ファンの方も驚かれたと思いますが、今はゆっくり休んでほしいというのが僕たちの思いです」と松島を気遣った。そして、しばらく4人での活動になることについては、「目の前のことを精いっぱいやっていきたいと思います」と松島が帰ってくるまで、全力を尽くす覚悟を表明した。 その後、「カラクリだらけのテンダネス」を披露。途中から、ドラマで共演した遠藤憲一(57)が加わる特別バージョンで楽しませた。 ◆松島聡(まつしま・そう) 1997(平成9)年11月27日生まれ、静岡県出身。オーディションをへて11年2月、13歳のときにジャニーズ事務所に入所。同年9月に「Sexy Zone」の結成が発表され、メンバーの一員として11月にシングル「Sexy Zone」でCDデビュー。メンバーカラーは緑。趣味はスノーボードと料理。 ◆パニック障害 突然激しい動悸(どうき)や発汗、息苦しさ、強い不安感に襲われる脳の病気。「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の三大症状があり、100人に2~3人が発症するといわれる。「パニック発作」は長くても1時間くらいで収まるが、繰り返すうちに恐怖感が生まれ「予期不安」に。大勢の人が集まる場所などを避ける「広場恐怖」につながる。悪化すると、うつ病を併発することもある。治療には抗うつ薬などが使われる。
|